00201/トーマス・M・ディッシュ 人類皆殺し
【初版】 76/08/15

【タイトル】人類皆殺し / The Genocides
【著者】トーマス・M・ディッシュ / Thomas M. Disch
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】1965年
【内容】町、農場、砂漠、ジャングル……あますと
    ころなく地球は一面、緑のカーペットにお
    おわれた。宇宙からの目に見えぬ播種者が
    まいた無数の微細な胞子は、いま高さ六百
    フィートの大木に成長しつつあったのだ。
    名づけようもない《植物》は草木を絶滅に
    おいやり、人類から土地を剥奪し、ついに
    は人の生命を脅かし、加速的に繁殖する!
    世界は崩壊して、文明は滅び去った……。
    広大無辺な宇宙に人類の卑小さを冷徹な目
    で見つめるディッシュが、従来の妥協的な
    パターンをまったく捨て去り、一片の救い
    も光明も残さぬかつてない破滅テーマSF
    へ、迫真の筆をふるった野心長篇!
    〔初刷カバー裏解説より〕



00202/ リンジイ・ガターリッジ カナダ森林作戦
【初版】 76/08/15

◎ミクロ・スパイ:2
【タイトル】カナダ森林作戦 / Killer Pine
【著者】リンジイ・ガターリッジ / Lindsay Gutteridge
【訳者】村上博基 / Hiroki Murakami
【初出】1973年
【内容】後継者の養成にあたっていたミクロ人間のパ
    イオニア−ディルクは,「カナダの森林,奇
    病で死に瀕す!」との情報を受けるや,本来
    の諜報員として急きょカナダへ飛びたった。
    ミクロ人間にとってはエヴェレストほどの高
    さもある枯れた松の幹を,ディルク,黒人娘
    のハイアシンス,そして生態学者バットの三
    人は,一歩一歩登りつめていく。シロアリや
    毛虫,鴉の襲撃を避けつつ,やっとたどりつ
    いた木の頂きでかれらが見たものは……?
    近代的医療器械を備え,ミクロ技術を使う社
    会……なにやら大がかりな秘密プロジェクト
    のにおいがする。異色のシリーズ第二弾!
    〔初刷巻頭解説より〕



00203/スタニスワフ・レム 宇宙創世記ロボットの旅
【初版】 76/08/31

【タイトル】宇宙創世記ロボットの旅 / Cyberiada
【著者】スタニスワフ・レム / Stanislaw Lem
【訳者】吉上昭三・村手義治 / Shyozo Yoshigami and Yoshiharu Murate
【初出】1967年
【内容】今は昔、宇宙にはまださしたる乱れもなく
    星はみな満天に整然と並んで、上下左右い
    ずれの方向にもたやすく数えることができ
    たころ、宇宙の空間には、星雲から舞い立
    つほこりや泥土や塵芥の影ひとつ見られな
    かった――そんなよき時代に、『無窮全能
    資格』優等免状をもった二人のロボット宙
    道士が、はるかな国のさまざまな種族に、
    温かい助言とささやかな援助の手をさしの
    べんと、流れる銀河に宇宙船を浮かべ、い
    さんで旅にでたのだが……。ポーランドS
    F界の巨匠スタニスワフ・レムが、現代文
    明への痛烈な批判を、シニカルな笑いのう
    ちに詩的な文体で謳いあげた珠玉の名篇!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010203-1
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】哲人『広袤大師』の罠 ―第一の旅―
      / Wysprawa Pierwsza, Czyli Pulapka Gargancjana
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】詩人『白楽電』の絶唱 ―番外の旅―
      / Wysprawa Pierwsza, Czyli Elektrybalt Trurla
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】獣王『残忍帝』の誘惑 ―第二の旅―
      / Wysprawa Druga, Czyli Oferta Krola Okrucyusza
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】竜の存在確率論 ―第三の旅―
      / Wysprawa Trzecica, Czyli Smoki Prawdopodobienstwa
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】汎極王子の恋路 ―第四の旅―
      / Wysprawa Trzecica, Czyli O Tym Trurl Kobietron Zastosowal,
       Krolewicza Pantarktyka Od Mak Milosnych Chcac Zbawic,
       Ijak Potem Do Uzycia Dzieciomoiotu Przyszlo
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】舞踊王の戯れ ―第五の旅―
      / Wysprawa Piata, Czyli O Figlach Krola Baleryona
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】コンサルタント・トルルの腕前 ―番外の旅―
      / Wysprawa Piata A, Czyli Konsultacja Trurla
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】盗賊『馬面』氏の高望み ―第六の旅―
      / Wysprawa Szosta, Czyli Jak Trurla I Klapaucjusz Demona
       Drugiego Rozadaju Stworzyli, Aby Zbojce Gebona Pokonac
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】トルルの完全犯罪 ―第七の旅―
      / Wysprawa Siodma, Czyli O Tym, Jak Wlasna Doskonalosc Trurla
       Do Zlego Przywiodla



00204/ ローダン 姿なき攻撃
【初版】 76/09/15

◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :29
 ○アルコン帝国
【タイトル】姿なき攻撃
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年
【内容】地球は滅亡し,ローダンは行方不明――とい
    うこれまでの偽装も,タラモンがローダンの
    存在を見とどけるや,終わりとなった。アル
    コン摂政がすぐさまコンタクトをつけてきた
    のである! 摂政は奇怪な事件を告げ,早急
    なローダンの救援を必要としていた。おりし
    も会談中のローダンに,部下から緊急連絡!
    自在に姿を見えなくしてしまう宇宙船を探知
    したというのだ。この報告は,摂政の怖れる
    新たな敵と不気味に符号する……。急遽,偵
    察に乗り出したローダンは,惑星の昼の側に
    異様な無人の町を見たのだ! はたして姿な
    き敵はどこに潜むのか? また町の人々は?
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010204-X
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】暗殺者たち / DIE ATTENTAETER
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】姿なき攻撃 / ATTACKE AUS DEM UNSICHTBAREN
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton



00205/ クリフォード・D・シマック 都市
【初版】 76/09/15

【タイトル】都市 / City
【著者】クリフォード・D・シマック / Clifford D. Simak
【初出】1952年
【内容】機械文明の超高度な発達の結果は、皮肉に
    も人類に広場恐怖症を蔓延させた。やがて
    人々は都市を離れ、次第に郊外へと、宇宙
    へと、そして異世界へと旅立っていった。
    都市はいつしか廃墟となり、幾世紀を重ね
    る間に人類の存在さえ一つの神話と化して
    厖大な時の流れのなかに見失われてしまっ
    た。いまや地球の支配は、かつて人間によ
    って開発され、優秀な頭脳を持つに到った
    犬族へと移っていた。かれらはわずかに残
    る古代の文献の整理、校訂することで、幻
    の人類伝説の再構成を試みたのだが……。
    1953年度国際幻想文学賞の受賞に輝く、シ
    マックの古典的名作ついに登場!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1953年:国際幻想文学賞
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門35位
【ISBN】4-15-010205-8
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】都市 / City
【訳者】林克己 / Katsumi Hayashi
【初出】1944年
【BEST】・別冊奇想天外77年4月号『SF再入門全集』発表:7位
    ・SF宝石79年8月創刊号発表:10位
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】密集地 / Huddling Place
【訳者】林克己 / Katsumi Hayashi
【初出】1944年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】人口調査 / Census
【訳者】林克己 / Katsumi Hayashi
【初出】1944年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】逃亡者 / Desertion
【訳者】福島正実 / Masami Fukushima
【初出】1944年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】パラダイス / Paradise
【訳者】福島正実 / Masami Fukushima
【初出】1946年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】道楽 / Hobbies
【訳者】福島正実 / Masami Fukushima
【初出】1946年
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】イソップ / Aesop
【訳者】三田村裕
【初出】1947年
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】簡単な方法 / Simple Way
【訳者】三田村裕



00206/ A・バートラム・チャンドラー 傷ついた栄光
【初版】 76/09/30

◎銀河辺境 / Rim Worlds :7
【タイトル】傷ついた栄光 / The Big Black Mark
【著者】A・バートラム・チャンドラー / A. Bertram Chandler
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】1975年
【内容】本来ならばもっとしあわせな気分を満喫して
    いいはずなのに! リンディスファーン基地
    に帰投したグライムズは少佐から中佐へ進級
    するとともに、一段と大型の宇宙艦に任命さ
    れた。ところがその艦たるや監察宇宙軍に見
    捨てられたも同様の老朽艦。さらに永久に乗
    り組まされたままではないかと思われるその
    乗組員たるや宇宙軍きっての札つきばかり!
    例によって〈失われた植民地〉探索へと旅立
    ったラッキー・グライムズを待ち受けていた
    のは、怖れていた通りアン・ラッキーな出来
    事の連続だった! 任官以来順風満帆、とん
    とん拍子の昇進もついにここでピリオドか?
    〔初刷巻頭解説より〕



00207/ロバート・A・ハインライン 月は無慈悲な夜の女王
【初版】 76/10/15

【タイトル】月は無慈悲な夜の女王 / The Moon Is a Harsh Mistress
【著者】ロバート・A・ハインライン / Robert A. Heinlein
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1966年
    If誌1965年12月号〜1966年4月号
【内容】時に西暦2076年7月4日、圧制に苦しむ月
    世界植民地は、地球政府に対し独立を宣言
    した! 流刑地として、また資源豊かな植
    民地として、地球に巨大な富をもたらして
    いた月世界。だが、月が人間にとって過酷
    な土地であることに変りはなかった。横暴
    を極める行政府の圧制に対し、革命のため
    の細胞を組織化し、独立運動の気運を盛り
    上げていったのは、コンピュータ技術者マ
    ニーと、自意識を持つ巨大なコンピュータ
    〈マイク〉。だが、かれら月世界人は一隻
    の宇宙船も、一発のミサイルも保有しては
    いなかったのだ! 1968年度ヒューゴー賞
    受賞の栄誉に輝くハインラインの問題作!
    〔2刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1967年度:ヒューゴー賞Novel部門
【BEST】・ローカス1987年8月号発表:4位
    ・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門12位
    ・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門16位
【ISBN】4-15-010207-4



00208/マイクル・クライトン アンドロメダ病原体
【初版】 76/10/15

【タイトル】アンドロメダ病原体 / The Andromeda Strain
【著者】マイクル・クライトン / Michael Crichton
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1969年
【内容】人工衛星のカプセルは、アリゾナ州ピード
    モント北20キロの地点に着地した。そして
    人口48の田舎町ピードモントは壊滅した。
    カプセル回収班が目にしたものは、ハゲタ
    カの群れと住民たちの死体。やがて、報告
    中の回収班の声も、ぷっつりと途絶えた。
    ただちに発動されるワイルド・ファイア作
    戦――地球外病原菌の侵入に対し、最高の
    頭脳とコンピュータ群が投入されたのだ!
    本書は、最新鋭の科学知識を駆使しつつ、
    あくまでもリアルな恐怖を描ききる恐怖小
    説であると同時にプロジェクト・チーム、
    コンピュータ等、現代ビジネスのあり方に
    も重大な示唆を与える価値ある書である。
    〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・第2回(1971年):星雲賞海外長篇部門
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門67位
【映像】・1971年/米(ユニヴァーサル)
     ロバート・ワイズ監督『アンドロメダ・・・ / The Andromeda Strain』
【ISBN】4-15-010208-2



00209/ジョン・ブラナー 次元侵略者
【初版】 76/10/15

【タイトル】次元侵略者 / Meeting at Infinity
【著者】ジョン・ブラナー / John Brunner
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】1961年
【内容】〈市場〉と呼ばれる一千階の巨大な塔は,次
    元をへだてる数十万の世界の交点だった。か
    つて,こうした世界のひとつから〈白死病〉
    がもたらされ,全地球を恐怖のどん底に叩き
    込んだ。そして今,新たな災厄の時が迫りつ
    つあった! 〈市場〉をめぐる錯綜した人間
    模様,入り乱れる豪商たちの利害――異次元
    世界との交易権を持つ豪商のひとりライケン
    は,なにやら不穏な動きを画策,またかれの
    もとへは殺人者ネバダが,こうしたアラベス
    クを縫って出現するのは,ネバダの瀕死の妻
    の生霊……。鬼才ジョン・ブラナーが息づま
    るサスペンスで超未来に展開する次元戦争!
    〔初刷巻頭解説より〕



00210/ローダン アトランティス要塞
【初版】 76/10/15

◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :30
 ○アルコン帝国
【タイトル】アトランティス要塞
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年;1968年
【内容】人間が消え,宇宙艦が消え,町はゴーストタ
    ウンとなり果てていく――じりじりと詰め寄
    る姿なき敵の攻撃に,さすがのローダンも色
    を失くした。見えぬ敵とあっては打つ手もな
    い。ところがある日,ついに敵は手がかりを
    残したのだ! それは構造変化したプラステ
    ィック片。明らかに異常時間の変化が認めら
    れる。敵の正体を明かさんものとはやるロー
    ダンたちの前に,このとき意外な協力者が!
    それは捕われの身,否,今はローダンの友人
    となったアトランであった。長い眠りからさ
    めたこの異星人は,アルコンの昔にすでにこ
    の姿なき敵と対決していたというのだが!?
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010210-4
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】無からの帰還 / RUECKKEHR AUS DEM NICHTS
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アトランティス要塞 / FESTUNG ATLANTIS
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer



00211/ リイ・ブラケット リアノンの魔剣
【初版】 76/10/15

【タイトル】リアノンの魔剣 / THE SWORD OF RHIANNON
【著者】リイ・ブラケット / Leigh Brackett
【訳者】那岐大
【初出】1953年(雑誌1949年)
【内容】荒涼とした火星の廃墟に,なかば埋没した失
    われしリアノンの墳墓を偶然発見したマシュ
    ー・カース。だが,その墓に眠るリアノンこ
    そ,かつて邪悪な心をもつ下等生物にその知
    識を授けた罪を問われ、同胞であるキル一族
    ――時空を司る神々によって、永遠にその暗
    黒の牢獄に幽閉された呪われし堕天使だった
    のだ! 墓に閉じ込められたリアノンの怨念
    に捕えられ,もだえ泡立つ虚無の闇のなかを
    はるかな過去へ,太古の火星へと連れ去られ
    たマシュー・カースを待っていたものは,緑
    なす丘陵と乳白色の大海原,そして人類と半
    人類との権謀術数渦巻く戦乱の大地だった!
    〔初刷巻頭解説より〕



00212/ リン・カーター 緑の星の招くとき
【初版】 76/10/31

◎緑の太陽 / Green Star:2
【タイトル】緑の星の招くとき / When the Green Star Calls
【著者】リン・カーター / Lin Carter
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】1973年
【内容】真珠色の霧につつまれた天蓋を思わせる空,
    そのなかで輝くエメラルドの太陽――霊体と
    なってはるかな時空を飛び,伝説の英雄コー
    ンの肉体を借りてよみがえった男は,運命の
    女神の無慈悲な気まぐれにより,いままた地
    球の,不具である自分の肉体に幽閉されてい
    た。だが,緑の太陽のもとでの恋と冒険の日
    日が忘られぬかれは,ふたたび自己の肉体よ
    り精神を解き放ち,暗黒の虚空を越えて緑の
    星のもとへと旅立ったのだが……。愛する美
    姫ニアムーと巡り合えぬまま,失われた古代
    科学の秘密が眠る死都を彷徨するかれを待ち
    うけていたのは不老不死の有翼人だった!
    〔初刷巻頭解説より〕



00213/フレドリック・ブラウン 火星人ゴーホーム
【初版】 76/11/15

【タイトル】火星人ゴーホーム / Martians, Go Home
【著者】フレドリック・ブラウン / Fredric Brown
【訳者】稲葉明雄 / Akio Inaba
【初出】1955年(雑誌1954年)
【内容】カリフォルニア州の砂漠の中の一軒家で、
    SF小説の原稿に苦吟していた小説家ルー
    ク・デヴァルウは、世にも不思議な体験を
    した。奇妙な緑色の小人が彼を訪ねてきた
    のである。「やあ、マック」と小人はなれ
    なれしく彼に話しかけた。「ここは地球だ
    ろ?」驚いて口もきけない彼に、小人はお
    りから夜空にのぼっていた月を指さした。
    「月が一つしかないもんな。ぼくんとこに
    は二つある」太陽系内で月を二つもってい
    る惑星といえば、ただ一つに限られてしま
    う。するとこの小人は……火星人なのだ!
    痛烈な諷刺と軽妙なユーモアをもって描く
    奇才ブラウンの古典的名作ついに登場!
    〔5刷カバー裏解説より〕
【BEST】・別冊奇想天外1977年4月号『SF再入門全集』発表:10位
    ・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門23位
【映像】・1989年/米
     デイヴィッド・オデル監督『火星人ゴーホーム! / Martians Go Home』
【ISBN】4-15-010213-9



00214/ エドマンド・クーパー アンドロイド
【初版】 76/11/15

【タイトル】アンドロイド / Deadly Image
    ・異なる題名"The Uncertain Midnight"
【著者】エドマンド・クーパー / Edmund Cooper
【訳者】小笠原豊樹 / Toyoki Ogasawara
【初出】1958年
【内容】水爆戦争に備える政府の冷凍計画に従事し
    ていたマーカムは、ふとした事故から冷凍
    状態のまま 150年の時を眠っていた。やが
    て意識を回復した彼の見たのは、妻にそっ
    くりの超高度ロボット――アンドロイドの
    マリオンAだった。政治にいたるまでの一
    切の仕事が忠実なこれらのアンドロイドに
    委ねられている22世紀にあって、マリオン
    Aはマーカムに人間的感情を教えられる。
    だが、それがいつかマーカムへの恋心とな
    ったとき、アンドロイド万能の社会に反旗
    を翻す彼の前で、みずから彼女が選んだの
    はもっとも人間的行為――自殺だった。不
    朽のアンドロイド女性を生んだ名作登場!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010214-7



00215/ ロジャー・ゼラズニイ 伝道の書に捧げる薔薇
【初版】 76/11/15

【タイトル】伝道の書に捧げる薔薇 / The Doors of His Face, The Lamps of His Mouth
【著者】ロジャー・ゼラズニイ / Roger Zelazny
【初出】1971年
【内容】草木も育たぬ荒涼たる大地に刻み込まれた
    火星人の歴史と伝承――地球人としてはじ
    めて、その神秘の扉を押し開くことに成功
    した若き詩人と、美しい火星の舞姫とのあ
    いだにめばえた悲しくも美しい愛の詩『伝
    導の書に捧げる薔薇』、金星の大海原に潜
    む巨大魚竜イッキーとの死闘を、詩的で、
    また同時にスランギーでもある若々しい文
    体をもちいて描き上げ、1965年度ネビュラ
    賞を受賞した『その顔はあまたの扉、その
    口はあまたの灯』など、アメリカSF界の
    未来を担う大型作家ゼラズニイが、華々し
    く活躍を演じた60年代後半の代表作15篇を
    収録したヴァラエティに富む珠玉の短篇集
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010215-5
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】その顔はあまたの扉、その口はあまたの灯
      / The Doors of His Face, The Lamps of His Mouth
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】F&SF誌1965年3月号
【受賞】・65年度:ネビュラ賞Novellette部門
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】十二月の鍵 / The Keys to December
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】ニュー・ワールズ誌1966年8月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】悪魔の車 / Devil Car
【訳者】峯岸久 / Hisashi Minegishi
【初出】ギャラクシイ誌1965年6月号
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】伝道の書に捧げる薔薇 / A Rose for Ecclesiastes
【訳者】峯岸久 / Hisashi Minegishi
【初出】F&SF誌1963年11月号
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外短篇部門31位
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】怪物と処女 / The Monsters and the Maiden
【訳者】峯岸久 / Hisashi Minegishi
【初出】ギャラクシイ誌1964年12月号
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】収集熱 / Collector's Fever
【訳者】峯岸久 / Hisashi Minegishi
【初出】ギャラクシイ誌1964年6月号
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】この死すべき山 / This Mortal Mountain
【訳者】峯岸久 / Hisashi Minegishi
【初出】ワールド・オブ・イフ誌1967年3月号
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】このあらしの瞬間 / The Moment of the Storm
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】F&SF誌1966年6月号
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】超傲慢な国王たち / The Great Slow Kings
【訳者】峯岸久 / Hisashi Minegishi
【初出】ワールド・オブ・トゥモロウ誌1963年12月号
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】重要美術品 / A Museum Piece
【訳者】峯岸久 / Hisashi Minegishi
【初出】ファンタスティック誌1963年6月号
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】聖なる狂気 / Divine Madness
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】マガジン・オブ・ホラー誌1966年夏季号
12 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】コリーダ / Corrida
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】掲載誌不明1968年
13 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】愛は虚数 / Love Is an Imaginary Number
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】ニュー・ワールズ誌1966年1月号
14 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ファイリオを愛した男 / The Man Who Loved the Faioli
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】ギャラクシイ誌1967年6月号
15 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ルシファー / Lucifer
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】ワールド・オブ・トゥモロウ誌1964年6月号



00216/ 宇宙大作戦 暗闇の悪魔
【初版】 76/11/15

◎宇宙大作戦 / STAR TREK
 ○TV Novelizations
【タイトル】暗闇の悪魔 / Star Trek 4
【著者】ジェイムズ・ブリッシュ / James Blish
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1971年
【内容】宇宙連邦軍の誇る超大型航宙船〈エンタープ
    ライズ〉号は,カーク船長の指揮のもと,今
    日も冒険を追って宇宙狭しと飛びまわる。衛
    星サルペイドンでは恒星ベータ・ニオブの爆
    発を目前に人々はどこへ避難したのか……?
    エネルギー金属ペルジウムを採掘する惑星ジ
    ェイナスの坑道では何物かによって人間が次
    次と殺されている……。敵の航宙艦ひしめく
    ロムラン星域へカーク船長が敢えて不法侵入
    した真意は何か……? 宇宙の秩序を守るた
    め,船長への忠誠を固く誓うメンバーは,す
    ばらしいチームワークで危機を乗り越え宇宙
    の旅へと進む! 待望の宇宙大作戦第三弾!
    〔12刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010216-3
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ああ、過ぎさりし日よ / All Our Yesterdays
【原案】J・L・アロウスト / Jean Lisette Aroeste
【映像】・1969年3月14日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.78 第3シーズン)
      第78話「All Our Yesterdays」
    ・1973年2月9日,16日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第76話「タイムマシンの危機」
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】暗闇の悪魔 / The Devil in the Dark
【原案】ジーン・L・クーン / Gene L. Coon
【映像】・1967年3月9日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.26 第1シーズン)
      第25話「The Devil in the Dark」
    ・1969年9月21日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第20話「地底怪獣ホルタ」
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】バベルへの旅 / Journey to Babel
【原案】D・C・フォンタナ / D. C. Fontana
【映像】・1967年11月17日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.44 第2シーズン)
      第39話「Journey to Babel」
    ・1972年8月27日,9月10日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第39話「惑星オリオンの侵略」
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】実験動物園 / The Menagerie
【原案】ジーン・ロッデンベリイ / Gene Roddenberry
【受賞】・1967年度:ヒューゴー賞ドラマ部門
【映像】・米:TV版『STAR TREK』パイロット版「THE CAGE」(制作No.1)
       ※パイロット版のため放映されず
    ・1966年11月17日,24日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.16 第1シーズン)
      第11話「The Menagerie Part 1」
      第12話「The Menagerie Part 2」
    ・1969年12月14日,21日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第25話「タロス星の幻怪人(前編)」
      第26話「タロス星の幻怪人(後編)」
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】エンタープライズ号事件 / The Enterprise Incident
【原案】D・C・フォンタナ / D. C. Fontana
【映像】・1968年9月27日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.59 第3シーズン)
      第57話「The Enterprise Incident」
    ・1973年6月2日,9日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第58話「透明宇宙船」
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】行動の一端 / A Piece of the Action
【原案】ダビッド・P・ハーマン&ジーン・L・クーン
      / David P. Harmon and Gene L. Coon
【映像】・1968年1月12日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.49 第2シーズン)
      第46話「A Piece of the Action」
    ・1973年1月27日,2月3日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第49話「宇宙犯罪シンジケート」



00217/ ロバート・A・ハインライン 人形つかい
【初版】 76/12/15

【タイトル】人形つかい / The Puppet Masters
【著者】ロバート・A・ハインライン / Robert A. Heinlein
【訳者】福島正実 / Masami Fukushima
【初出】1951年
    Galaxy誌1951年9〜11月号
【内容】休暇中にもかかわらず緊急連絡を受け、秘
    密捜査間サムは不承不承本部に出頭した。
    アイオワ州グリンネル近辺に国籍不明の未
    確認飛行物体が着陸、しかもすでに6名の
    捜査員が行方不明になっているという。事
    態を重視した局長は、サムと赤毛美人メア
    リをひきいてレジャー旅行中の一家になり
    すまし、みずから真相究明にのりだした。
    だが驚くべし、アイオワ州周辺はすでにナ
    メクジ状の寄生生物によって占領されてい
    たのだ! 人間を思いのままに操る能力を
    持つ恐るべき侵略者に対し、人類に勝目は
    あるのか? 巨匠が息もつかせぬサスペン
    スで描きだした侵略テーマSFの傑作!
    〔9刷カバー裏解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門67位
【映像】・1958年/米
     ブルーノ・ヴェ・ソタ監督『脳を喰う怪物 / The Brain Eaters』
    ・1994年/米
     スチュアート・オウム監督『ブレイン・スナッチャー 恐怖の洗脳生物
                   / Robert A. Heinlein's Puppet Master』
【ISBN】4-15-010217-1



00218/ジョン・ボイド エデンの授粉者
【初版】 76/12/15

【タイトル】エデンの授粉者 / The Pollinators of Eden
【著者】ジョン・ボイド / John Boyd
【訳者】巻正平 / Shohei Maki
【初出】1969年
【内容】惑星フローラ――花の惑星と呼ばれるその
    世界に旅立った女流科学者フリーダの恋人
    ポールは、ついに地球へは戻らなかった。
    その彼女のもとへ届けられたのは、雌雄異
    株の二鉢のチューリップと、一見何の変哲
    もないその花が、思考能力をもつという驚
    くべき事実を示唆した研究報告だった。こ
    の奇怪な植物の謎に挑むフリーダは、ある
    疑惑を抱く。歌い、口笛を吹き、人間とコ
    ミュニケイトするその花に、危険な媚態を
    感じたのだ。彼女の内で拡がるフローラへ
    の華麗な幻想……だが、それはいつしか花
    への奇妙な嫉妬に変じていった!? 彗星の
    如くSF界に出現した異才の放つ問題作。
    〔初刷カバー裏解説より〕



00219/ ローダン ロボット・スパイ
【初版】 76/12/15

◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :31
 ○アルコン帝国
【タイトル】ロボット・スパイ
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年
【内容】秘密工作員クルマンからの警報で,ローダン
    一行の乗る《ドルスス》は惑星スヴォーフォ
    ンへ着陸した。だが,クルマンはそんな信号
    を出した覚えすらないという。しかも,なぜ
    かかれはダックスフントに似た犬をつれてい
    た。奇妙なことはそれにとどまらない。艦内
    をその犬が遊びまわるようになってから,次
    次と妙な事件が続出するのだ! だが,ある
    日真相は明らかになった。艦内から発見され
    たのは,マイクロ送信機――なんとスパイが
    まぎれこんでいたとは! それも超高度のミ
    クロ技術に長ぞたスパイに違いない。そして
    乗員の嫌疑はクルマンに向けられるが……!
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010219-8
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ロボット・スパイ / DER ROBOT-SPION
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】青い小人たち / DIE BLAUEN ZWERGE
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr



00220/ジャック・ウ゛ァンス 竜を駆る種族
【初版】 76/12/15

【タイトル】竜を駆る種族 / The Dragon Masters
【著者】ジャック・ヴァンス / Jack Vance
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】ギャラクシイ誌1962年8月号
【内容】惑星エーリスに長い歳月が流れた。幸いの谷
    とバンベック平の勢力は,対立するカーコロ
    一族とバンベック一族の能力をそのままに反
    映して盛衰を重ねた。しかし辛うじて存続し
    た休戦状態も,二つの勢力の均衡が崩れるや
    今また戦乱の嵐が吹き荒れようとしていた。
    だがエーリスの民にとって脅威はそればかり
    ではない。ベイシックがまさに襲来せんとし
    ていたのだ。遊星コラリンの軌道の赴くまま
    に,もよりの世界をつぎつぎに襲い,略奪を
    おこなう恐るべき爬虫類――ベイシックが!
    豊かな描写力をもちいて異世界の文化を見事
    に描きあげヒューゴー賞受賞に輝く快心作!
    〔3刷巻頭解説より〕
【受賞】・1963年度:ヒューゴー賞ShortFiction部門
    ・第8回(1977年):星雲賞海外長篇部門
【ISBN】4-15-010220-1



00221/オラフ・ステープルドン オッド・ジョン
【初版】 77/01/15

【タイトル】オッド・ジョン / Odd John
【著者】オラフ・ステープルドン / Olaf Stapledon
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1935年
【内容】歩くことも這うこともできない発育不全の
    赤ん坊が、実は五歳だった。彼の名はオッ
    ド・ジョン……だが、その子供は高等幾何
    学を解し、一般相対性原理を論じる恐るべ
    き神童であり、テレパシー、催眠術などの
    さまざまな超能力をも持つミュータントだ
    ったのだ! 人間を劣等種族とみなす彼は
    愚かなる人類により呪詛、疎外されている
    〈超人類〉を結集し、新世界を建設すべく
    崇高かつ遠大な計画を胸に立ちあがった。
    ホモ・サピエンスにとって代る、新しい人
    類によってこの地球を引き継ぐために!
    宇宙的広がりの理想主義と、深遠な哲学的
    洞察を導入した、SFの古典的名作登場!
    〔初刷カバー裏解説より〕



00222/ フレドリック・ブラウン 発狂した宇宙
【初版】 77/01/15

【タイトル】発狂した宇宙 / What Mad Universe
【著者】フレドリック・ブラウン / Fredric Brown
【訳者】稲葉明雄 / Akio Inaba
【初出】1949年
    ・1948年にスタートリング・ストーリーズに発表されたものに手を加えたもの
【内容】第一次月ロケット計画は失敗に終った!
    不運にも墜落地点にいたSF雑誌〈サプラ
    イジング・ストーリーズ〉の編集者キース
    ・ウィントンの遺体は、粉微塵に吹き飛ば
    されたのか、ついに発見されなかった。と
    ころが、彼は生きていた――ただし、なん
    とも奇妙な世界に。そこでは通貨にクレジ
    ット紙幣が使われ、身の丈7フィートもあ
    る月人が街路を闊歩し、そのうえ地球は、
    アルクトゥールス星と熾烈な宇宙戦争を繰
    り広げていたのだ! 多元宇宙ものの古典
    的名作であると同時に、“SF”の徹底し
    たパロディとして、SFならでは味わえぬ
    痛快さと、奇想天外さに満ちた最高傑作!
    〔15刷カバー裏解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門45位
【ISBN】4-15-010222-8



00223/ジャック・ウィリアムスン 宇宙軍団
【初版】 77/01/31

【タイトル】宇宙軍団 / The Legion of Space
【著者】ジャック・ウィリアムスン / Jack Williamson
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】1947年(雑誌1934年)
【内容】太陽系の平和と秩序を守るガーディアン,そ
    れこそわが宇宙軍団! 選びぬかれ,鍛えぬ
    かれたかれら精鋭スペースマンこそ,太陽系
    文明の存続を担っていたのだ。だがいま,人
    類の住むすべての惑星が滅亡の不吉な影に怯
    えていた……。はるかな宇宙,バーナード遁
    走星雲から,恐るべき怪物メドウサが突如襲
    来したのだ。千フィートを越える球体宇宙船
    瞬時にしてなにものをも焼きつくさずにはお
    かぬ得体の知れぬ赤ガス――いまこそ,宇宙
    軍団の真価が問われるべき時だった! E・
    E・スミスの〈レンズマン・シリーズ〉に匹
    敵する,本格スペースオペラの古典的名作!
    〔初刷巻頭解説より〕



00224/ブライアン・W・オールディス 地球の長い午後
【初版】 77/01/31

【タイトル】地球の長い午後 / Hothouse
    ・初出時の題名"The Long Afternoon of Earth"
【著者】ブライアン・W・オールディス / Brian W. Aldiss
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】1962年
    F&SF誌1961年2月号
【内容】大地をおおいつくす巨木の世界は、永遠に
    太陽に片面を向けてめぐる、植物の王国と
    化した地球の姿だった! わがもの顔に跳
    梁する食肉植物ハネンボウ、トビエイ、ヒ
    カゲノワナ。人類はかつての威勢を失い、
    支配者たる植物のかげで細々と生きのびる
    存在に成り果てていた。彼らにとって人生
    は危険のゆりかご、また救済は虚空に張り
    渡された蜘蛛の巣を、植物蜘蛛に運ばれて
    月へ昇ること……しかし、滅びの運命に反
    逆したひとりの異端児の旅立ちは、やがて
    壮大なヴィジョンをあきらかにしていく。
    巨匠のめくるめくイマジナリイ・ワールド
    を誇示する1961年度ヒューゴー賞受賞作!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1962年度:ヒューゴー賞ShortFiction部門
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門21位
    ・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門8位
【ISBN】4-15-010224-4



00225/ アーサー・C・クラーク 海底牧場
【初版】 77/02/15

【タイトル】海底牧場 / The Deep Range
【著者】アーサー・C・クラーク / Arthur C. Clarke
【訳者】高橋泰邦 / Yasukuni Takahashi
【初出】1957年
【内容】2060年代、地球は急激な人口爆発による深
    刻な食料問題に悩んでいた。そして、その
    対策を地球的な規模で扱う世界食料機構の
    なかでも、栄養豊富な鯨を計画増殖させる
    牧鯨局の仕事はもっとも重大なものとされ
    ていた。不治の広所恐怖症にかかり、二度
    と宇宙へ戻れぬ身体となった元宇宙船航空
    士ウォールター・フランクリン――海底深
    く、おのが絶望の人生を送ろうと決意した
    彼にとって、牧鯨局巡察隊の深海勤務こそ
    第二の天職だった! 打ち続く悲運に翻弄
    されながらも、新しい人生を果敢に切り開
    いてゆく一人の男の半生を描く、巨匠アー
    サー・C・クラークの感動的な海洋SF!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010225-2



00226/ ジョン・W・キャンベルJr. 月は地獄だ!
【初版】 77/02/15

【タイトル】月は地獄だ! / The Moon is Hell!
【著者】ジョン・W・キャンベルJr. / John W. Campbell, Jr.
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1950年
【内容】40万キロの暗黒の淵を越えて、彼らはつい
    にここまで来た――ここ、灼熱と酷寒と、
    無気圧と真空の月世界へ! だが1年11ヵ
    月にわたる調査と探検を無事完了した隊員
    たちは絶望のどん底につき落された。地球
    から飛来した帰還ロケットが月面に激突、
    いまや帰還の望みは断たれた! そして彼
    らは次の帰還ロケットが到着するまで、さ
    らに2年の歳月を生き抜いていかねばなら
    ない! 食料、水、酸素、あらゆる補給物
    のない月面に取り残されて……。現代SF
    育ての親ジョン・W・キャンベルJr.が、正
    確な科学知識と人間性の知識の上に、あく
    までもリアルに描きあげた不朽の名作!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010226-0



00227/ ローダン 時の牢獄
【初版】 77/02/28

◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :32
 ○アルコン帝国
【タイトル】時の牢獄
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年
【内容】町を襲い全生命体を抹消する姿なき敵――い
    まや,全銀河系はかれらの異時間平面によっ
    て呑みこまれようとしていた。だが,交錯す
    る二つの次元の接触面に,敵の時間平面への
    入口を見つけたローダンは,レンズ=フィー
    ルド=ジェネレーターなる装置を開発して,
    適地へ侵入することを考えたのだ! 帰還の
    保証もない,危険なこの冒険は,ローダンに
    とって一つの賭だった。輝く光の窓がジェネ
    レーターから生じ,遠征隊は出発したが,そ
    の行く手には,異常に時の流れののろい世界
    が彼らを待っていたのだ。銀河系の運命をに
    なう,ローダンの異次元への挑戦はいかに?
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010227-9
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】マイクロ・エンジニア / DIE MIKRO-TECHNIKER
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】時の牢獄 / IM ZEIT-GEFAENGNIS
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton



00228/ ポール・アンダースン タイム・パトロール
【初版】 77/02/28

【タイトル】タイム・パトロール / Guardians of Time
【著者】ポール・アンダースン / Poul Anderson
【初出】1960年
【内容】西暦 19352年、瞬間移動の研究に関連して
    ついに時間航行の方法が発見された。だが
    この時間航法こそ、人類にとって利益と害
    悪との両方をもたらす両刃の剣であった。
    たしかに、過去を知り未来を知ることが可
    能になったことで、人類は飛躍的な発展を
    とげた。だがその一方で、過去に干渉して
    未来を変えようとする、いわゆる時間犯罪
    が多発したのだ! かくて時間管理局――
    タイム・パトロールが設立された。時の航
    路を監視し、歴史を正しい軌道に保つため
    に……。アメリカSF界隋一の才人ポール
    ・アンダースンが、豊かな想像力と華麗な
    筆致で描く時間テーマSFの古典的名作!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010228-7
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】タイム・パトロール / Time Patrol
【訳者】稲葉明雄 / Akio Inaba
【初出】F&SF誌1955年5月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】王者たるの勇気 / Brave to Be a King
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】F&SF誌1959年8月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】邪悪なゲーム / The Only Game in Town
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】F&SF誌1960年1月号
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】滅ぼさるべきもの / Delenda Eat
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】F&SF誌1955年12月号



00229/ フィリップ・K・ディック アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
【初版】 77/03/15

【タイトル】アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
      / Do Androids Dream of Electric Sheep?
【著者】フィリップ・K・ディック / Philip K. Dick
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1968年
【内容】核戦争後の廃墟と化した地球では、一握り
    の残留者が危うく絶滅をまぬがれた動物を
    飼育することにわずかな慰めを見いだしつ
    つ、過酷な生活を送っていた。しかしそん
    な地球でさえ、植民惑星で奴隷として酷使
    されているアンドロイドにとっては天国に
    も思えたのだ! 自由を求めた、植民惑星
    から脱出した8人のアンドロイドたち――
    だが彼らを待ちうけていたのは、逃亡アン
    ドロイドの首にかかった賞金をねらうバウ
    ンティ・ハンターの執拗な追跡であった!
    現代アメリカSFの旗手ディックが、斬新
    な着想と華麗な筆致をもちいて見事に描き
    あげた、めくるめく白昼夢の世界!
    〔3刷カバー裏解説より〕
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門9位
    ・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門12位
【映像】・1982年/米(ワーナー/ラッド/ブレードランナー・パートナーシップ)
     リドリイ・スコット監督『ブレードランナー / Blade Runner』
【コメント】・本書は、映画公開にあたり『ブレードランナー』のタイトルでも出版された
【ISBN】4-15-010229-5



00230/ロバート・A・ハインライン 宇宙の戦士
【初版】 79/09/15

【タイトル】宇宙の戦士 / Starship Troopers
【著者】ロバート・A・ハインライン / Robert A. Heinlein
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1959年
    F&SF誌1959年10月号,11月号
【内容】単身戦車部隊を撃破する破壊力を秘め,敵惑
    星の心臓部を急襲する恐るべき宇宙の戦士,
    機動歩兵。少年らしいあこがれから軍隊に志
    願したジョニーが配属されたのは,この宇宙
    最強の兵科だった。しかし,かれが一人前の
    戦士となるには多くの試練に耐えねばならな
    い。ひとりの少年を戦闘マシーンに変えてい
    く地獄の訓練の日々,いく度か除隊すら考え
    るジョニー。だが,そのかれもやがて,異星
    人のまっただ中へ殴り込み降下をかける鋼鉄
    の男に成長したのだった! 大胆な暴力肯定
    的内容で騒然たる議論を呼んだ,ヒューゴー
    賞受賞に輝く巨匠ハインラインの問題長篇!
    〔11刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1960年度:ヒューゴー賞Novel部門
【映像】・1988年/日
     『宇宙の戦士 / Starship Troopers』
    ・1997年/米
     ポール・ヴァーホーヴェン監督
     『スターシップ・トゥルーパーズ / Starship Troopers』
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門22位
    ・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門67位
【ISBN】4-15-010230-9



00231/ローダン 時空大脱出!
【初版】 77/03/31

◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :33
 ○アルコン帝国
【タイトル】時空大脱出!
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年
【内容】異時間平面へ侵入したまま遠征隊は脱出不可
    能となった。かれらの帰りを今や遅しと待ち
    受けるローダンも,その生還をほぼ絶望視し
    かけていた。と,電子物理学者からの報告。
    遠征隊を送りこみ,二つの異平面の移動を可
    能にしたLFG装置の欠陥が明らかになった
    のだ。すぐさまあらたなジェネレーターの製
    造が急がれ,しかも今度は船ごと移行できる
    ように改良された。二つの次元の接触面をな
    す光の窓から,ついにローダンみずから未知
    の次元へ乗りこんでゆく。遠征隊の救出は成
    るか? いぜん謎に包まれている,姿なき敵
    “ドルーフ”の本当の正体はあばかれるか?
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010231-7
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】時空大脱出! / EIN HAUCH EWIGKEIT
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】流刑囚の看守 / WAECHTER DER VERBANNTEN
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr



00232/クリフォード・D・シマック 小鬼の居留地
【初版】 77/03/31

【タイトル】小鬼の居留地 / The Goblin Reservation
【著者】クリフォード・D・シマック / Clifford D. Simak
【訳者】足立楓 / Kaede Adachi
【初出】1968年
【内容】信じられない,とマックスウェルは思った。
    自分が二人いて,しかもそのうちの片方はす
    でに死んでいるなんて! 考えてみればなに
    もかも奇妙なことばかりだった。起こるはず
    のない物質転送機の故障,そしてあの透明な
    星の幽霊のような住民たち,そのうえこんど
    は,自分自身の殺人事件にまきこまれようと
    は! かつての迷信的存在――小鬼,いたず
    ら小人,仙女たちが現実に生きるこの世界で
    さえ,死んだはずの男が歩きまわるというの
    は,やはり異常というほかはなかった……。
    巨匠シマックが,ユーモアと幻想味溢れる牧
    歌的作風で描くギャラクシイ賞受賞の傑作。
    〔初刷巻頭解説より〕
【受賞】・ギャラクシイ賞
【ISBN】4-15-010232-5



00233/トーマス・M・ディッシュ プリズナー
【初版】 77/03/31

【タイトル】プリズナー / The Prisoner
【著者】トーマス・M・ディッシュ / Thomas M. Disch
【訳者】永井淳 / Jun Nagai
【初出】1969年
【内容】引退した元情報部員の目覚めたその村には
    名前がなかった。そればかりか、村人たち
    はひとり残らず番号で呼ばれている。本屋
    の主人は98号、清掃夫は 189号、ウェイト
    レスは 127号、そして彼自身はなんと6号
    にされていた! なぜこんな村に彼はいる
    のか? この村の正体は、またその目的は
    なにか……? 渦まく疑惑の中で必死の逃
    亡をはかる彼――6号。しかし、その努力
    は錯綜する虚実の迷路にむなしく消え、つ
    いには彼自身さえ村の重要人物になってし
    まうのだった! 異色のテレビ映画『プリ
    ズナーbU』に材をとり、鬼才ディッシュ
    が悪夢的な世界をサスペンスフルに描く。
    〔2刷カバー裏解説より〕



00234/A・E・ウ゛ァン・ウ゛ォクト スラン
【初版】 77/04/15

【タイトル】スラン / Slan
【著者】A・E・ヴァン・ヴォクト / A. E. van Vogt
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1946年
    ASF誌1940年9月号〜12月号
【内容】スランだ! 殺せ! 一瞬にして街路は阿
    鼻叫喚の坩堝と化した。敵意に満ちた人々
    の執拗な追跡のなかを、まだあどけない顔
    立ちの少年は逃げる。黒髪にまじる一房の
    金色の巻き毛を風になびかせながら。追い
    かけてくるのは死、待ちうけるのは恐怖!
    だがその幼い少年こそ、秘密の鍵――並み
    はずれた知能と能力を持つがゆえに虐げら
    れ、迫害される新人類スランの未来を開く
    鍵を握るただ一人の人間だった! 壮大な
    スケールと錯綜するプロット、迫力ある筆
    致によって濃密なSFムードを醸しだす達
    人――ヴァン・ヴォクトがみごとに描きだ
    したミュータント・テーマの不滅の名作!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門67位
【ISBN】4-15-010234-1



00235/ アーサー・C・クラーク 渇きの海
【初版】 77/04/15

【タイトル】渇きの海 / A Fall of Moondust
【著者】アーサー・C・クラーク / Arthur C. Clarke
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】1961年
【内容】降り積もる微細な塵は、膨大な時の果てに
    いつしか広大な海をなし、月世界にただ一
    隻の船を浮かべる。風も波もない塵の海原
    を、22人の男女を乗せて進む観光船セレー
    ネ号。だが、彼らの夢想だにしなかった危
    機が、刻一刻と迫りつつあった。突然の地
    殻変動、渦まく塵の海、そしてセレーネ号
    は、〈渇きの海〉へ姿を没したのだった!
    必死の救助活動がつづけられるものの、そ
    の任にあたることができるのは、二人乗り
    のダスト・スキーのみ。はたして、この絶
    体絶命の危地を切り抜けることは可能か?
    精密な論理によって構築された世界に、息
    づまる人間ドラマを展開する不朽の名作。
    〔9刷カバー裏解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門55位
【ISBN】4-15-010235-X



00236/ ニール・R・ジョーンズ 双子惑星恐怖の遠心宇宙船
【初版】 77/04/30

◎ジェイムスン教授 / PROFESSOR JAMESON:4
【タイトル】双子惑星恐怖の遠心宇宙船 / Twin Worlds
【著者】ニール・R・ジョーンズ / Neil R. Jones
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】1967年
【内容】おなじみ21MM−392 ことジェイムスン教授
    とゾル人の一行は,大宇宙の驚異を求め,星
    系から星系へと果てしない探険の旅をつづけ
    ていた。次々に出くわす奇想天外な冒険の数
    数,さて今回は――政敵の奸計によって陥れ
    られ,流刑にされた元政府主席の身の上に同
    情した機械人一行は,遠心力によって惑星間
    を移動する飛翔船にのり,彼の無実を証明す
    るために飛びたったのだが……「双子惑星恐
    怖の遠心宇宙船の巻」,巨大な岩板の形をし
    た奇妙な惑星を調査中,光り輝く奇怪な食肉
    生物の群に襲われた教授たち一行の運命やい
    かに!? 「箱型惑星光球生物の怪の巻」など
    痛快スペースオペラの決定版シリーズ第四巻
    〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】双子惑星恐怖の遠心宇宙船の巻 / Twin Worlds
【初出】アメージング・ストーリーズ誌1937年4月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】箱型惑星光球生物の怪の巻 / On the Planet Fragment
【初出】アメージング・ストーリーズ誌1937年10月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】音楽怪人はギャンブルが大好きの巻 / The Music Monsters
【初出】アメージング・ストーリーズ誌1938年4月号



00237/スタニスワフ・レム ソラリスの陽のもとに
【初版】 77/04/30

【タイトル】ソラリスの陽のもとに / Solaris
【著者】スタニスワフ・レム / Stanislaw Lem
【訳者】飯田規和 / Kiwa Iida
【初出】1961年
【内容】すみれ色の靄におおわれ、ものうげにたゆ
    たう惑星ソラリスの海。だが、一見何の変
    哲もなく見える海も、その内部では、一種
    の数学的会話が交され、自らの複雑な軌道
    を自己修正する能力さえ持つ、驚くべき高
    等生命だった! しかしその知性は、人類
    のそれとはあまりにも異質であった。いか
    なる理論をも、いかなる仮説をも受けいれ
    ず、常にその形を変え、人類を嘲笑するか
    のようにつぎつぎと新たなる謎を提出する
    怪物――生きている〈海〉。人類と思考す
    る〈海〉との奇妙な交渉を通して、人間の
    認識の限界を探り、大宇宙における超知性
    の問題に肉薄する傑作! 完訳決定版!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【BEST】・別冊奇想天外1977年4月号『SF再入門全集』発表:3位
    ・SF宝石1979年8月創刊号発表:3位
    ・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門10位
    ・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門3位
【映像】・1972年/ソ(モスフィルム)
     アンドレイ・タルコフスキー監督『惑星ソラリス / Solaris』
【ISBN】4-15-010237-6



00238/宇宙大作戦 見えざる破壊者
【初版】 77/04/30

◎宇宙大作戦 / STAR TREK
 ○TV Novelizations
【タイトル】見えざる破壊者 / Star Trek 1
【著者】ジェイムズ・ブリッシュ / James Blish
【訳者】中上守 / Mamoru Nakagami
【初出】1967年
【内容】追放された荒武者たちが植民した星――それ
    がロムルス=レムス星系だった。今は中立空
    域となり厳しい監視の下にあったが,かつて
    は通行船さえ見ると,原始的な円筒船を繰り
    出して襲撃をかける復讐の鬼だった。その中
    立空域から,50年目にして突如の警報! 観
    測衛星の包囲を破って奇襲してきたのは,何
    と昔のオンボロ船の面影などみじんもない最
    新型のロムルス船だったのだ! 宇宙連邦軍
    誇る最新兵器装備のエンタープライズ号は,
    人類の知恵と勇気を知らしめんと応戦に出た
    が,突如敵船はその行手で姿を消した! 想
    像を絶する冒険七篇を収める人気シリーズ!
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010238-4
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】チャーリイの法則 / Charlie's Law
【原案】D・C・フォンタナ / D. C. Fontana
【映像】・1966年9月15日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.8 第1シーズン)
      第2話「Charlie X」
    ・1969年6月22日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第8話「セイサス星から来た少年」
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】精神の剣 / Dagger of the Mind
【原案】Shimon Wincelberg
【映像】・1966年11月3日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.11 第1シーズン)
      第9話「Dagger of the Mind」
    ・1969年8月31日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第17話「悪魔島から来た狂人」
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】実体のないマッコイ / Man Trap
【原案】George Clayton Johnson
【映像】・1966年9月8日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.6 第1シーズン)
      第1話「The Man Trap」
    ・1969年5月11日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      弟3話「惑星M113の吸血獣」
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】見えざる破壊者 / Balance of Terror
【原案】Paul Schneider
【映像】・1966年12月15日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.9 第1シーズン)
      第14話「Balance of Terror」
    ・1969年6月8日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第6話「宇宙基地SOS」
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】はだかの時間 / The Naked Time
【原案】John D. F. Black
【映像】・1966年9月29日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.7 第1シーズン)
      第4話「The Naked Time」
    ・1969年5月25日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第5話「魔の宇宙病」
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ミリ / Miri
【原案】Adrian Spies
【映像】・1966年10月27日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.12 第1シーズン)
      第8話「Miri」
    ・1969年6月29日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第9話「400才の少女」
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】王たるものの良心 / The Conscience of the King
【原案】Barry Trivers
【映像】・1966年12月8日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.13 第1シーズン)
      第13話「The Conscience of the King」
    ・1969年7月19日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第11話「殺人鬼コドス」



00239/K・H・シェール 地底都市の圧制者
【初版】 77/05/15

【タイトル】地底都市の圧制者 / DIE VERGESSENEN
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年
【内容】アンドロメダ星座における銀河中央政府の一
    植民星として開発途上にあった恒星シラー第
    四惑星。高度な科学技術を結集して構築され
    たその文明も,突如襲来した超兵器によって
    もろくも崩れ去り,いまや一面放射能にみち
    たジャングルと化していた! 生存者はわず
    かに二人の人間と一握りのミュータントを数
    えるのみ。だが,ミュータントと化した植民
    者たちの原始的な生活に耐えられぬ二人は,
    文明への最後の望みを胸に,ただ一つ無傷の
    まま残されているという,幻の宇宙空港めざ
    して旅立ったのだが……。ドイツSF界の星
    K・H・シェールが放つ冒険SFの白眉!
    〔初刷巻頭解説より〕



00240/ローダン 消えた生命の星
【初版】 77/05/15

◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :34
 ○アルコン帝国
【タイトル】消えた生命の星
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年
【内容】永遠の若さを保つローダン。だが,その生命
    の秘密を脅かす事態が発生した。惑星ワンダ
    ラーがローダンとブルに細胞シャワーによる
    不老処理をほどこしてから62年目――その効
    力の切れる2042年5月1日を目前に,突如そ
    の惑星が消えたのだ! そしてポジトロニク
    スが算出した結果は“異時間平面の接触によ
    る犠牲”。姿なき攻撃の手がここまで伸びた
    とは! 刻々と迫るタイム・リミットに心急
    くローダンは,ジェネレーターで敵の次元に
    乗りこんだ。が,そこにはまた予期せぬ謎の
    テレパシー波がかれを待っていたのだった。
    新たな敵の恐怖の中,ワンダラーの行方は?
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010240-6
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】シリコ第五衛星での幕間劇 / ZWISCHENSPIEL AUF SILIKO V
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】消えた生命の星 / HETZJAGD DURCH DIE DIMENSIONEN
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr



00241/フィリップ・K・ディック 偶然世界
【初版】 77/05/31

【タイトル】偶然世界 / Solar Lottery (World of Chance)
【著者】フィリップ・K・ディック / Philip K. Dick
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1955年
【内容】執政庁の最高権力者ベリックが失脚した!
    しかし、彼に失策があったわけではない。
    ボトルと呼ばれる権力転位装置の無作為的
    な動きがそれを決定したのだ。かわって選
    ばれたのは無級者のカートライト。その彼
    もボトルの抽選により60億の人々の中から
    選ばれたのだった。しかし。無級者にとっ
    てこの幸運は同時に凶運でもある。たちま
    ちさしむけられる刺客は、無級者の手から
    権力をもぎとろうと執政庁へと乗り込むが
    ……? もっともSF的かつ大衆的であり
    ながら、あまりにも異形なヴィジョンによ
    って現代文学の地平をさえ切り拓く問題作
    家の処女長篇! 〔『太陽クイズ』改題〕
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010241-4



00242/ワールズ・ベスト 時のはざま
【初版】 77/05/31

◎ワールズ・ベスト1965
【タイトル】時のはざま / World's Best Science Fiction:1965
【編者】ドナルド・A・ウォルハイム&テリー・カー
      / Donald A. Wollheim and Terry Carr
【訳者】団精二 / Seiji Dan
【初出】1965年
【内容】数多くの感動的な傑作を創りあげながらも
    その偉大さゆえに世に認められず不遇の一
    生を送った天才たち――彼らの生涯におけ
    る魂の危機的〈瞬間〉に現れて励まし導く
    未来から来た訪問者。だがその彼にも人に
    は言えぬ苦悩があった……『時のはざま』
    地球とブローベルとの戦いは終った。だが
    戦いが帰還兵士の彼に与えた勲章は、夜毎
    奇怪な異生物に変貌する苛酷な運命だった
    『おお、ブローベルになろう』など、ドナ
    ルド・A・ウォルハイムとテリー・カーの
    二大アンソロジストが、SFの新生面をひ
    らく力作ばかりを結集した、SFファン必
    読の名アンソロジー・シリーズ第一弾!
    〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】グリーンプレース / Greenplace
【著者】トム・パードム / Tom Purdom
【初出】1964年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】善意の人 / Men of Gold Will
【著者】ベン・ボーヴァ&マイロン・R・ルイス / Ben Bova and Myron R. Lewis
【初出】1964年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】配達料金 / Bill for Delivery
【著者】クリストファー・アンヴィル / Christopher Anvil
【初出】1964年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】〈不可能〉の四品種 / Four Blands of Impossible
【著者】ノーマン・ケーガン / Norman Kagan
【初出】1964年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】時のはざま / A Nice in Time
【著者】ウィリアム・F・テンプル / William F. Temple
【初出】1964年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】海藻 / Sea Wrack
【著者】エドワード・ジェズビー / Edward Jesby
【初出】1964年
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】完璧な装備 / For Every Action
【著者】C・C・マキャップ / C. C. Macapp
【初出】1964年
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】吸血鬼株式会社 / Vampires LTD.
【著者】ヨゼフ・ネズヴァドバ / Josef Nesvadba
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】最後の孤独者 / The Last Lonely Man
【著者】ジョン・ブラナー / John Brunner
【初出】1964年
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】スター・パーティ / The Star Party
【著者】ロバート・ロリー / Robert Lory
【初出】1964年
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】地下世界の天気 / The Weather in the Underworld
【著者】コリン・フリー / Colin Free
【初出】1965年
12 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】おお、ブローベルになろう / Oh! To Be a Blobel!
【著者】フィリップ・K・ディック / Philip K. Dick
【初出】ギャラクシイ誌1964年2月号
13 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】思い出されぬもの / The Unremembered
【著者】エドワード・マッキン / Edward Mackin
【初出】1964年
14 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】マスロー軍曹になにが起こったか / What Happened to Sergeant Masuro?
【著者】ハリイ・ムリッシュ / Harry Mulisch
15 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】永遠なる現在 / Now Is Forever
【著者】トーマス・M・ディッシュ / Thomas M. Disch
【初出】1964年
16 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】競争者 / The Competitors
【著者】ジャック・B・ロウスン / Jack B. Lawson
【初出】1964年
17 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】変化の風が吹くとき / When the Change-winds Blow
【著者】フリッツ・ライバー / Fritz Leiber
【初出】F&SF誌1964年8月号



00243/アーサー・C・クラーク 2001年宇宙の旅
【初版】 77/05/31

【タイトル】2001年宇宙の旅 / 2001:A Space Odyssey
【著者】アーサー・C・クラーク / Arthur C. Clarke
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】1968年
【内容】原始的な道具さえ使うすべを知らず、時代
    遅れになった本能の命ずるままに滅びの道
    をたどるヒトザルたち。しかし、彼らは謎
    の石板によって進化の階梯へ一歩を踏み出
    した。そして三百万年の後、人類は月面に
    同じ石板を発見したのだった。この石板は
    人類にとって何を意味するのか? また、
    宇宙船ディスカバリー号のコンピューター
    ハル9000は、なぜ人類に反乱を起こしたの
    か? ディスカバリー号の唯一の生存者ボ
    ーマンはどこに行き、何に出会い、何物に
    変貌したのか? なぜ……? 巨匠クラー
    クが、該博な科学知識を総動員してひとつ
    の思弁世界を構築する現代SFの金字塔!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門17位
    ・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門55位
【映像】・1968年/英(MGM/スタンリイ・クーブリック)
     スタンリイ・クーブリック監督
     『2001年宇宙の旅 / 2001:A Space Odyssey』
【ISBN】4-15-010243-0



00244/スタニスワフ・レム 星からの帰還
【初版】 77/06/15

【タイトル】星からの帰還 / Powrot Z Gwiazd
【著者】スタニスワフ・レム / Stanislaw Lem
【訳者】吉上昭三 / Shyozoh Yoshigami
【初出】1961年
【内容】いくたの危難を乗り越え、10年にわたる調
    査探索の旅を無事終了した宇宙探査船プロ
    メテウス号は、ついに母なる地球に帰還し
    た。だが、その10年の間にすべてが変って
    いた! 宇宙船時間で10年、しかし地球時
    間ではなんと 127年が経過していたのだ。
    超高度な発展をとげた機械文明、複雑化し
    た社会機構、そして科学技術の粋を結集し
    た異形の都市……。だがなによりも隊員た
    ちを驚かしたのは、理解不能なまでに変貌
    した人々の心だった! 該博な科学的知識
    と豊かな想像力を用いて構築した未来社会
    を背景に、文明の発達と人間性の軋轢の問
    題を鋭くえぐりだした巨匠レムの問題作!
    〔9刷カバー裏解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門47位
【ISBN】4-15-010244-9



00245/ロバート・F・ヤング ジョナサンと宇宙クジラ
【初版】 77/06/15

【タイトル】ジョナサンと宇宙クジラ
【著者】ロバート・F・ヤング / Robert F. Young
【編者】伊藤典夫 / Norio Ito
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】1977年本書
【内容】さわやかな9月の風のなかを空飛ぶフライ
    パンに乗って、宇宙クジラの住む遙かな銀
    河へ、巨人族の棲む深い海の洞へと、あな
    たも冒険の旅にでかけませんか。魔法の窓
    をあけると、そこは砂男やサンタクロース
    が闊歩する不思議な世界。辺境惑星いった
    いを爆笑させた「愛しのメアリー・ルー」
    上演中の宇宙船劇場はいかがでしょう。ユ
    ーモア溢れるロマンティックな物語で、ア
    メリカSF界にブラッドベリ、スタージョ
    ンに匹敵する独自の地位を占めるロバート
    ・F・ヤングが、愛に渇き、倦怠に沈むあ
    なたに、仕事に疲れ、ひとときの憩いを望
    むあなたに贈る心暖まる珠玉の名品集!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010245-7
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】九月は三十日あった / Thirty Days Had September
【初出】F&SF誌1957年10月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】魔法の窓 / Magic Window
【初出】1958年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ジョナサンと宇宙クジラ / Jonathan and the Space Whale
【初出】F&SF誌1962年3月号
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外短篇部門36位
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】サンタ条項 / Santa Clause
【初出】1959年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ピネロピへの贈りもの / A Pattern for Penelope
【初出】1954年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】雪つぶて / The Other Kids
【初出】1956年
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】リトル・ドッグ・ゴーン / Little Dog Gone
【初出】1964年
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】空飛ぶフライパン / Flying Pan
【初出】1956年
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ジャングル・ドクター / Jungle Doctor
【初出】1955年
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】いかなる海の洞に / In What Cavern of the Deep
【初出】F&SF誌1964年10月号



00246/ハリイ・ハリスン 宇宙兵ブルース
【初版】 77/06/15

【タイトル】宇宙兵ブルース / Bill, The Galactic Hero
【著者】ハリイ・ハリスン / Harry Harrison
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1965年
【内容】こいつあ掘出し物だ! ボーナスでふくらん
    だポケットを想像しながら,徴募係軍曹はケ
    ッケッとほくそ笑んだ。かくて辺鄙な片田舎
    に住むビルの平凡かつのどかな生活は終りを
    つげ,かわってキャンプ・レオン・トロツキ
    ーでの地獄のような訓練の毎日が始まった。
    おりから爬虫人チンガーとの戦いは熾烈をき
    わめ,果てはビルの属する訓練部隊まで狩り
    だされる始末。だが戦況は不利だった。戦友
    が次々と斃れて行くなかで,面白半分にビル
    が触った原子砲が,なんと敵宇宙戦艦に大当
    り! かくして彼は一躍宇宙の英雄となった
    のだが……。傑作戦争コミック宇宙大活劇!
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010246-5



00247/アイザック・アシモフ 宇宙気流
【初版】 77/06/30

【タイトル】宇宙気流 / The Currents of Space
【著者】アイザック・アシモフ / Isaac Asimov
【訳者】平井イサク / Isaku Hirai
【初出】1952年
    ASF誌1952年10月号,11月号,12月号
【内容】惑星フロリナは人類の住む 100万もの世界
    のなかで、高価な特殊繊維カートが産出す
    るただ一つの惑星だった。さまざまな化学
    的特性を持ち、正しく織ればダイヤモンド
    のように光り輝く驚異の繊維カート。フロ
    リナを支配すること、すなわち無尽蔵の金
    鉱を所有することであった。だが、そのフ
    ロリナが消滅する!? 驚くべき通信を残し
    て消息を断った空間分析家の謎の失踪は、
    カート貿易独占を死守せんとするサーク人
    と、それに対抗して暗躍するトランター帝
    国との間の対立を激化させ、ついには全銀
    河系を震撼させる一大事件へと進展した!
    巨匠が壮大なスケールで描く宇宙叙事詩。
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010247-3



00248/サミュエル・R・ディレイニー バベル−17
【初版】 77/07/15

【タイトル】バベル−17 / Babel-17
【著者】サミュエル・R・ディレイニー / Samuel R. Delany
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1966年
【内容】戦いのさなか、同盟軍の支配圏内でインベ
    ーダーの大規模な破壊活動が行われる時、
    きまって発信源不明の謎の通信〈バベル−
    17〉が傍受された。その解読にあたるのは
    全銀河にあまねく知られる美貌の詩人リド
    ラ・ウォン。天才的な言語感覚で〈バベル
    −17〉が単なる暗号ではなく、ひとつの宇
    宙言語であることをつきとめた彼女は、自
    ら宇宙船ランボー号を駆って、次の敵の攻
    撃目標へと向った……。だが恐るべし!
    そのときすでに、インベーダーの黒い魔手
    が船内に忍び寄っていたのだ! 1966年度
    ネビュラ最優秀長篇賞受賞の栄誉に輝く、
    ニュー・スペース・オペラの決定版!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1966年度:ネビュラ賞Novel部門
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門40位
【ISBN】4-15-010248-1



00249/ローダン アトランティス最後の日
【初版】 77/07/15

◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :35
 ○アルコン帝国
【タイトル】アトランティス最後の日
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年
【内容】異時間平面にとらえられた惑星ワンダラーは
    総力をあげて脱出をこころみたが失敗。そし
    て異次元と通常空間のあいだ――五次元的超
    空間にとどまってしまった! そのワンダラ
    ーこそローダンとブルの若さの秘密をにぎる
    惑星であり,細胞シャワーによる再不老処理
    のタイム・リミットはもはや一刻の猶予もな
    らない。心急くブルはトンペッチと二人,勇
    躍その半空間へ乗りこんだ。が,なんとかれ
    らが目のあたりにした五次元的超空間とは,
    物体が一方向にのみ収縮する異様な世界だっ
    た! 想像を絶する惑星救出作戦は成るか?
    だがここに,予期せぬひとつの落とし穴が!
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010249-X
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】半空間に死はひそみて / IM HALBRAUM LAUERT DER TOD
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アトランティス最後の日 / DIE LETZTEN TAGE VON ATLANTIS
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer



00250/ロバート・シルウ゛ァーバーク夜の翼
【初版】 77/07/15

【タイトル】夜の翼 / Nightwings
【著者】ロバート・シルヴァーバーグ / Robert Silverberg
【訳者】佐藤高子 / Takako Sato
【初出】1969年
    ・1968年ギャラクシイ誌に掲載したものをまとめ手を加えた
    ・【受賞】は第一部に対するもの
【内容】胡蝶のように精妙な翼をはばたかせて〈翔
    人〉が空を飛び、〈監視者〉は超感覚の増
    幅装置を手押車に載せて旅をする。〈支配
    者〉には〈中性人間〉がかしづき、〈記憶
    者〉はあらゆる事象を保存する――このあ
    まりにも異形な世界こそ、数万年の時の果
    にみずからの犯した罪によって外敵の侵入
    におびえつづける、滅びゆく地球の姿だっ
    た。そして、一生を侵略者の見張りに捧げ
    た老〈監視者〉が、〈翔人〉の娘、〈変形
    人間〉らとともに古都ロウムへさしかかっ
    たとき、すべては破滅へと向けて猛然と回
    転を始めるのだった。ヒューゴー賞、アポ
    ロ賞両賞受賞に輝く幻想SFの名作!
    〔4刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1969年度:ヒューゴー賞Novella部門
    ・アポロ賞
    ・第3回(1972年):星雲賞海外長篇部門
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門61位
【ISBN】4-15-010250-3



00251/A・バートラム・チャンドラー 遙かなる旅人
【初版】 77/07/15

◎銀河辺境 / Rim Worlds :8
【タイトル】遙かなる旅人 / The Far Traveller
【著者】A・バートラム・チャンドラー / A. Bertram Chandler
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】1977年本書
【内容】監察宇宙軍きってのトラブル・メーカー,わ
    れらがジョン・グライムズは,惑星ボタニー
    ・ベイで傷心の日々をおくっていた。任官以
    来順風満帆,とんとん拍子の昇進を続けてき
    た彼も,自分の指揮する宇宙艦〈ディスカバ
    リー〉を反乱者たちに奪われたのが運のつき
    とうとう宇宙軍をおんでるはめになってしま
    った! そのうえ,反乱者たちに娘をさらわ
    れた親たちからは逆恨みされ,また自分の艦
    を傷ものにされたデラメア中佐は秘かに復讐
    の機をうかがう。まさに地獄の毎日! そん
    なおり,エル・ドラドの黄金の宇宙船〈ファ
    ー・トラベラー〉が入港してきたが……。
    〔初刷巻頭解説より〕



00252/ アーシュラ・K・ル・グィン 闇の左手
【初版】 77/07/31

◎ハイニッシュ・ユニバース / Hainishe Universe
【タイトル】闇の左手 / The Left Hand of Darkness
【著者】アーシュラ・K・ル・グィン / Ursula K. Le Guin
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1969年
【内容】男と女――人々の生活を悲劇や喜劇でいろど
    り、様々な芸術の主題となっているふたつの
    性の存在。しかし、遙かな過去に放棄された
    人類の植民地、雪と氷に閉ざされた惑星ゲセ
    ンでは事情が違った。遺伝学的な実験の落し
    子たちは、営々として彼らの社会を造りあげ
    ついに全銀河に類をみない特異な社会を形成
    したのだ。そして今、人類同盟の使節、ゲン
    リー・アイがゲセンとの外交関係を開くべく
    この惑星を訪れた。しかし、両性社会の人間
    には理解を絶する住民の心理、風俗、習慣が
    行手をはばむ。彼らとの友情も信頼も、恋さ
    えもが、まったく違った形をとり、彼の任務
    を奇怪な陰謀の渦中へと押し流していく……
    〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1970年度:ヒューゴー賞Novel部門
    ・1969年度:ネビュラ賞Novel部門
【BEST】・ローカス1987年8月号発表:2位
    ・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門19位
    ・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門23位
【コメント】・現在は1978年9月30日発行となっている・・・?
【ISBN】4-15-010252-X



00253/宇宙大作戦 謎の精神寄生体
【初版】 77/08/15

◎宇宙大作戦 / STAR TREK
 ○TV Novelizations
【タイトル】謎の精神寄生体 / Star Trek 2
【著者】ジェイムズ・ブリッシュ / James Blish
【訳者】佐和誠 / Makoto Sawa
【初出】1968年
【内容】連邦の科学基地を破壊したゴーン星人を追っ
    て,航宙艦〈エンタープライズ〉号はメトロ
    ン星へ進入。だが,たちまちメトロン星人の
    警戒網がかれらを捕えた。キャプテン・カー
    クは決闘場へ引き出され,二メートルもある
    爬虫類のゴーン星人と,生死を賭けた戦いを
    演じる「決闘場」ほか,宇宙に蔓延する奇病
    の正体は,じつは神経組織に巣くう謎の寄生
    体であることが判明。しかし時すでに遅く,
    スポックの脳はその生物に支配されかかって
    いたのだ。スポックの危機を描く「謎の精神
    寄生体」など,傑作短篇六篇を収録する,宇
    宙連邦軍誇る精鋭たちの人気冒険シリーズ。
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010253-8
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】決闘場 / Arena
【原案】ジーン・L・クーン / Gene L. Coon
【映像】・1967年1月19日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.19 第1シーズン)
      第18話「Arena」
    ・1969年7月20日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第12話「怪獣ゴーンとの対決」
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アーマゲドン / The Taste of Armageddon
【原案】ロバート・ハムナー&ジーン・L・クーン
      / Robert Jamner and Gene L. Coon
【映像】・1967年2月23日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.23 第1シーズン)
      第23話「The Taste of Armageddon」
    ・1969年9月14日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第19話「コンピューター戦争」
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】明日はきのう / Tomorrow Is Yesterday
【原案】D・C・フォンタナ / D. C. Fontana
【映像】・1967年1月26日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.21 第1シーズン)
      第19話「Tomorrow Is Yesterday」
    ・1969年8月3日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第14話「宇宙暦元年7.21」
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】慈悲の使命 / Errand of Mercy
【原案】ジーン・L・クーン / Gene L. Coon
【映像】・1967年3月23日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.27 第1シーズン)
      第26話「Errand of Mercy」
    ・1970年1月11日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第29話「クリンゴン帝国の侵略」
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】軍法会議 / Court Martial
【原案】ドン・M・マンキーウィッツ&スティーヴン・W・カラバツォス
      / Don M. Mankiewica and Stephen W. Carabatsos
【映像】・1967年2月2日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.15 第1シーズン)
      第20話「Court Martial」
    ・1969年8月17日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第16話「宇宙軍法会議」
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】謎の精神寄生体 / Operation-Annihilate!
【原案】スティーヴン・W・カラバツォス / Stephen W. Carabatsos
【映像】・1967年4月13日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.29 第1シーズン)
      第29話「Operation - Annihilate」
    ・1970年1月4日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第28話「デネバ星の怪奇生物」
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】永遠の淵に立つ都市 / The City on the Edge of Forever
【原案】ハーラン・エリスン / Harlan Ellison
【映像】・1967年4月6日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.28 第1シーズン)
      第28話「The City on the Edge of Forever」
    ・1969年11月23日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第23話「危険な過去への旅」
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】宇宙種 / Space Seed
【原案】キャリー・ウィルバー&ジーン・L・クーン
      / Carey Wilbur and Gene L. Coon
【映像】・1967年2月16日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.24 第1シーズン)
      第22話「Space Seed」
    ・1969年8月10日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第15話「宇宙の帝王」



00254/ロバート・シルウ゛ァーバークいまひとたびの生
【初版】 77/08/15

【タイトル】いまひとたびの生 / To Live Again
【著者】ロバート・シルヴァーバーグ / Robert Silverberg
【訳者】佐藤高子 / Takako Sato
【初出】1969年
【内容】とどまることを知らぬ科学の発達は、つい
    に驚くべき奇跡を現実化した。人間の人格
    =魂を完全に記録し、それを他の人間の脳
    の内部に蘇らせる技術が完成されたのだ!
    その結果、残された魂をもとに、死者は再
    び第2、第3の人生を生きることが可能と
    なり、また自分の脳に移植した魂の全能力
    全知識を活用できることから、寄生される
    人間も宿主となることには積極的だったの
    だが……。仏教的輪廻が、文字通りこの世
    に現出した遥かな未来世界を背景に、才筆
    シルヴァーバーグが真に不可思議な冒険へ
    と読者を誘い、しかも生と死の前で苦悩す
    る人間の姿を鮮かに浮彫りにした快心作!
    〔初刷カバー裏解説より〕



00255/リン・カーター 緑の星の暗黒世界で
【初版】 77/08/15

◎緑の太陽 / Green Star:3
【タイトル】緑の星の暗黒世界で / By the Light of the Green Star
【著者】リン・カーター / Lin Carter
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】1974年
【内容】霊体となって遥かな宇宙空間を超え,彼はふ
    たたびやって来た,この緑の太陽の世界に。
    だが,なんという運命のいたずら! 若き戦
    士としてよみがえり、最愛の美姫ニアムーを
    救出せんとしたその瞬間,彼女はまたもやそ
    の手から逃がれ去ってしまった。しかも,大
    トンボにまたがりニアムー姫を追う途中,巨
    鳥に襲われた彼は奈落の底,一条の光さえ射
    しこまぬ人跡未踏の暗黒世界へとおいやられ
    た……。一方,ニアムー姫の行手にも,悪虐
    非道な空中人が待ち受ける。そして今,〈空
    中都市〉からは生体実験の餌食にせんとニア
    ムー姫めがけ黒い翳が飛び立つのだった!
    〔初刷巻頭解説より〕



00256/ L・S・ディ・キャンプ 闇よ落ちるなかれ
【初版】 77/08/15

【タイトル】闇よ落ちるなかれ / Lest Darkness Fall
【著者】L・スプレイグ・ディ・キャンプ / L. Sprague De Camp
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1941年
    アンノウン誌1939年
【内容】アメリカの若き考古学者マーティン・パッ
    ドウェイは、稲妻に打たれた瞬間、20世紀
    のローマから西暦 535年の古代ローマにタ
    イム・スリップしてしまった! そこは生
    きるに難しい時代だった。精神的不安に由
    来する各宗派間の陰惨な対立抗争、熾烈化
    の一途をたどる領土紛争、帝国崩壊後のロ
    ーマは、まさに西洋古典文明の黄昏を迎え
    つつあったのである。この暗澹たる暗黒時
    代の到来を食いとめんと、かくてパッドウ
    ェイの獅子奮迅の活躍が始った! 彼は歴
    史のコースを変えるべく必死に生きた――
    闇よ落ちるなかれと願いつつ……。歴史S
    Fの巨匠ディ・キャンプの古典的名作!
    〔初刷カバー裏解説より〕



00257/ローダン アウリゲルからの使節
【初版】 77/09/15

◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :36
 ○アルコン帝国
【タイトル】アウリゲルからの使節
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年
【内容】一時は“姿なき攻撃”に対して協同戦線を張
    ったローダンとアルコン摂政だが,アルコン
    側の協力は疑わしくなってきた。超空間ジャ
    ンプを探知する今まで以上に優秀な兵器――
    新型補正機探知装置を秘かに開発していた事
    実が明らかにされたのである。この装置を使
    ってのアルコン摂政の陰謀は明らか。消滅し
    たはずの地球に疑問を抱き,その銀河ポジシ
    ョンを探ろうというのだ。あくまで地球の存
    在を隠しておきたいローダンは,アルコン人
    の惑星エクハスに商船《チグリス》をミス・
    ジャンプさせ,その実態を探らせた。そして
    計略は図に当たり商船は拿捕されたが……!?
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010257-0
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】《チグリス》のミス・ジャンプ / FEHLSPRUNG DER TIGRIS
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アウリゲルからの使節 / DIE GESANDTEN VON AURIGEL
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr



00258/リンジイ・ガターリッジ ペルー猛毒作戦
【初版】 77/09/15

◎ミクロ・スパイ:3
【タイトル】ペルー猛毒作戦 / Fratricide is a Gas
【著者】リンジイ・ガターリッジ / Lindsay Gutteridge
【訳者】村上博基 / Hiroki Murakami
【初出】1975年
【内容】対米関係の悪化したペルーに,ソ連が経済攻
    勢をかけてきたという情報がはいる。しかし
    その一環としての産業博というのは表向きで
    実際は,プラスチック工場を舞台に,とてつ
    もない軍用開発がなされているらしいのだ。
    英国ミクロ・エスピオナージの責任者ディル
    クは,さっそく調査の依頼を受けた。そして
    投資会社役員になりすました大男ベラミィの
    〈補聴器〉でペルーの工場へ潜入。だが,そ
    こでは残虐無慈悲な人非人,サディストの権
    化たる指導教官が,恐るべき軍用実験をおこ
    なっていたのだ! ディルクを戦慄させたそ
    の実験とは何か? リアルな恐怖の第三作。
    〔初刷巻頭解説より〕



00259/リン・カーター ゾンガーと魔道師の都
【初版】 77/09/30

◎レムリアン・サーガ:4
【タイトル】ゾンガーと魔道師の都 / Thongor in the City of Magicians
【著者】リン・カーター / Lin Carter
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】1968年
【内容】「究極的犠牲の儀式により,宿敵ゾンガーの
    霊魂を永遠に混沌界へ隷属せしめるのだ!」
    いまザールの九人魔道師は漆黒の祭壇の前に
    集い,同胞を粉砕したパタンガ国の覇王にた
    いする恐ろしき復讐を企てていた。もしこの
    黒魔術がひとたび遂行されれば,ゾンガーの
    霊魂は未来永劫邪神に翻弄され,肉体は思考
    能力をもたぬ生ける屍と化す――堕落と苦痛
    とけもののような不浄の,果てしない歳月を
    送るのだ! 一方,このような戦慄すべき運
    命が待ち受けているとも知らず,ゾンガーは
    神託により,レムリア大陸全土の運命を司る
    〈力の水晶〉を求めて旅立ったのだが……。
    〔初刷巻頭解説より〕



00260/ ロバート・A・ハインライン 悪徳なんかこわくない[上]
【初版】 77/09/30

【タイトル】悪徳なんかこわくない / I Will Fear No Evil
【著者】ロバート・A・ハインライン / Robert A. Heinlein
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1971年
【内容】ヨハン・セバスチャン・バッハ・スミスは
    老齢のために死にかけていた。だが、死ぬ
    ことはできなかった。雪だるま式に増えつ
    づける巨万の富が、彼を無理矢理にも生き
    ながらえさせてしまう。そして、この運命
    に反逆するスミスは、勝てる見込が皆無に
    近い、いちかばちかの賭け――若者の肉体
    への脳移植という手段に出たのだ。死線を
    彷徨する意識はやがて目覚め、再び溌剌と
    した肉体を手に入れたことを知る。しかし
    その手術は、若さと同時に思いもかけぬ体
    験を彼にさせるのだった! SFの巨人ハ
    インラインが、異様な設定によって大胆に
    性と死とに肉薄する問題長篇ついに登場!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・第9回(1978年):星雲賞海外長篇部門
【ISBN】4-15-010260-0



00261/ロバート・A・ハインライン 悪徳なんかこわくない[下]
【初版】 77/11/30

【タイトル】悪徳なんかこわくない / I Will Fear No Evil
【著者】ロバート・A・ハインライン / Robert A. Heinlein
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1970年
    Galaxy誌1970年7,8,10,12月号
【内容】脳の移植手術は無事成功した。医療機械の
    助けを借りなければ生きてゆけぬ体だった
    老富豪ヨハン・セバスチャン・バッハ・ス
    ミスは、いまや若く美しい女性として生ま
    れ変っていた。健康な肉体ならではの幸せ
    を満喫するヨハン。だが、すべてが順調だ
    ったわけではなかった。肉体提供者が、娘
    のように愛していた秘書のユーニスだった
    ことを知った時のショック、巨万の富をめ
    ぐって争われる孫娘たちとの裁判……だが
    なによりも彼を困惑させたのは、はじめて
    体験する女性としてのセックスであった。
    巨匠ロバート・A・ハインラインが、愛と
    性を見事に謳いあげた問題作堂々完結!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・第9回(1978年):星雲賞海外長篇部門
【ISBN】4-15-010261-9



00262/カート・ウ゛ォネガット タイタンの妖女
【初版】 77/10/31

【タイトル】タイタンの妖女 / The Sirens of Titan
【著者】カート・ヴォネガット・ジュニア / Kurt Vonnegut, Jr.
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1959年
【内容】時空を越えたすべての時と場所に存在する
    ウインストン・N・ラムファードは、もは
    や神のごとき全能者となっていた。だが、
    無言の神と違い、彼は戦いに明け暮れる人
    類の未来を救おうと実際に計画に手をくだ
    したのである。そして、その計画に操られ
    た受難者こそ、全米一の大富豪マラカイ・
    コンスタントであった。悲惨な運命に翻弄
    され、星から星へ流浪する彼の指名とはな
    にか? 最後の目的地タイタンがその謎を
    解明するはずであったが、それは人類にと
    りあまりにも皮肉な終幕となったのだ!
    心優しきニヒリスト、注目の作家ヴォネガ
    ットが、ブラックな味わいで描いた傑作。
    〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・第4回(1973年):星雲賞海外長篇部門
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門58位
【ISBN】4-15-010262-7



00263/ローダン 三人の裏切り者
【初版】 77/10/31

◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :37
 ○アルコン帝国
【タイトル】三人の裏切り者
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年
【内容】かつては政治犯の流刑地となっていた惑星グ
    レイ・ビーストも,今ではローダンの意向に
    より,テラ宇宙艦隊基地に姿を変えようとし
    ていた。そしてそこの植民者として,地球か
    ら運ばれた千人の囚人が,厳しい宣誓の上で
    宇宙艦隊へ迎え入れられる。だが,まさかそ
    の直後に脱走者が出ようとは! 無法者は三
    人。ローダンの命を受けてグレイ・ビースト
    を監視するチェリッシュ中尉を人質にとり,
    かれらはガゼル型遠距離偵察機を乗っとって
    逃亡した。しかも,そこには恐るべき陰謀が
    企らまれている。それに気がついたチェリッ
    シュ中尉はなんとかして防衛せんとしたが!?
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010263-5
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】三人の裏切り者 / DIE DREI DESERTEURE
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】戦慄 / DAS GRAUEN
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz



00264/ ジョン・ウインダム 海竜めざめる
【初版】 77/10/15

【タイトル】海竜めざめる / The Kraken Wakes
【著者】ジョン・ウインダム / John Wyndham
【訳者】星新一 / Shinichi Hoshi
【初出】1953年
【内容】ある夜、大西洋上に火のように赤い光球が
    大挙して現われ、つぎつぎに海面に落下す
    ると、沸騰するような音をたてて海中に沈
    んでいった。それからまもなくのこと、世
    界各地で原因不明による船舶の遭難事故が
    相ついで起りはじめた。しかも、異変はそ
    ればかりではなかった。やがて北極、南極
    の氷が溶け、水位がいちじるしく上昇しは
    じめたのだ。このままの状態がつづけば、
    世界が海底に沈むのはいまや時間の問題で
    あった。はたして一連の異変の真相は何?
    人類滅亡の危機が迫りつつあった! イギ
    リスSF界の巨匠ウインダムが重厚な筆致
    で描く、侵略テーマSFの古典的名作!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010264-3



00265/クリフォード・D・シマック 中継ステーション
【初版】 77/10/15

【タイトル】中継ステーション / Way Station
【著者】クリフォード・D・シマック / Clifford D. Simak
【訳者】船戸牧子 / Makiko Funado
【初出】1963年
    ギャラクシイ誌に抄録分載
【内容】ウィスコンシン州の人里離れた山奥に、一
    軒の家がある。なんの変哲もない農家にし
    かみえぬその家が、実は銀河系の星々を結
    ぶ中継ステーションであることを知る者は
    だれ一人いなかった。特殊な液体の中に浮
    ぶ水棲生物、体中から螢光を発する発光生
    物、そうした様々な異星人たちが、家の中
    に据えつけられた物質転送機を通じて、星
    から星への旅を続けていく……。しかし、
    のどかにたたずむその家にも、怖るべき破
    局が忍び寄っていた。経済の混乱、国際情
    勢の悪化にともない、世界は第三次大戦勃
    発の危機におびえていたのだ! 巨匠が詩
    情ゆたかに描くヒューゴー賞受賞の名作!
    〔3刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1964年度:ヒューゴー賞Novel部門
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門35位
【ISBN】4-15-010265-1



00266/H・G・ウエルズ モロー博士の島
【初版】 77/11/15

◎H・G・ウエルズ傑作集:1
【タイトル】モロー博士の島
【著者】H・G・ウエルズ / H. G. Wells
【訳者】宇野利泰 / Toshiyasu Uno
【初出】1977年本書
【内容】白髪の男に連れられて下船したその孤島に
    は、夜ごと耳をつんざく不気味な動物の悲
    鳴がきこえた。その島奥では、獣を人間化
    する恐るべき実験が行なわれていたのだ!
    密林の集落で人間のおきてを遵守する奇怪
    な獣人の群に、高度な文明社会への風刺を
    こめた表題作「モロー博士の島」。その他
    人間の肉体から抜け出た魂がさまよう「盗
    まれた肉体」、妖精の国へ行ってそこの女
    王と恋をする「妖精の国のスケルマーズデ
    イル君」など6短篇を収録。SFの始祖ウ
    エルズが、奔放な空想力と当時発達しつつ
    あった科学知識を駆使して、読者を不可思
    議な旅に誘う空想科学小説の古典的名作!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010266-X
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ダイヤモンドをつくる男 / The Diamond Maker
【初出】Stolen Bacillus and Other Incidents誌1895年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ダイナモの神 / The Lord of the Dynamos
【初出】Stolen Bacillus and Other Incidents誌1895年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】盗まれた肉体 / The Stolen Body
【初出】Twelvs Stories and a Dream誌1895年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】蜘蛛の谷 / The Valley of Spiders
【初出】Twelvs Stories and a Dream誌1903年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】妖精の国のスケルマーズデイル君 / Mr. Skelmarsdale in Fairyland
【初出】Twelvs Stories and a Dream誌1903年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】モロー博士の島 / The Island of Dr. Moreau
【初出】1896年
【映像】・1932年/米(パラマウント)
     アール・C・ケントン監督『獣人島 / The Island of Lost Souls』
    ・1977年/米(シネマ77/AIP)
     ドン・テイラー監督
     『ドクター・モローの島 / The Island of Dr. Moreau』
    ・1996年/米
     ジョン・フランケンハイマー監督
     『D.N.A. / The Island of Dr. Moreau』



00267/トマス・バーネット・スワン 薔薇の荘園
【初版】 77/11/15

【タイトル】薔薇の荘園
【著者】トマス・バーネット・スワン / Thomas Bunett Swann
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】1977年本書
【内容】伝説の幻獣グリフォンや食人鬼マンドレイ
    クが徘徊する十三世紀初頭、少年十字軍に
    憧れる二人の少年は、天使とも見まごう少
    女に廃墟で出会った。その邂逅が若者たち
    を冒険の旅へと誘ったのだが……「薔薇の
    荘園」。伝説上のローマ建設者ロムルス、
    レムス兄弟の悲しき運命を牧羊神が詩情溢
    れる口調で語る「火の鳥はどこに」、紀元
    前五世紀のペルシアを舞台に、王后にほの
    かな恋心をよせる小人の意外な運命を描い
    た「ヴァシチ」など、幻想の詩人トマス・
    バーネット・スワンが、歴史と神話、現実
    と夢想のはざまを彷徨し、青春の愛と友情
    を見事に謳いあげた珠玉の中篇集。
    〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】火の鳥はどこに / Where Is the Bird of Fire?
【初出】1962年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ヴァシチ
【初出】1965年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】薔薇の荘園 / The Manor of Roses
【初出】F&SF誌1966年11月号



00268/ A・バートラム・チャンドラー 黄金の星間連絡艇
【初版】 77/11/15

◎銀河辺境 / Rim Worlds :9
【タイトル】黄金の星間連絡艇 / Star Courier
【著者】A・バートラム・チャンドラー / A. Bertram Chandler
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】1977年
【内容】銀河連邦監察宇宙軍のもと中佐――ジョン・
    グライムズは,ティラルビン星系へとやって
    きた。郵便配達業務がきわめて遅延すること
    で有名なこの星区で,伝書サービスを始めよ
    うと思いたったのだ。エル・ドラドのエスタ
    ン男爵家令嬢から,退職金がわりに譲り受け
    た黄金製の小型宇宙艇をつかって,生活費を
    かせぎだすにはそれしか方法がなかったので
    ある。それに,うまくいけば一山あてられる
    かも! 星間運輸公社の航路からはずれた辺
    境の星々へ,高価だがかさばらない郵便物を
    届けるだけのこの伝書サービスは,グライム
    ズにとっては楽な仕事に思えたのだが……。
    〔初刷巻頭解説より〕



00269/アイザック・アシモフ 永遠の終り
【初版】 77/11/15

【タイトル】永遠の終り / The End of Eternity
【著者】アイザック・アシモフ / Isaac Asimov
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】1955年
【内容】時のはざまを彷徨し未来の安寧と平和のた
    め過去を矯正する資格をもつ〈永遠人〉。
    厳しい訓練と教育を受けたハーランは15歳
    のときに、時間管理機関〈永遠〉の研修生
    となり、やがてもっとも有能な技術士の一
    人となった。彼の担当は 482世紀。この世
    紀は人工生殖が隆盛をきわめた唯一の時代
    で、いまや〈現実矯正〉が必要とされてい
    た。だが、〈普通人〉の美しい女性、ノイ
    エスとの出会いは、彼の運命を狂わせた。
    〈現実矯正〉の結果は、愛するノイエスの
    消滅をも意味していたのだ。執行日は容赦
    なく迫るが……!? ミステリ・タッチで描
    く巨匠アシモフ唯一の時間テーマSF!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010269-4



00270/ローダン 赤い宇宙の対決
【初版】 77/12/15

◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :38
 ○アルコン帝国
【タイトル】赤い宇宙の対決
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年
【内容】ドルーフ宇宙へ突入したローダンは,ブリー
    すら驚く意表をつく作戦をめぐらしていた。
    全銀河の脅威ドルーフと手を組み,なんとア
    ルコン摂政を逆に敵にまわそうというのだ。
    その作戦は二つの大星間帝国をひとつに統一
    するのが目的だった。手はじめに,敵の基地
    惑星ヘ探索に行ったローダンだったが,思わ
    ぬ失策から地下計算センターに迷いこんでし
    まう。だが,神の救いか? このとき得体の
    知れぬテレパシーが逃げ道を指図してくれた
    のだ。はたして,このテレパシー存在は何者
    か? 異次元宇宙を舞台に,かつての“姿な
    き敵”ドルーフとの対決はいよいよ佳境に!
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010270-8
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】赤い宇宙の対決 / DAS ROTE UNIVERSUM
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ドルーフォンの陽の下で / UNTER DEN STERNEN VON DRUUFON
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton



00271/アーサー・C・クラーク 都市と星
【初版】 77/12/15

【タイトル】都市と星 / The City and the Stars
【著者】アーサー・C・クラーク / Arthur C. Clarke
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1956年
【内容】銀河帝国は崩壊し、地球には唯一の都市ダ
    イアスパーが残された。そこは快適に防備
    された小宇宙。十億年の歳月の間に、都市
    の『記憶バンク』は人間の組成のパターン
    を使って原初の人間を再生したが、ただ一
    人、青年アルヴィンだけは、今までにパタ
    ーン化されたどの人間とも違っていた。都
    市の外へ出ることを異常に恐れる人々の中
    で、彼だけは未知の世界への願望を持って
    いたのだ。壁に囲まれた。心地よいダイア
    スパーに安住することなく、アルヴィンは
    ある日、かつての人類のように、空があり
    宇宙船が征く世界を求めて旅立った! 巨
    匠が華麗な想像力で描いた大宇宙叙事詩。
    〔初刷カバー裏解説より〕
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門20位
    ・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門25位
【ISBN】4-15-010271-6



00272/フィリップ・ワイリー 闘士
【初版】 77/12/15

【タイトル】闘士 / Gladiator
【著者】フィリップ・ワイリー / Philip Wylie
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1930年
【内容】ヒューゴー・ダナーは超人だった! 彼が
    まだ母親の胎内にいたとき、生物学教授で
    ある父が注射した特殊な血清のために、人
    並はずれた筋肉と明晰な頭脳を持つ不死身
    の人間として生れてきたのである。しかし
    彼は決して幸せとはいえなかった。その驚
    くべき力ゆえに、人々は彼を怖れ、妬み、
    憎悪したからだ!――世界を支配できるだ
    けの力を持ちながらも、その超人的な力を
    ひた隠しに隠し、人間社会のさまざまな弊
    害を乗り越えて、力強く生き抜こうとする
    一人の超人の苦悩と勇気を、ヒューマニズ
    ムあふれる説得力と格調高い筆致とによっ
    て描きだした超人テーマの古典的名作!
    〔2刷カバー裏解説より〕
【映像】・1938年/米
     エドワード・セジウィック監督『豪傑ブラウン / The Gladiator』



00273/スタニスワフ・レム 砂漠の惑星
【初版】 77/12/15

【タイトル】砂漠の惑星 / Niezwyciezony
【著者】スタニスワフ・レム / Stanislaw Lem
【訳者】飯田規和 / Kiwa Iida【初出】1964年
【内容】6年前に消息をたった宇宙巡洋艦コンドル
    号探索のため〈砂漠の惑星〉に降りたった
    無敵号が発見したものは、異星の地に傾い
    たそそりたつその船体だった。生存者の姿
    は見あたらない。船内が混乱をきわめてい
    るにもかかわらず、不思議なことに攻撃を
    受けた形跡はなく、さまざまな防衛手段は
    手つかずのまま残されていた。果てしなく
    続く風紋、死と荒廃の風の吹き抜けていく
    奇怪な〈都市〉、偵察機を襲う〈黒雲〉、
    そして金属の〈植物〉――探検隊はテクノ
    ロジーを駆使して異星を探査したが……。
    レムが異星における人間を描き、科学的認
    識の絶対視に疑問をなげかけた問題の書!
    〔4刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010273-2



00274/H・G・ウエルズ タイム・マシン
【初版】 78/01/15

◎H・G・ウエルズ傑作集:2
【タイトル】タイム・マシン
【著者】H・G・ウエルズ / H. G. Wells
【訳者】宇野利泰 / Toshiyasu Uno
【初出】1978年本書
【内容】時を飛翔する機械〈タイム・マシン〉に乗
    りこんだタイム・トラベラーは80万年後の
    世界へ飛んだ。防疫医学が成功し、社会改
    良事業の完成で衣食住が充ち足り、あらゆ
    る闘争が消滅してしまった未来社会は、一
    見、楽園のように見えたが……〈タイム・
    マシン〉という概念をはじめてSFの世界
    に持ちこんだ表題作をはじめ、よい子だけ
    が店に入れ、素晴らしいおもちゃを手にす
    ることのできる「魔法の店」、道を急いで
    いる時に、子供の頃なかに入ったことがあ
    るみどり色の扉が現われる「塀にある扉」
    など六篇を収録。SFの先駆者ウエルズが
    描きだす奔放なイマジネーションの世界!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010274-0
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】塀のある扉 / The Door in the Wall
【初出】The Country of the Blind and Other Stories誌1911年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】陸の甲鉄艦 / The Land Ironclads
【初出】The Country of the Blind and Other Stories誌1911年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】魔法の店 / The Magic Shop
【初出】Twelvs Stories and a Dream誌1903年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】盗まれたバチルス / The Stolen Bacillus
【初出】Stolen Bacillus and Other Incidents誌1895年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】故エルヴシャム氏の話 / The Story of the Late Mr. Elvesham
【初出】The Plattner Story and Others誌1897年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】タイムマシン / The Time Machine ; An Invention
【初出】1895年
【BEST】・SFマガジン98年1月号発表:海外短篇部門43位
【映像】・1960年/米(ギャラクシイ・フィルムズ/MGM)
     ジョージ・パル監督『タイム・マシン / The Time Machine』
    ・1978年/米(NBC)
     ヘニング・シェラーラップ監督『The Time Machine』



00275/ロバート・シェクリイ 地球巡礼
【初版】 78/01/15

【タイトル】地球巡礼 / Pilgrimage to Earth
【著者】ロバート・シェクリイ / Robert Sheckley
【訳者】宇野利泰 / Toshiyasu Uno
【初出】1957年
【内容】遠い辺境の惑星から、念願かなってあこが
    れの母なる地球を訪れた青年の悲しい恋の
    物語「地球への巡礼の旅」、大気も気候も
    重力もすべて地球と同じでありながら、地
    球人の声が地震を起こし、その汗が住民の
    火傷の原因となったりする奇妙な惑星の話
    「地球人の善と悪」、そのほか、完全無欠
    な防衛器を装備して、未知の惑星の探険に
    おもむいた隊員が、その防衛器ゆえに原住
    民との間にまきおこすさまざまなトラブル
    を描いた「試作品」など15篇を収録。不思
    議な、奇想天外な、途方もなく愉快な話を
    書かせたらその右にでるもののいない奇才
    ロバート・シェクリイの珠玉の短篇集!
    〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】地球への巡礼の旅 / Pilgrimage to Earth
【初出】1956年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】地球人の善と悪 / All the Things You Are
【初出】1956年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ワナ / Trap
【初出】1956年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】肉体 / The Body
【初出】1956年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】試作品 / Early Model
【初出】1956年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】廃品処理サーヴィス会社 / Disposal Service
【初出】1955年
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】人間の負う重荷 / Human's Burden
【初出】1956年
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】夜の恐怖 / Fear in the Night
【初出】1952年
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】悪薬 / Bad Medicine
【初出】1956年
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】災厄を防ぐ者 / Protection
【初出】1956年
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】地水火風 / Earth, Fire and Water
【初出】1955年
12 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】密航者 / Deadhead
【初出】1955年
13 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アカデミー / The Academy
【初出】1954年
14 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】家畜輸送船 / Milk Run
【初出】1954年
15 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】救命艇の叛逆 / The Lifeboat Mutiny
【初出】1955年



00276/宇宙大作戦 メトセラへの鎮魂歌
【初版】 78/01/31

◎宇宙大作戦 / STAR TREK
 ○TV Novelizations
【タイトル】メトセラへの鎮魂歌 / Star Trek 5
【著者】ジェイムズ・ブリッシュ / James Blish
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1972年
【内容】宇宙連邦軍の誇る最新鋭の航宙艦〈エンター
    プライズ〉号は,精鋭乗組員をのせて今日も
    あくなき冒険の旅へと出発する。異次元の接
    近によりキャプテン・カークが連れ去られ,
    その救出に赴いた〈エンタープライズ〉号は
    ソリア星人のクモの巣に捕えられる。また中
    枢神経をかく乱させるコロニー惑星のさや植
    物や,地球の歴史上に幾多の著名な名を残し
    てきた,惑星ホルバーグに隠れ棲む不老不死
    の男。――広大無辺の宇宙には,まだまだ信
    じられぬ事件や,未知の世界が潜んでいるの
    だ。それらを解明するために,知恵と勇気を
    もって戦う乗員たちの,傑作冒険シリーズ!
    〔6刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010276-7
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】神、だれを滅し給うや / Whom Gods Destroy
【原案】リー・アーウィン&ジェリイ・ソール / Lee Erwin and Jerry Sohl
【映像】・1969年1月3日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.71 第3シーズン)
      第69話「Whom Gods Destroy」
    ・1973年11月3日,10日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第69話「宇宙の精神病院」
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ソリアのクモの巣 / The Tholian Web
【原案】ジュディ・バーンズ&チェット・リチャーズ
      / Judy Burns and Chet Richards
【映像】・1968年11月15日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.64 第3シーズン)
      第64話「The Tholian Web」
    ・1973年8月11日,18日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第63話「異次元空間に入ったカーク船長の危機」
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】最後の戦場 / Let That Be Your Last Battlefield
【原案】オリバー・クロフォード&リー・クローニン
      / Oliver Crawford and Lee Cronin
【映像】・1969年1月10日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.70 第3シーズン)
      第70話「Let That Be Your Last Battlefield」
    ・1973年10月20日,27日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第68話「惑星セロンの対立」
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】二度目のエデン / This Side of Paradise
【原案】ナザン・バトラー&D・C・フォンタナ / and D. C. Fontana
【映像】・1967年3月2日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.25 第1シーズン)
      第24話「This Side of Paradise」
    ・1969年10月12日/日(NTV)
     『宇宙大作戦』
      第21話「死の楽園」
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】生命体交換 / Turnabout Intruder
【原案】ジーン・ロッデンベリイ&アーサー・H・シンガー
      / Gene Roddenberry and Arthur H. Singer
【映像】・1969年6月3日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.79 第3シーズン)
      第79話「Turnabout Intruder」
    ・1974年3月9日,16日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第78話「変身! カーク船長の危機」
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】メトセラへの鎮魂歌 / Requiem for Methuselah
【原案】ジェロウム・ビクスビー / Jerome Bixby
【映像】・1969年2月14日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.76 第3シーズン)
      第74話「Requiem for Methuselah」
    ・1974年1月12日,19日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第74話「6200才の恋」
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】エデンへの道 / The Way to Eden
【原案】アーサー・ハイネマン&ミカエル・リチャード / Arthur Heinemann and
【映像】・1969年2月21日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.75 第3シーズン)
      第75話「The Way to Eden」
    ・1973年12月29日,1974年1月5日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第73話「自由の惑星エデンを求めて」



00277/アルフレッド・ベスター 虎よ、虎よ!
【初版】 78/01/31

【タイトル】虎よ、虎よ! / Tiger! Tiger!
    ・初出時の題名;The Stars My Destinations
【著者】アルフレッド・ベスター / Alfred Bester
【訳者】中田耕治 / Koji Nakada
【初出】1956年
【内容】ジョウント効果と呼ばれるテレポーテーシ
    ョンの開発によって、世界は大きく変貌し
    た。一瞬のうちに空間を跳び、人々はどこ
    へでも、自由に行けるようになったのであ
    る。しかしそれと同時に、このジョウント
    効果がもたらしたもの、それは富と窃盗、
    収奪と劫略、怖るべき惑星間戦争でもあっ
    た。この物情騒然たる25世紀を背景として
    顔に異様な虎の刺青をされた野生の男ガリ
    ヴァー・フォイルの、無限の時空をまたに
    かけた絢爛たる〈ヴォーガ〉復讐の物語が
    ここにはじまる……。アメリカSF界きっ
    ての奇才が、前衛的な手法と華麗な筆致を
    駆使して見事に描きあげた不滅の名作!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【BEST】・別冊奇想天外1977年4月号『SF再入門全集』発表:5位
    ・SF宝石1979年8月創刊号発表:9位
    ・ローカス1987年8月号発表:10位
    ・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門7位
    ・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門4位
【ISBN】4-15-010277-5



00278/ローダン 還らぬトーラ
【初版】 78/02/15

◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :39
 ○アルコン帝国
【タイトル】還らぬトーラ
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年
【内容】アルコン摂政のロボット艦と異次元の敵ドル
    ーフとの戦闘のまっただ中に,ローダンたち
    の軽巡《ビルマ》は飛びこんだ。両者の戦い
    を混乱させようというわけだが,ローダンの
    真意は惑星ドルーフォン地下の大計算センタ
    ーを破壊し,敵の開発した時間凝固装置モデ
    ルを奪うことにあった。だが,戦況は測りが
    たく,おりしも窮地にあるローダンには〈妻
    トーラ危篤〉の悲報が届いたのだ! かつて
    トーラのためにアラス族から入手した生命延
    長血清だが,その中に,まさかタイプF・ア
    ルコンの病原菌が混入していたとは! 失意
    の底のローダンに,果して戦況はどう運ぶ?!
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010278-3
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】永遠の囚人 / IN DEN FESSELN DER EWIGKEIT
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】還らぬトーラ / THORAS OPFERGANG
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand



00279/フィリップ・ホセ・ファーマー 太陽神降臨
【初版】 78/02/15

【タイトル】太陽神降臨 / Flesh
【著者】フィリップ・ホセ・ファーマー / Philip Jose Farmer
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1960年(一部削除された不完全な形で)
    1966年
【内容】頭に角を生やした大男が扮する太陽神は狂
    おしく叫び、さし招く女神に突進する。ド
    ラム、角笛の響きは最高潮に達し、娘たち
    の欲情の叫びは耳を聾す。祭典はクライマ
    ックスに達した! 毎年国中の若者の中か
    ら選ばれるこの儀式の主役太陽神に、この
    年は 800年の旅を終え地球に戻ってきた宇
    宙船〈地球号〉の船長スタッグが祭りあげ
    られた。手術で植えこまれた角で欲望の奴
    隷となった彼は、否応なく異教の性的な儀
    式の主役を演じ続けていく。一方、他の隊
    員達は船長を救い出そうとしていたが……
    鬼才ファーマーが奔放なイマジネーション
    を駆使して描く、めくるめく異様な世界!
    〔初刷カバー裏解説より〕



00280/ポール・アンダースン 魔界の紋章
【初版】 78/02/28

【タイトル】魔界の紋章 / Three Hearts and Three Lions
【著者】ポール・アンダースン / Poul Anderson
【訳者】豊田有恒 / Aritune Toyoda
【初出】1961年(雑誌1953年)
【内容】ホルガー・カールセンは死を覚悟し,敢然と
    銃を手にとると,悪魔のような敵ナチス・ド
    イツ軍に向って突撃した。その時突如,世界
    が燃えあがり,すべては暗黒に閉された――
    彼がふたたび眼をさましたのは,魔法使い,
    小妖精,小鬼,巨人のむれが徘徊出没し,想
    像を絶する戦いが激しく繰り拡げられている
    魔界だった! 気がつくと彼は、三つの心臓
    と三頭の獅子の紋章を描いた盾を持つ騎士と
    なって,身の毛もよだつ悪魔と剣を交えてい
    たのである! 時間と歴史テーマを書いては
    比肩する者なき才人アンダースンの奇抜で楽
    しいスーパーサイエンス・ファンタジイ!
    〔初刷巻頭解説より〕



00281/ロバート・A・ハインライン 宇宙の孤児
【初版】 78/02/28

【タイトル】宇宙の孤児 / Orphans of the Sky
【著者】ロバート・A・ハインライン / Robert A. Heinlein
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1963年
【内容】人々はその〈船〉こそ一つの世界そのもの
    だと信じて、種族ごとに集団生活を営んで
    いた。森があり農場があり廃墟があり迷路
    があり……そして森には恐るべき食人種を
    奴隷とする双頭のミュータントさえいた!
    だが実は、これこそ遠い昔に人類がはじめ
    て恒星空間へ進出しようとした最初の恒星
    宇宙船だったのである! 航行途上の反乱
    で航宙士のほとんどが死に絶え、長い年月
    の間には〈船〉は中世的迷信の世界に変貌
    してしまったのだ。だがある日、一人の青
    年が〈船〉内の探検に乗り出し、はじめて
    埋もれた真相を掘りおこした……。巨匠ハ
    インラインが描く壮大無比の宇宙ドラマ!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010281-3
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】大宇宙 / Universe
【初出】ASF誌1941年5月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】常識 / Common sense
【初出】ASF誌1941年10月号



00282/H・G・ウエルズ 透明人間
【初版】 78/03/15

◎H・G・ウエルズ傑作集:3
【タイトル】透明人間 / The Invisible Man
【著者】H・G・ウエルズ / H. G. Wells
【訳者】宇野利泰 / Toshiyasu Uno
【初出】1897年
【内容】身もこおるような寒い日だった。頭から足
    のさきまで防寒具で身をつつみ、顔をサン
    グラスと包帯でおおった男が、とある寒村
    に宿をとった。翌日、無数のガラス壜や試
    験管が運びこまれるや、男は部屋にとじこ
    もった。なにか秘密の実験がはじまったら
    しい。村人たちの間には恐れと興味のいり
    まじった噂がひろがる――包帯の下にある
    のは、醜い傷跡なのか、不快なひきつれな
    のか? そして、男が現われたその日から
    村には不思議なできごとがおこるようにな
    った……古来からの人間の願望だった不視
    性を空想科学の力によって実現させた、現
    代SFの始祖と謳われる文豪不滅の名作!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【映像】・1933年/米(ユニヴァーサル)
     ジェイムズ・ホエール監督『透明人間』
【ISBN】4-15-010282-1



00283/ローダン 核地獄グレイ・ビースト
【初版】 78/03/15

◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :40
 ○アルコン帝国
【タイトル】核地獄グレイ・ビースト
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年
【内容】ミュルタ星系第七惑星グレイ・ビーストにあ
    るテラ宇宙艦隊の基地が,ついにアルコン軍
    に発見された。たちまち熾烈な砲撃が惑星を
    襲い,一瞬のうちに核地獄と化してしまった
    グレイ・ビースト上では,ローダンの生命も
    あわやと思われた。だが,幸運にもかれは海
    洋のただ中の島で生き延びていたのだ。しか
    しその安堵もつかの間,救援の船と見えたの
    はじつはアルコン艦だった! しかも次に移
    乗した船がさらに危険きわまりない異次元の
    敵ドルーフの艦であったとは! 一難去って
    また一難……次々とローダンに迫る危機また
    危機を,果たしてかれはどう乗り切るか!?
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010283-X
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】核地獄グレイ・ビースト / DIE ATOMHOELLE VON GRAY BEAST
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ドルーフの本拠にて / IN DEN HOEHLEN DER DRUUF
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr



00284/エドモンド・ハミルトン 彗星王の陰謀
【初版】 78/03/31

◎キャプテン・フューチャー / Captain Future
【タイトル】彗星王の陰謀 / THE COMET KINGS
【著者】エドモンド・ハミルトン / Edmond Hamilton
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】CAPTAIN FUTURE MAN OF TOMORROW:1942年夏季号
【内容】太陽系内で原因不明の宇宙船消失事件があい
    ついで発生した。貨物船,定期旅客船,タン
    カーなどあわせて52隻,はては調査におもむ
    いた惑星パトロール司令エズラ・ガーニーと
    美人諜報員ジョオン・ランドールの宇宙船ま
    でも消息を断つ始末! 事態を重視した太陽
    系政府は,ついに意を決して月面に合図を送
    りキャプテン・フューチャーの出動を要請し
    た。調査の結果,ハレー彗星がその原因であ
    ることをつきとめたものの,なんとフューチ
    ャーメン一行までも恐るべき科学力を用いる
    彗星人によって囚われの身に! はたして太
    陽系の運命は……痛快宇宙大活劇第12弾!
    〔4刷巻頭解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門40位(シリーズとして)
【映像】・1979年/日(NHK)『キャプテン・フューチャー』
                第37話「消えた宇宙船」
                第38話「彗星の支配者」
                第39話「アルルスの正体」
                第40話「悪夢の世界・四次元」



00285/ワールズ・ベスト 忘却の惑星
【初版】 78/04/15

◎ワールズ・ベスト1966
【タイトル】忘却の惑星 / World's Best Science Fiction:1966
【編者】ドナルド・A・ウォルハイム&テリー・カー
      / Donald A. Wollheim and Terry Carr
【初出】1966年
【内容】ここはどこだ? おれはなぜここにいるん
    だ? 地球軍情報部員コルグレイヴは、と
    まどいながら見知らぬ惑星の異様な風景を
    ながめていた。やがて徐々に記憶が回復す
    るにつれて驚くべき真相が……「忘却の惑
    星」、太陽から放射される光の圧力を利用
    して航行する太陽ヨットレースを、巨匠ク
    ラークがサスペンスフルに描く「太陽から
    の風」、鬼才ハーラン・エリスンのヒュー
    ゴー賞最優秀中短篇賞受賞作品「『悔い改め
    よ、ハーレクィン!』とチクタクマンはいっ
    た」など、二大アンソロジスト――ウォル
    ハイムとカーが、力作ばかりを精選したヴ
    ァラエティあふれる年間傑作集第二弾!
    〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】太陽からの風 / Sunjammer
    ・別題名"The Wind from the Sun"
【著者】アーサー・C・クラーク / Arthur C. Clarke
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】ボーイズライフ誌1963年5月
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外短篇部門19位
    ・SFマガジン1998年1月号発表:海外短篇部門26位
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】時計じかけの医者 / Calling Dr. Clockwork
【著者】ロン・グーラート / Ron Goulart
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】1965年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ノウンスペース / Known Space
【タイトル】地獄で立往生 / Becalmed In Hell
【著者】ラリイ・ニーヴン / Larry Niven
【訳者】中上守 / Mamoru Nakagami
【初出】F&SF誌1965年7月号
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】居留区 / Apartness
【著者】ヴァーナー・ヴィンジ / Vernor Vinge
【訳者】塚本淳二 / Junji Tsukamoto
【初出】1965年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】河を渡って木立をぬけて / Over the River and Through the Woods
【著者】クリフォード・D・シマック / Clifford D. Simak
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】アメージング誌1965年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】忘却の惑星 / Planet of Forgetting
【著者】ジェイムズ・H・シュミッツ / James H. Schmitz
【訳者】石川智嗣
【初出】ギャラクシイ誌1965年
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】「悔い改めよ、ハーレクィン!」とチクタクマンはいった
     / "Repent, Harlequin!" Said the Ticktockman
【著者】ハーラン・エリスン / Harlan Ellison
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】1965年
【受賞】・1966年度:ヒューゴー賞ShortFiction部門
    ・1965年度:ネビュラ賞ShortStory部門
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】決断者たち / The Decision Makers
【著者】ジョセフ・グリーン / Joseph Green
【訳者】安田均 / Hitoshi Yasuda
【初出】1965年
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】旅人の憩い / Traveler's Rest
【著者】デイヴィッド・I・マッスン / David I. Masson
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】1965年
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】未収録作品 / Uncollected Works
【著者】リン・カーター / Lin Carter
【訳者】日夏響 / Hibiki Hinatsu
【初出】1965年
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】消失点 / Vanishing Point
【著者】ジョナサン・ブランド / Jonathan Brand
【訳者】榊周一
【初出】1965年
12 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】うちの町内 / In Our Block
【著者】R・A・ラファティ / R. A. Lafferty
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】イフ誌1965年7月号
13 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】赤方偏移の仮面 / Masque of the Red Shift
【著者】フレッド・セイバーヘーゲン / Fred Saberhagen
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1965年
14 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】とらわれの魔神 / The Captive Djinn
【著者】クリストファー・アンヴィル / Christopher Anvil
【訳者】安田均 / Hitoshi Yasuda
【初出】1965年
15 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】新しき良き時代 / The Good New Days
【著者】フリッツ・ライバー / Fritz Leiber
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1965年



00286/ジョン・ウインダム 呪われた村
【初版】 78/04/15

【タイトル】呪われた村 / The Midwich Cuckoos
【著者】ジョン・ウインダム / John Wyndham
【訳者】林克己 / Katsumi Hayashi
【初出】1957年
【内容】9月26日、月曜日。ロンドンにほど近い小
    村ミドウィッチの夜は、常と変りなく、静
    かに更けつつあった。だが10時17分、村の
    ほぼ中央に、白く輝く円盤状の未確認飛行
    物体が着陸するや、これを中心とする半径
    一マイルの地域のあらゆる生物を眠らせて
    しまった。急遽出動した軍隊もなすすべを
    知らず24時間を過したころ、円盤はふたた
    び何処ともなく姿を消した。住民はすべて
    無事。村は何事もなかったかのようだった
    が、やがて……村に住むあらゆる受胎可能
    の女――17歳から45歳までの女性全員が、
    妊娠していたのだ! イギリスSF界の重
    鎮ウィンダムが描く戦慄と恐怖の異色作。
    〔初刷カバー裏解説より〕
【映像】・1960年/英(MGM)
     ウルフ・リラ監督『未知空間の恐怖・光る眼 / Village of the Damned』
    ・1963年/英(MGM)
     アントン・リーダー監督
     『続・光る眼/宇宙空間の恐怖 / Children of the Damned』
    ・1995年/米
     ジョン・カーペンター監督『光る眼 / Village of the Damned』
【ISBN】4-15-010286-4



00287/リン・カーター 時の果てに立つゾンガー
( 1) 78/04/30

◎レムリアン・サーガ:5
【タイトル】時の果てに立つゾンガー / Thongor at the End of Time
【著者】リン・カーター / Lin Carter
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】1968年
【内容】神々に春の供物を捧げる儀式がまさにはじま
    ろうとしたとき,突如ゾンガーは喉元をかき
    むしると,大理石の段々をすべり落ち,祭壇
    の下に死せる人のごとく横たわった。強者ゾ
    ンガー暗殺さる!? 参列の人々は恐怖と狼狽
    に色めきたち,神殿内は阿鼻叫喚の坩堝と化
    した。打ち砕かれ,廃墟と化した暗黒の都ザ
    ールより,ただ一人生きのびた魔道師――マ
    ルダナクスの黒魔術が,ついにゾンガーを打
    ちたおしたのだ! 火の都パタンガの覇権を
    めぐって,やがてスミア王妃とタル王子にも
    魔手が迫る。一方,肉体を離れ,霊界へと追
    いやられたゾンガーをまっていたのは……。
    〔初刷巻頭解説より〕



00288/宇宙大作戦 禁断のパラダイス
【初版】 78/04/15

◎宇宙大作戦 / STAR TREK
 ○TV Novelizations
【タイトル】禁断のパラダイス / Star Trek 6
【著者】ジェイムズ・ブリッシュ / James Blish
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1972年
【内容】哲学的命題〈善〉と〈悪〉との対決を強いる
    岩石生物ヤーネックに操られて、キャプテン
    ・カークと副長スポックは〈悪〉の代表たる
    クリンゴン星人ら三人の無法者と苛烈な死闘
    を演じることになったが……!? 巻頭の「非
    情なる終幕」をはじめ,乗組員に感情移入し
    てその肉体を奪うツイター星人の来襲を描く
    「光る宇宙嵐」,また惑星産の鉱石をエネル
    ギーにして人間を支配しているコンピュータ
    ー怪竜の表題作など,宇宙連邦軍が誇る〈エ
    ンタープライズ〉号の傑作冒険六篇を収めた
    人気シリーズ。宇宙の平和と安寧のために,
    今日も〈エンタープライズ〉号は星の旅へ!
    〔7刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010288-0
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】非情なる終幕 / The Savage Curtain
【原案】ジーン・ロッデンベリイ&アーサー・ハイネマン
      / Gene Roddenberry and Arthur Heinemann
【映像】・1969年3月7日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.77 第3シーズン)
      第77話「The Savage Curtain」
    ・1974年1月26日,2月2日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第75話「未確認惑星の岩石人間」
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】光る宇宙嵐 / The Lights of Zetar
【原案】ジェレミー・ターチャー&シャーリ・リュイス
      / Jeremy Tarcher and Shari Lewis
【映像】・1969年1月31日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.73 第3シーズン)
      第73話「The Lights of Zetar」
    ・1973年12月1日,8日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第71話「消滅惑星ゼータの攻撃」
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】禁断のパラダイス / The Apple
【原案】マックス・エーリッヒ&ジーン・L・クーン
      / Max Ehrlich and Gene L. Coon
【映像】・1967年10月13日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.38 第2シーズン)
      第34話「The Apple」
    ・1972年8月13日,20日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第38話「死のパラダイス」
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】銀河系の放浪者 / By Any Other Name
【原案】D・C・フォンタナ&ジェロウム・ビクスビー
      / D. C. Fontana and Jerome Bixby
【映像】・1968年2月23日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.50 第2シーズン)
      第51話「By Any Other Name」
    ・1973年2月10日,17日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第50話「宇宙300年の旅」
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】雲の上の住人たち / The Cloud Minders
【原案】マーガレット・アーメン,デイヴィッド・ジェロルド
     &オリバー・クロフォード
       / Margaret Armen, David Gerrold and Oliver Crawford
【映像】・1969年2月28日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.74 第3シーズン)
      第76話「The Cloud Minders」
    ・1973年12月15日,22日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第72話「惑星アーナダのジーナイト作戦」
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ギデオンの記章 / The Mark of Gideon
【原案】ジョージ・F・スレイヴィン&スタンリー・アダムズ
      / George F. Slavin and Stanley Adams
【映像】・1969年1月17日/米(NBC)
     『STAR TREK』(制作No.72 第3シーズン)
      第71話「The Mark of Gideon」
    ・1973年11月17日,24日/日(CX)
     『宇宙パトロール』
      第70話「長寿惑星ギデオンの苦悩」



00289/フィリップ・ホセ・ファーマー 果しなき河よ我を誘え
【初版】 78/04/30

◎リバーワールド / Riverworld :1
【タイトル】果しなき河よ我を誘え / To Your Scattered Bodies Go
【著者】フィリップ・ホセ・ファーマー / Philip Jose Farmer
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1971年(雑誌1966年)
【内容】青い空が上にあった。英国の探検家リチャ
    ード・バートンが死の眠りから目覚めた時
    最初に目に入ったのがそれだった。次に、
    緑の草原と、幅一マイルはある〈河〉。この
    大河の両岸に、ネアンデルタール人から21
    世紀人にいたる、すべての地球人類が復活
    していたのだ! だれがこのリバーワール
    ドを創りあげたのか? その目的は? ま
    たなぜ21世紀初頭に人類は滅亡してしまっ
    たのか? 様々な疑問を胸に、ネアンデル
    タール人のカズ、くじら座タウ星人、ビク
    トリア朝の淑女アリスらと共に、バートン
    は果しなき河を遡る探索の旅にでたが……
    1972年度ヒューゴー賞受賞に輝く傑作長篇
    〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1972年度:ヒューゴー賞Novel部門
【ISBN】4-15-010289-9



00290/ ローダン 擬装の銀河ゲーム
【初版】 78/05/15

◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :41
 ○アルコン帝国
【タイトル】擬装の銀河ゲーム
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年
【内容】異次元の敵ドルーフの宇宙は,しだいに消滅
    しつつあった。それが消滅してしまえば,通
    常空間から異次元空間への移動は不可能にな
    る。ドルーフとアルコンを戦わせ,たがいに
    戦力を弱めれば,テラに対する脅威もなくな
    る……と,ドルーフ・アルコン戦に漁夫の利
    を見込んでいたローダンだが,そのタイム・
    リミットはもはや間近かに迫っているのだっ
    た。そこで考えついた新たな一計。だが,一
    か八かの賭けに似たその危険な銀河ゲームは
    思いがけないところで計算にミスを生じた!
    傍観するはずのローダンの宇宙船がなんとド
    ルーフ艦隊の指揮をとることになろうとは?!
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010290-2
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】祖先の宇宙船 / RAUMSCHIFF DER AHNEN
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】擬装の銀河ゲーム / SCHACH DEM UNIVERSUM
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr



00291/A・E・ウ゛ァン・ウ゛ォクト 宇宙船ビーグル号
【初版】 78/05/15

【タイトル】宇宙船ビーグル号 / The Voyage of the Space Beagle
【著者】A・E・ヴァン・ヴォクト / A. E. van Vogt
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1950年
    ・本作品はASF誌に発表された中短篇に補筆し長篇化したもの
     1939年 黒い破壊者 / Black Destroyer
     1950年 神経の戦い / War of Nerves
     1939年 緋色の不協和音 / Discord in Scarlet
     1943年 M−33星雲 / M33 in Andromeda
【内容】食料となる生物が絶滅し、激しい飢えに苦
    しんでいたクァールは、興奮に身を震わせ
    た。巨大な宇宙船が廃墟のなかに着陸、中
    から二足生物の群れが降りたったのだ。餌
    だ! すぐにでも襲いかかり、そのかよわ
    い生物を叩きつぶしたい衝動をかろうじて
    抑えつけたクァールは、獰猛な虎に似た奇
    怪なその姿を廃墟の中に溶けこませると、
    宇宙船めがけて忍び寄っていった……暗黒
    の深淵に潜む怖るべき異種の知性たち、こ
    れら人類の常識を越えた超能力をもつ怪物
    たちと、巨大宇宙船ビーグル号に乗り組ん
    だ探険隊との死闘を、奔放な想像力と生々
    しい迫力で描く、宇宙テーマSFの真髄!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【BEST】・別冊奇想天外1977年4月号『SF再入門全集』発表:7位
    ・SF宝石1979年8月創刊号発表:6位
    ・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門28位
    ・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門19位
【ISBN】4-15-010291-0



00292/アーサー・C・クラーク 太陽からの風
【初版】 78/05/31

【タイトル】太陽からの風 / The Wind from the Sun
【著者】アーサー・C・クラーク / Arthur C. Clarke
【初出】1972年
【内容】赤道上空22,000マイル。今、男たちは太陽
    ヨットレースのスタートラインに並んでい
    た。途方もなく大きな円形帆は、惑星の間
    を吹く風を受けて、いっぱいにふくらんで
    いる。レース開始まであと3分。これから
    地球を2周してその加速で地球から脱出し
    太陽の風を背にまともに受けながら、月へ
    むかうレースが始まる……男たちの夢とロ
    マンをのせ、宇宙を疾駆する太陽ヨットレ
    ースを描いた「太陽からの風」をはじめ、
    木星の生命体とのファースト・コンタクト
    を扱った「メデューサとの出会い」など、
    独自の道を歩み続ける巨匠が、人類の未来
    と宇宙の姿を詳細に描きだした最新短篇集
    〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010292-9
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】神々の糧 / The Food of the Gods
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1961年5月
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【タイトル】大渦巻II / Maelstrom II
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1962年5月
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】輝くもの / The Shining Ones
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1962年12月
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【タイトル】太陽からの風 / Sunjammer
    ・別題名"The Wind from the Sun"
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】ボーイズ・ライフ誌1963年5月
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外短篇部門19位
    ・SFマガジン1998年1月号発表:海外短篇部門26位
【コメント】・既刊 ドナルド・A・ウォルハイム&テリー・カー編『忘却の惑星』
      (SF285)にも収録
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】秘密 / The Secret
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1963年6月
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】最後の命令 / The Last Command
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1963年6月
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】Fはフランケンシュタインの番号 / Dial "F" for Frankenstein
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1963年6月
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【タイトル】再会 / Reunion
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1963年11月
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【タイトル】記録再生 / Playback
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1963年12月
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【タイトル】暗黒の光 / The Light of Darkness
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1964年2月
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【タイトル】史上最長のSF / The Longest Science-Fiction Story Ever Told
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1965年4月
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【タイトル】ハーバート・ジョージ・モーリー・ロバーツ・ウエルズ殿
      / Herbert George Morley Roberts Wells, Esa
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1967年4月
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【タイトル】あの宇宙を愛せ / Love that Universe
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1966年10月
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【タイトル】十字軍 / Crusade
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1966年10月
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【タイトル】無慈悲な空 / The Cruel Sky
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1966年10月
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【タイトル】中性子星 / The Neutron Tide
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1970年1月
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【タイトル】地球の太陽面通過 / Transit of Earth
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1970年2月
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【タイトル】メデューサとの出会い / A Meeting with Medusa
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】1971年2月
【受賞】・1972年度:ネビュラ賞Novella部門
    ・第5回(1974年):星雲賞海外短篇部門
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外短篇部門43位



00293/キース・ローマー 多元宇宙の帝国
【初版】 78/05/31

【タイトル】多元宇宙の帝国 / Worlds of the Imperium
【著者】キース・ローマー / Keith Laumer
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1962年
【内容】ストックホルムの路上で,突如拉致されたブ
    ライオン・ベイヤードは,次元を越えて,無
    数の平行宇宙の中心に位置する〈帝国〉へと
    連れさられた。MC転移機を用いて各次元を
    統治し,無敵とも見える〈帝国〉も,じつは
    暗い島国・2の無謀な侵略に悩んでいた。そ
    して,〈帝国〉の上層部がベイヤードに見せ
    た暗い島国・2の独裁者の写真は,ベイヤー
    ドに瓜ふたつだった! 脅し混じりで説得さ
    れたベイヤードは,異次元世界の独裁者にな
    るべく,おくり出されたが――屈指のエンタ
    ーテインメント作家ローマーが,アメリカS
    F界にはなばなしくデビューした,処女長篇
    〔初刷巻頭解説より〕
【コメント】・本書は『多元宇宙SOS』(SF33)の前篇



00294/ロバート・シルウ゛ァーバークガラスの塔
【初版】 78/05/31

【タイトル】ガラスの塔 / Tower of Glass
【著者】ロバート・シルヴァーバーグ / Robert Silverberg
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1970年
【内容】2−4−1,2−5−1、3−1……それ
    は、電波パルスで、ついでレーザー光線で
    23世紀の地球に届けられた異星からのメッ
    セージだった。アンドロイドの創造者クル
    ッグはそれを知るや、人類の存在を宇宙に
    知らせるために、巨大な送信機“ガラスの
    塔”を北極に建設することを思いたち、ア
    ンドロイドをその過酷な地に労働力として
    送りこんだ。人間と同じように喜怒哀楽の
    感情を持つかれらは、自分たちの創造者ク
    ルッグをひそかに神とたたえつつ、奴隷状
    態からの開放の願いをかれに託していたの
    だが……米SF界の才筆が未来の「バベル
    の塔」の崩壊を想像力ゆたかに描きだす!
    〔初刷カバー裏解説より〕



00295/ハリイ・ハリスン 殺意の惑星
【初版】 78/06/15

【タイトル】殺意の惑星 / Planet of the Damned
【著者】ハリイ・ハリスン / Harry Harrison
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1962年
【内容】まさに気ちがいざただった。どこからか手に
    入れたコバルト爆弾のほかは一切の近代装備
    を持たぬディス人たち――その彼らが突如隣
    星ニーヨルドに対して宣戦を布告そたのだ!
    自殺的ともいえる彼らの行動の真相を探り,
    さらに滅亡から救うべく,二十種競技の優勝
    者ブライオン・ブランドが,苛酷な自然の支
    配するこの惑星に送りこまれた。だが,その
    彼を待ち受けていたのは,無気力な使節団,
    灼熱の太陽,そして敵意に満ちた原住民……
    しかも頭上には,三日の猶予ののちに水爆を
    投下すべくニーヨルド艦隊が待機していた!
    才人ハリスンが描く息づまる傑作冒険SF。
    〔初刷巻頭解説より〕



00296/ローダン アルコンの兵士狩り
【初版】 78/06/15

◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :42
 ○アルコン帝国
【タイトル】アルコンの兵士狩り
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1967年
【内容】白熱するドルーフ・アルコン戦のさなか,突
    然全ミュータントがローダンに呼びもどされ
    た。アルコン戦艦の艦長にトプシダーのトカ
    ゲどもが任命されたという情報がはいったの
    だ。トプシダーといえば,忘れもしない70年
    前に突如ヴェガ星域に侵攻してきた仇敵。も
    しかれらが,そのときのテラ・ポジションの
    データを今も保持していれば,これは大変な
    ことになる。ローダンがひたすらテラを秘密
    にしてきた努力が水の泡になるのだ! この
    非常事態に直面し,かれらの記憶を抹消する
    ため,ローダンはミュータント全員と共にア
    ルコン人に変装し急遽トプシド目ざしたが!?
    〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010296-1
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ハロー、トプシド、応答せよ / HALLO TOPSID, BITTE MELDEN!
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アルコンの兵士狩り / REKRUTEN FUER ARKON
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton



00297/アレクセイ・パンシン 成長の儀式
【初版】 78/06/15

【タイトル】成長の儀式 / Rite of Passage
【著者】アレクセイ・パンシン / Alexei Panshin
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】1968年
【内容】人工爆発による大戦争で地球は滅び、人類
    はかろうじて、百余の植民惑星と八隻の巨
    大な〈船〉とに散って生きのびていた。そ
    の〈船〉のひとつで生まれた多感な少女マ
    イア――だが、14歳を迎える彼女には厳し
    い試練が待ち構えていた。〈船〉の規律に
    より14歳になると、30日間を敵意に満ちた
    植民惑星で生活し、そこで生きぬいた者の
    みが、一人前の成員としてみとめられるの
    だ。この〈成長の儀式〉を間近にひかえ、
    マイアもまた過酷な世界で生きぬく勇気と
    知識を学びとらねばならなかった! 一人
    の少女の成長過程を、情感豊かにみずみず
    しく描きあげた1968年度ネビュラ賞受賞作
    〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1968年度:ネビュラ賞Novel部門
【ISBN】4-15-010297-X



00298/エドモンド・ハミルトン 惑星タラスト救出せよ!
【初版】 78/07/31

◎キャプテン・フューチャー / Captain Future
【タイトル】惑星タラスト救出せよ! / PLANETS IN PERIL
【著者】エドモンド・ハミルトン / Edmond Hamilton
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】CAPTAIN FUTURE MAN OF TOMORROW:1942年秋季号
【内容】大至急衛星ダイモスまでこられたし! 老科
    学者チコ・スリンの連絡を受け,ダイモスに
    急行したフューチャーメン一行は,そこで驚
    くべき実験をまのあたりにした。アルルス人
    が残した奇妙な科学機器を改造したチコ・ス
    リンは,20憶光年かなたの別の宇宙から異星
    人を呼びよせることに成功したのだ! 〈冷
    たきものたち〉と呼ばれる怪物どもに苦しめ
    られていた彼らタラスト人は,最後の手段と
    して別の宇宙に救援を求めたのである。奇怪
    な四次元空間を抜けて,フューチャーメン一
    行は滅亡の危機にある惑星タラストを救うべ
    く,20憶光年のかなたへと旅立ったが……。
    〔4刷巻頭解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門40位(シリーズとして)
【映像】・1979年/日(NHK)『キャプテン・フューチャー』
                第45話「よみがえれ伝説の英雄」
                第46話「グラッグ奪回作戦」
                第47話「ひとりぼっちの地獄刑」
                第48話「英雄カフールの謎」



00299/ワールズ・ベスト 追憶売ります
【初版】 78/07/31

◎ワールズ・ベスト1967
【タイトル】追憶売ります / World's Best Science Fiction:1967
【編者】ドナルド・A・ウォルハイム&テリー・カー
      / Donald A. Wollheim and Terry Carr
【初出】1967年
【内容】一生をかけて火星に行くことを夢みてきた
    男がいた。だが、不幸にしてそれだけの資
    力に恵まれなかった彼にとって、残された
    最後の手段は、手術によって火星への旅の
    記憶を心に植えつけることだった。しかし
    簡単なはずのその手術がひきおこした意外
    な事実とは……「追憶売ります」、キリス
    ト伝説に前衛的手法を加味した斬新なアプ
    ローチを試み、みごとヒューゴー賞を受賞
    した「この人を見よ」、人類絶滅後の地球
    を支配する巨大コンピュータの愛と苦悩を
    荘厳な筆致で綴る「フロストとベータ」な
    ど、厖大なSF作品の中から厳選された最
    優秀作のみを結集した年刊傑作集第三弾!
    〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】追憶売ります / We Can Remember It for You, Wholesale
【著者】フィリップ・K・ディック / Philip K. Dick
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】F&SF誌1966年4月号
【映像】・1990年/米(ギルド/カロルコ)
     ポール・ヴァーホーヴェン監督『トータル・リコール / Total Recall』
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】去りにし日々の光 / Light of Other Days
【著者】ボブ・ショウ / Bob Show
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1966年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】十二月の鍵 / The Keys to December
【著者】ロジャー・ゼラズニイ / Roger Zelazny
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1966年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】九百人のお祖母さん / Nine Hundred Grandmothers
【著者】R・A・ラファティ / R. A. Lafferty
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】イフ誌1966年2月号
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外短篇部門11位
    ・SFマガジン1998年1月号発表:海外短篇部門21位
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】あざ笑う死体 / Bircher
【著者】A・A・ウォルド / A. A. Walde
【訳者】冬川亘 / Wataru Fuyukawa
【初出】1966年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】この人を見よ / Behold the Man
【著者】マイクル・ムアコック / Michael Moorcock
【訳者】峯岸久 / Hisashi Minegishi
【初出】1966年
【受賞】・1967年度:ネビュラ賞Novella部門
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】どんがらがん / Bumberboom
【著者】エイヴラム・デヴィッドソン / Avram Davidson
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】1966年
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】デイ・ミリオン / Day Million
【著者】フレデリック・ポール / Frederik Pohl
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】1966年
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】コウモリの翼 / The Wings of a Bat
【著者】ポール・アッシュ / Paul Ash
【訳者】谷口高夫
【初出】1966年
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】何時からおいでで / The Man from When
【著者】ダニー・プラクタ / Dannie Plachta
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1966年
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アーメンといったら、おしまい / Amen and Out
【著者】ブライアン・W・オールディス / Brian W. Aldiss
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1966年
12 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】フロストとベータ / For a Breath I Tarry
【著者】ロジャー・ゼラズニイ / Roger Zelazny
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】ニュー・ワールズ誌1966年3月号



00300/ゼナ・ヘンダースン 果しなき旅路
【初版】 78/07/15

◎ピープル / The People
【タイトル】果しなき旅路 / Pilgrimage
【著者】ゼナ・ヘンダースン / Zenna Henderson
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】1961年
【内容】重苦しい絶望に沈みきったゴースト・タウ
    ンさながらの鉱山町――そこには、陰気で
    閉鎖的な人々が住みついていた。女教師ヴ
    ァランシーが赴任したのはそんな町だった
    が、そこに思いがけぬ秘密があった。この
    人々こそ宇宙を旅する途中で遭遇し、地球
    に散らばった遠い星の種族、そして、超能
    力さえもつ《ピープル》だったのだ! 子
    供たちは厳しい種族の掟に縛られ暗い日々
    を送っていたが、かたくなな彼らの心も、
    やがてヴァランシーにだけは開かれていく
    ……。普通人への願望と母星へのノスタル
    ジアとの葛藤の間で生きる《ピープル》の
    姿を、女性らしい筆致で描く感動の名作!
    〔初刷カバー裏解説より〕
【映像】・1972年/米(ABC)
     フランシス・フォード・コッポラ総指揮,ジョン・コーティ監督
     『不思議な村 / The People』
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アララテの山 / Ararat
【初出】F&SF誌1952年10月号
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【タイトル】ギレアデ / Gikead
【初出】1954年
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【タイトル】ヤコブのあつもの(ヤコブのポタージュ) / Pottage
【初出】1955年
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【タイトル】荒野 / Wilderness
【初出】1957年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】囚われびと / Captivity
【初出】1958年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ヨルダン / Jordan
【初出】1959年