00401/ ローダン
A=1の破壊工作者
【初版】 80/08/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :62
○ポスビ
【タイトル】A=1の破壊工作者
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】アトランにかわり,アルコン帝国の新たな支
配者をめざす帝国屈指の名門ミンテロル家の
カルバとかれの抵抗運動グループの暗躍は,
ますます活発化していた。その魔手は,つい
にアトランが住むアルコンの水晶宮にまで
のびていた。アトランを警護するミュータン
ト部隊の長,ジョン・マーシャルのインパル
ス銃にミニ原爆をしかけ,ミュータント部隊
もろともアトランを……! さらにカルバら
は,アルコン帝国のロボット摂政,マンモス
・ポジトロニクスの安全機構A=1に変更を
加えようとしていた。風雲ますます急をつげ
るアルコン帝国,そしてアトランの運命は!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010401-8
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】A=1の破壊工作者 / SABOTEURE IN A-1
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】心理決闘 / DAS PSYCHO-DUELL
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
00402/ドクター・フー
ダレク族の逆襲!
【初版】 80/08/15
◎ドクター・フー / Doctor Who
【タイトル】ダレク族の逆襲! / Doctor Who and the Day of the Daleks
【著者】テランス・ディックス / Terrance Dicks
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】1974年
【内容】22世紀の惑星地球は,まさに地獄だった!
人類の恐るべき敵ダレク族が,20世紀末,突
如として世界を襲った第三次大戦の混乱に乗
じて地球に侵入し,以来 200年にわたって人
類を支配してきたのだ。人々は汚れ,すりき
れたぼろをまとい,瓦礫と化した都市で強制
労働を強いられていた。だが,その中にダレ
ク族に対してひそかに抵抗するレジスタンス
の一派がいた。かれらは,ついにダレク族か
ら時間移送器を盗みだすことに成功,時の流
れをこえて20世紀のイギリスへと向った!
破滅をもたらす第三次大戦をなんとかくいと
めるために……人気爆発のシリーズ第5弾!
〔初刷巻頭解説より〕
00403/SFマガジン・ベスト
空は船でいっぱい
【初版】 80/08/31
◎SFマガジン・ベスト:2
【タイトル】空は船でいっぱい
【編者】浅倉久志・伊藤典夫 / Hisashi Asakura and Norio Ito
【初出】1980年 本書
【内容】人跡未踏の砂漠のほら穴で発見された機械――それは人類が現れる以前から存
在し人類の歴史をことごとく記録していた。何万年もの間沈黙を守っていたそ
の自働機械が突然送信を開始したとき、いったい何が起きたのか?……表題作
の「空は船でいっぱい」ほか、意識をもったロケットの哀愁にみちた物語を、
ブラッドベリが詩情豊かに謳いあげた「われはロケット」、ユーモアSFの快
作『地球人のお荷物』でおなじみのホーカ・シリーズの野球篇「くたばれスネ
イクス!」など六中短篇を収録、SFマガジン誌に訳載され、文庫本未収録の
傑作を厳選した好評のアンソロジイ第2弾!
〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】われはロケット / I, Rocket
【著者】レイ・ブラッドベリ / Ray Bradbury
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1944年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】いつの日か還る / The Obligation
【著者】ロジャー・ディー / Roger Dee
【訳者】稲葉明雄 / Akio Inaba
【初出】1952年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】美女ありき / No Woman Born
【著者】C・L・ムーア / C. L. Moore
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1944年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ホーカ / Hoka
【タイトル】くたばれ スネイクス! / Joy in Mudville
【著者】ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスン
/ Poul Anderson and Gordon R. Dickson
【訳者】稲葉明雄 / Akio Inaba
【初出】F&SF誌1955年11月号
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外短篇部門21位
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】空は船でいっぱい / The Sky Was Full of Ships
【著者】シオドア・スタージョン / Theodore Sturgeon
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1947年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】危険な関係 / Beyond Bedlam
【著者】ワイマン・グイン / Wyman Guin
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1951年
00404/アーサー・C・クラーク
白鹿亭綺譚
【初版】
80/08/31
【タイトル】白鹿亭綺譚 / Tales from the White Hart
【著者】アーサー・C・クラーク / Arthur C. Clarke
【訳者】平井イサク / Isaku Hirai
【初出】1957年
【内容】ロンドンの新聞街からテームズ河岸に通じ
る名もない裏通り。そににパブ〈白鹿亭〉
がある。外観はごくありきたり、他のパブ
と変ったところは何ひとつない。だが、水
曜日の夜だけは別だ。この日に集まる男た
ちが披露するのは、おどろくべき話の数々
――原子炉が臨界点に達したとたん、反重
力を作りだす「登ったものは」アイソトー
プが積まれていたはずのトラックから奇妙
な流動体があらわれる「臨界量」すべての
音を消してしまう完璧な消音器を発明した
男の悲劇「みなさんお静かに」など、巨匠
クラークが豊富な科学知識を、ユーモアと
ウィットでソフトに包みこんだSF綺譚。
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010404-2
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】みなさんお静かに / Silence Please
【初出】1950年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ビッグ・ゲーム・ハント / Big Game Hunt
【初出】1954年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】特許出願中 / Patent Pending
【初出】1954年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】軍拡競争 / Armaments Race
【初出】1954年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】臨界量 / Critical Mass
【初出】1957年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】究極の旋律 / The Ultimate Melody
【初出】1957年
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】反戦主義者 / The Pacifist
【初出】1956年
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】隣りの人は何する人ぞ / The Next Tenants
【初出】1957年
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】とかく呑んべは……… / Moving Spirit
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【タイトル】海を掘った男 / The Man Who Ploughed the Sea
【初出】1957年
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】尻ごみする蘭 / The Reluctant Orchid
【初出】1956年
12 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】冷戦 / Cold War
【初出】1957年
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【タイトル】登ったものは / What Goes Up
【初出】1956年
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【タイトル】眠れる美女 / Sleeping Beauty
【初出】1957年
15 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アーミントルード・インチの窓外放擲
/ The Defenestration of Ermintrude Inch
00405/ ローダン 帝国の騎士
【初版】 80/09/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :63
○ポスビ
【タイトル】帝国の騎士
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】脳を活性化したカルバは,アトランとの心理
決闘の結果,アトランにかわり新皇帝の座に
ついた。だが,活性化の副作用で廃人同様に
なったカルバが治めるアルコン帝国は,外部
勢力の侵略と内乱の危機に瀕していた。その
帝国を救うには,ロボット摂政を破壊し,ア
トランとテラナーが新たに帝国を支配するほ
かはない! ハニカム状バリアに守られ,侵
入不可能なロボット摂政。しかしロボット摂
政完成直前の時点ならば,バリアは存在せず
潜入可能にちがいない。旧アルコン帝国軍人
に変装したローダン一行は,アコンの時間転
換機を使って,六千年以上の過去へと……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010405-0
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】帝国の騎士 / RETTER DES IMPERIUMS
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】影たちの攻撃 / DIE SCHATTEN GREIFEN AN
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
00406/トニイ・ロスマン
狂気の惑星[上]
【初版】 80/09/30
【タイトル】狂気の惑星 / The World is Round
【著者】トニイ・ロスマン / Tony Rothman
【訳者】冬川亘 / Wataru Fuyukawa
【初出】1978年
【内容】うだつのあがらない流れ者,ストリンガァは
がらくたのような星ツウ=ビットの雨に濡れ
そぼっていた。手もちの金はあとわずか。と
ころが,とびこんだ酒場〈エルスフェの店〉
でとんでもない話に出会った。ひとりの男が
ここから片道三年の恒星系でひとつの惑星を
発見したというのだ。しかも,そこには,お
伽噺みたいな宝物や,神秘の力を有する都市
があるという。あまりにもとっぴょうしのな
い話にケチをつけたストリンガァは相手と一
騒動おこしてしまった。が,喧嘩の腕をみこ
まれて,惑星へいっしょに行かないかと誘わ
れた――巨大惑星アドヴェンチャーの開幕!
〔初刷巻頭解説より〕
00407/トニイ・ロスマン
狂気の惑星[下]
【初版】 80/09/30
【タイトル】狂気の惑星 / The World is Round
【著者】トニイ・ロスマン / Tony Rothman
【訳者】冬川亘 / Wataru Fuyukawa
【初出】1978年
【内容】灼熱の昼と,摂氏マイナス百度に達する夜,
それが巨大惑星の永い昼と夜だ。もうけ話に
さそわれて,遠路はるばるやってきたストリ
ンガァだが,飛行艇は不時着して破損,仲間
とは離ればなれになってしまった。美しい女
タリエンに救けられはしたものの,彼女たち
の住む都市〈センター〉では厄病神扱い。そ
して,ついに〈センター〉にいられなくなっ
たストリンガァは,タリエンとともにグライ
ダーに乗り,南へ旅だった……想像を絶する
巨大惑星を舞台に,本邦初登場のトニス・ロ
スマンが最新の科学情報を盛りこみつつ,珍
無類なアイデアで膨らませた傑作冒険活劇!
〔初刷巻頭解説より〕
【コメント】【内容】中の“トニス・ロスマン”は明らかに間違い
00408/ジョセフ・エルダー編
ラブメイカー
【初版】 80/09/30
【タイトル】ラブメイカー / Eros in Orbit
【編者】ジョセフ・エルダー / Joseph Elder
【初出】1973年
【内容】幅23フィート、長さ37フィートのベッドの
上の男と女の演技をとるのは、ムービー・
カメラではない。それは、すべての感情と
感覚を記録する録音器なのだ。その一流の
演技であらゆる年代の十億もの女たちを魅
惑するスター、アドリアンの一年振りのカ
ムバックは……ゴードン・エクランド「ラ
ブメイカー」。“グループ”の中でただ一人、
先祖帰り的で時代遅れな感情を持ってしま
い、一人の女だけを愛そうとした哀れな男
の恋を描く、ロバート・シルヴァーバーグ
の「グループ」ほか、SFの新たな領域を果
敢にきりひらく俊英10人の書きおろし短篇
を集めた傑作オリジナル・アンソロジイ。
〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】2.46593 / 2.46593
【著者】エドワード・ブライアント / Edward Bryant
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】1973年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ラブメイカー / Lovemaker
【著者】ゴードン・エクランド / Gordon Eklund
【訳者】山田順子 / Junko Yamada
【初出】1973年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】クローン・シスター / Clone Sister
【著者】パメラ・サージェント / Pamela Sargent
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1973年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ホイッスラー / Whistler
【著者】ロン・グーラート / Ron Goulart
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1973年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】グループ / In the Group
【著者】ロバート・シルヴァーバーグ / Robert Silverberg
【訳者】川村哲郎
【初出】1973年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ナルシズム / Flowering Narcissus
【著者】T・N・スコーシア / Thomas N. Scortia
【訳者】宇佐川晶子 / Akiko Usagawa
【初出】1973年
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】お子様革命 / Kiddy-Lib
【著者】ジョン・ストーパ / Jon Stopa
【訳者】宮脇孝雄 / Takao Miyawaki
【初出】1973年
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ドン・スローと電気捕女銃 / Don Slow and His Electric Girl Getter
【著者】トマス・ブランド / Thomas Brand
【訳者】冬川亘 / Wataru Fuyukawa
【初出】1973年
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アップス・アンド・ダウンズ / Ups and Downs
【著者】バリー・N・マルツバーグ / Barry N. Malzberg
【訳者】和田義之助
【初出】1973年
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】星のめぐり / Starcrossed
【著者】ジョージ・ゼブロウスキー / George Zebrowski
【訳者】安田均 / Hitoshi Yasuda
【初出】1973年
00409/ローダン
超空間からの殺人鬼
【初版】 80/10/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :64
○ポスビ
【タイトル】超空間からの殺人鬼
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】2112年,銀河の辺境で島宇宙間の虚空を見張
る監視ステーションBOB=21は,四百光年
の彼方からの不思議な通信を受信。人類は別
の島宇宙の知性体とはじめて接触した。その
驚くべき通信とは――「きみらは本物の生命
体か?」やがて現われた球形異星船は,損傷
のため操縦不能なのかBOB=21に衝突して
しまう。ステーションの乗員はかろうじてそ
の衝撃に耐えたが,見えない異星生物にいつ
のまにか侵入され,BOB=21は占領されて
しまった。しかも,その異星生物の跡を追う
ように現われたのは,人類の想像を絶するグ
ロテスクな形をした巨大な宇宙船だった!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010409-3
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】島宇宙のあいだで / ZWISCHEN DEN MILCHSTRASSEN
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】超空間からの殺人鬼 / MOEDER AUS DEM HYPERRAUM
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
00410/クリフォード・D・シマック
マストドニア
【初版】 80/10/31
【タイトル】マストドニア / Mastodonia
【著者】クリフォード・D・シマック / Clifford D. Simak
【訳者】日夏響 / Hibiki Hinatsu
【初出】1978年
【内容】ウィスコンシン州ウィローベンドで、宇宙
船の墜落によるとおぼしき不思議なクレー
ターを発掘中の考古学者エイサ・スティー
ルは、ある朝、かん高い犬の悲鳴で目をさ
ました。彼の愛犬パウザーに、槍を突き刺
したやつがいるのだ。だが驚いたことに、
その槍は一万年前のフォルサム型石槍であ
った。タイム・トラベルする犬? それと
も謎のクレーターが、先史時代へと通ずる
タイム・ロードの入口なのか? 真相を追
うエイサの前にやがて現われたのは、地球
のものとは思えない奇妙な生物“キャット
フェイス”だった……。巨匠シマックが繊
細なタッチで描く時間テーマSFの傑作!
〔初刷カバー裏解説より〕
00411/ A・バートラム・チャンドラー 背徳の惑星
【初版】 80/10/31
◎銀河辺境 / Rim Worlds :11
【タイトル】背徳の惑星 / Matilda's Stepchildren
【著者】A・バートラム・チャンドラー / A. Bertram Chandler
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】1979年
【内容】もともとこれだけ金に困っていなければ,と
てもひき受ける仕事ではなかった。だが,ブ
ロンソニア星系で背負わされた高額の賠償金
が……。グライムズは,背徳的できわどい娯
楽に満ちた歓楽の惑星ニュー・ヴィーナスバ
ーグを訪れた。〈リトル・シスター〉をチャ
ーターしたスキャンダルあさりの女記者フェ
ネラ・プルインの隠密取材を手伝うためであ
る。ところがその取材中,金持ち女に変装し
た彼女の正体は見破られ,グライムズもつか
まってしまった。しかもグライムズは,この
惑星でもっともいかがわしい場所である闘技
場に放りこまれ,生死を賭けて戦うはめに!?
〔初刷巻頭解説より〕
00412/ローダン
惑星フラゴの囮
【初版】 80/11/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :65
○ポスビ
【タイトル】惑星フラゴの囮
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】すべての有機生命体を敵とみなし,情け容赦
なく攻撃する正体不明のロボットとその巨大
な宇宙船,フラグメント船。かれらはいった
いどこからやってきたのか,またその目的は
なにか? この謎を探るべく太陽系艦隊の旗
艦《セオデリック》で,ローダン一行は惑星
メカニカに飛び,そこに秘密基地を築いた。
やがてもう一方の敵,透明異星生物ローリン
の宇宙船が襲来,攻撃を開始し,惑星メカニ
カは核の炎に包まれていく。ついでローダン
の思惑どおり,ローリンを追ってフラグメン
ト船が現われ,惑星メカニカ上空で交戦を始
めた。ローダンの企てた計画の成否は……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010412-3
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】メカニカの猛火 / ATOMBRAND AUF MECHANICA
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】惑星フラゴの囮 / FREIWILLIGE FUER FRAGO
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
00413/ロバート・シルウ゛ァーバーク時の仮面
【初版】 80/11/30
【タイトル】時の仮面 / The Masks of Time
【著者】ロバート・シルヴァーバーグ / Robert Silverberg
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1968年
【内容】1998年――世界は、ゆるぎない平和と高度
の経済的繁栄を保ちながらも、世紀末の不
安に直面していた。新たな千年紀の到来と
同時に世界が破滅するという《終末信仰》
が広がり、人びとは狂気にかられたように
刹那的な快楽を追いはじめたのだ。その終
末暴動の吹き荒れるクリスマスの日のロー
マに、透明球に乗った素裸の男が、とつぜ
ん空中から出現した! 彼はヴォーナン19
と名のり、30世紀からやってきた時間旅行
者だという。はたして彼は本物の未来の半
人半神なのか? やがて世界は新しい、よ
りヒステリックな狂信に巻きこまれていっ
た……。重厚かつ壮大な戦慄の未来SF!
〔初刷カバー裏解説より〕
00414/ポール・アンダースン
天翔ける十字軍
【初版】 80/11/30
【タイトル】天翔ける十字軍 / The High Crusade
【著者】ポール・アンダースン / Poul Anderson
【訳者】豊田有恒 / Aritune Toyoda
【初出】1960年
【内容】西暦1345年,イギリスの男爵ロジャー卿とそ
の臣下は,エドワード三世のフランス遠征に
参加すべくその準備にあけくれていた。そこ
へ天空より一隻の巨大な宇宙船が……。地球
征服のために飛来したワースゴル人の宇宙船
だ。だが,防護スクリーンや光線砲などワー
スゴルの超科学の成果も,騎士たちがふりま
わす長槍,大剣,戦斧,六尺棒などの敵では
なかった。ロジャー卿らはその占領した宇宙
船でフランスをめざし飛びたつが,捕虜のワ
ースゴル人の策略により,宇宙船は地球を離
れ銀河の遥か彼方へ! 果てしなく広がる大
宇宙を翔けめぐる中世英国騎士団の冒険譚!
〔初刷巻頭解説より〕
【映像】・1994年/米
クラウス・クノーゼル&ホルガー・ニューハウザー監督
『ハイ・クルセイド / The High Crusade』
00415/ ハリイ・ハリスン
銀河遊撃隊
【初版】 80/11/30
【タイトル】銀河遊撃隊 / Star Smashers of the Galaxy Rangers
【著者】ハリイ・ハリスン / Harry Harrison
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1973年
【内容】若き天才科学者ジェリーとチャックは,ある
日たいへんな新物質を発明した。ちょっとし
たいたずらから粒子加速器の中に放りこんだ
チーズが,どんなものでも瞬間的に移送でき
る驚くべき新物質に変貌していたのだ! す
ぐさま二人は,この新物質から画期的な航法
装置チェダイト放射器を完成させた。ジェリ
ーとチャック,それに愛らしい学長の娘サリ
ーの三人は,実験のため 747専用ジャンボ・
ジェット――イーグル号にのりこんだ。だが
この実験飛行が,やがて銀河狭しと繰り広げ
られる一大冒険への旅立ちになろうとは……
抱腹絶倒,スペースオペラの傑作パロディ!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010415-8
00416/ローダン
生体ロボット、ポスビ!
【初版】 80/12/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :66
○ポスビ
【タイトル】生体ロボット、ポスビ!
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】半年前,転送機で巡洋艦《ジョアン》へのジ
ャンプを試み,そのまま消息を絶ったロボッ
ト軍曹,ミーチ・ハニガンが発見された!
なんとミーチは銀河のへりから24万光年も離
れた虚空を漂っていたのである。そこで不思
議な存在を感じ,半年間の観察を続けたミー
チは,ついにコードサインを発信。その奇妙
にゆがんだ通信を受け,それが半年前遭遇し
た異質知性体に関連ありと見たローダンらは
ただちに《セオデリック》で旅立った。だが
その時すでに,ミーチは宇宙空間から異様な
機器がずらりと並ぶ通廊に転移し,奇妙なロ
ボットたちの猛攻撃を受けようとしていた!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010416-6
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】近未来の監視ステーション / DAS VERSTECK IN DER ZUKUNFT
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】生体ロボット、ポスビ! / DIE MACHT DER UNHEIMLICHEN
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
00417/スタニスワフ・レム
金星応答なし
【初版】 81/01/31
【タイトル】金星応答なし / Astronauci
【著者】スタニスワフ・レム / Stanislaw Lem
【訳者】沼野充義 / Mitsuyoshi Numano
【初出】1951年
【内容】2003年――世界の最辺境地シベリアの原生
林の地中から、ツングース隕石に関係する
と思われる奇妙な物質が発見された。地球
上のいかなる場所でも製造不可能な合金で
つくられたコイル、そして、そこには磁気
でかきこまれた〈報告〉が。その謎を解読
すべく人類の叡智が結集される。そしてつ
いに、それが金星の高度な文明の産物だと
わかったのだ。やがて、全世界の注目のな
か、金星探険隊は旅立った。だが、なぜか
金星は、全地球局あげての呼びかけにまっ
たく応答しない。沈黙する金星の謎は?
名作の呼び名高い巨匠レムのSF処女長篇
待望のポーランド語版よりの完訳決定版!
〔初刷カバー裏解説より〕
【映像】・1960年/東独=ポ
クルト・メーツィッヒ監督
『金星ロケット発進す / Der Schweigende Stern』
【ISBN】4-15-010417-4
00418/ロジャー・ゼラズニイ
アヴァロンの銃
【初版】 80/12/31
◎真世界:2
【タイトル】アヴァロンの銃 / The Guns of Avalon
【著者】ロジャー・ゼラズニイ / Roger Zelazny
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1972年
【内容】兄エリックの奸計に陥り,盲目にされ土牢に
閉じこめられた真世界アンバーの王子コーウ
ィン。しかし,くり抜かれた両眼の再生を機
に,ついに脱獄に成功した! 奇しくもかつ
てかれ自身が追放した逆臣ガネロンの治める
国に身を寄せたコーウィンは,黒い“輪”よ
り襲来する邪悪な魔物軍勢に敢然と立ち向か
った。だが,この黒い軍勢を打ち破り,兄エ
リックへの復讐を果たすべく,一路アンバー
へと戻っていったかれを待っていたのは――
またしても飛竜を駆る“輪”の化け物軍勢の
大襲撃に滅亡寸前のアンバーと瀕死のエリッ
クだった……待望の真世界シリーズ第2弾!
〔初刷巻頭解説より〕
00419/ ロジャー・ゼラズニイ
ユニコーンの徴
【初版】 80/12/31
◎真世界:3
【タイトル】ユニコーンの徴 / Sign of the Unicorn
【著者】ロジャー・ゼラズニイ / Roger Zelazny
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1975年
【内容】エメラルドグリーンの瞳に金色の角と蹄を持
つユニコーンが住む小さな森……この美しい
森で王子ケインが惨殺された。念願の即位を
目前に,王子コーウィンは犯人の濡れ衣を着
せられてしまう。疑惑と不安の渦巻く宮廷で
再び兄弟姉妹の虚々実々の醜い争いが始まっ
た。そして,事件の鍵を握る王子ブランドも
ナイフで刺され,事態は混迷の度を増してゆ
く……いったいコーウィン失脚の謀略をめぐ
らせたのは誰か? 兄エリックより譲られた
“審判の宝石”の力に助けられて,かれは次
次と襲いかかる災厄に立ち向かうが……ます
ます佳境にはいる,好評のシリーズ第3弾!
〔初刷巻頭解説より〕
00420/ローダン
エヴァブラックの砲
【初版】 81/01/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :67
○ポスビ
【タイトル】エヴァブラックの砲
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】生体ポジトロン・ロボット,ポスビは惑星パ
ノトルを占領し,九千名ものスプリンガーを
捕虜にした。しかも,そこにはポスビに攻撃
され不時着した超重族船《トツタ9》も含ま
れている。なんとしてもスプリンガーを救出
し,超重族のポジトロニクスを破壊する必要
があった。ポスビが,スプリンガーとポジト
ロニクスから情報をひきだし,銀河系の攻撃
目標を探りだす前に! ローダン率いるテラ
艦隊は,陽動作戦を敢行した。テラ艦隊が大
挙して惑星パノトルを攻撃する一方,その戦
火をくぐりぬけ,パノトルに着陸したコマン
ド隊員決死の“解放”作戦が開始される!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010420-4
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ロボット、爆弾、ミュータント / ROBOTER, BOMBEN UND MUTANTEN
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】エヴァブラックの砲 / DIE KANONEN VON EVERBLACK
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
00421/アン・マキャフリイ
塔のなかの姫君
【初版】 81/01/31
【タイトル】塔のなかの姫君 / Get Off the Unicorn
【著者】アン・マキャフリイ / Anne McCaffrey
【訳者】浅羽莢子 / Sayako Asaba
【初出】1977年
【内容】溢れでる才気と輝くばかりの美貌を誇りな
がらも、ローワンは孤独だった。九星系連
盟内でも並ぶものなきテレポーテーション
能力を持つがゆえに、木星の衛星カリスト
に設置されたステーションになかば閉じこ
められ、星から星へと巨大な客船や何十ト
ンもの貨物を転送する毎日。だがそんな彼
女にある日……「塔のなかの姫君」、水の
惑星ウェラデイを舞台に、貴重な放射性ヨ
ードをめぐって繰り広げられる海洋冒険ロ
マン「ウェラデイの天気」、惑星パーンの
若きドラゴンライダーの活躍を描く「最年
少のドラゴンボーイ」など、人気女流作家
の代表的名品14篇を収録する傑作短篇集!
〔5刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010421-2
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎九星系連盟 / Rowan
【タイトル】塔のなかの姫君 / Lady in the Tower
【初出】F&SF誌1959年4月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】精神の邂逅 / A Meeting of Minds
【初出】F&SF誌1969年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】娘 / Daughter
【初出】1971年 ベン・ボーヴァ編『The Many Worlds
of Science Fiction』
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】鈍い太鼓 / Dull Drums
【初出】1973年 ロジャー・エルウッド編『Future Quest』
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】取り替え子 / Changeling
【初出】1977年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ウェラデイの天気 / Weather on Welladay
【初出】ギャラクシイ誌1969年
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】バレヴィの茨 / The Thorns of Barevie
【初出】1970年 ジョージ・ヘイ編『The Disappearing
Future』
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】未知の海から来た馬 / Horse from a Different Sea
【初出】1977年
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】犬声大合唱 / The Great Canine Chorus
【初出】1971年 ロバート・ホスキンス編『Infinity
One』
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】目つけ役 / Finder's Keeper
【初出】ハウント・オブ・ホラー誌1973年
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ちゃんとしたサンタクロース / A Proper Santa Claus
【初出】1973年
12 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎パーンの竜騎士 / Pern
【タイトル】最年少のドラゴンボーイ / The Smallest Dragonboy
【初出】1973年 ロジャー・エルウッド編『Science Fiction
Tales』
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門65位(シリーズとして)
13 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】腐ったりんご / Apple
【初出】1969年
14 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】蜜月旅行 / Honeymoon
【初出】1977年 本書
00422/フレッド・ホイル
秘密国家ICE
【初版】 81/02/15
【タイトル】秘密国家ICE / Ossian's Ride
【著者】フレッド・ホイル / Fred Hoyle
【訳者】伊藤哲 / Satoshi Ito
【初出】1959年
【内容】1970年の初夏,ケンブリッジ大学の若き科学
者トーマス・シャーウッドは,ロンドンの秘
密情報部から,一通の奇妙な手紙を受け取っ
た。ここ十数年にわたり,アイルランドに驚
異的な工業躍進をもたらしたICE――アイ
ルランド工業連合の実体を探ってほしいとい
うのだ! 世界各国の必死のスパイ活動にも
かかわらず,その謎の手掛りはまったくつか
めていない。そこで,冒険好きの素人スパイ
シャーウッドは,身の危険も顧みず,秘密国
家ICEへの潜入をはかるが……イギリスの
一流天文学者フレッド・ホイルが,その多才
ぶりをいかんなく発揮したサスペンスSF!
〔初刷巻頭解説より〕
00423/ホイル&エリオット
アンドロメダのA
【初版】 81/02/28
【タイトル】アンドロメダのA / A for Andromeda
【著者】フレッド・ホイル&ジョン・エリオット
/ Fred Hoyle and John Elliot
【訳者】伊藤哲 / Satoshi Ito
【初出】1962年
【内容】20世紀後半、イギリスが開発した世界最大
の電波望遠鏡は、宇宙から未知の電波信号
を受信した! アンドロメダ座を発信源と
するこの通信文の解読に成功した若き科学
者フレミングは、通信内容に基づき超大型
コンピューター建造を政府に要請した。完
成されたコンピューターは次々と生命の謎
を解き明かし、科学者たちを狂喜させた。
だがその時すでに、それは人類の指令を無
視し、独自に怖るべき活動を開始していた
……謎の通信文を送ってきた異星生命体、
彼らは、果たして何を目論んでいるのか?
世界的天文学者の手による、BBCで爆発
的人気をよんだテレビシリーズの小説化!
〔初刷カバー裏解説より〕
【映像】・1961年:英(BBC)TVシリーズのノヴェライズ
00424 ジャック・ウィリアムスン
プロジェクト・ライフライン
【初版】 81/03/15
【タイトル】プロジェクト・ライフライン / Bright New Universe
【著者】ジャック・ウィリアムスン / Jack Williamson
【訳者】美濃透 / Toru Mino
【初出】1967年
【内容】アダム・ケイブは亡父の遺志を継ぎ,プロジ
ェクト・ライフライン――外宇宙の知性体と
の交信を試みる計画に志願した。だが,家族
も莫大な遺産の相続権も,婚約者までも捨て
て勇躍着任した月面のプロジェクトは,30年
もの間何の成果も得られぬまま,いままさに
存廃の危機を迎えていた。その危機を打開す
べく,ケイブは20年前かれの父に死をもたら
した軌道ステーション墜落事故の再調査に出
発した。事故現場で発見した録音テープは,
ケイブの,ひいては地球の命運をも決する驚
くべき真実を秘めていたが……その秘密を知
った時,ケイブの波瀾万丈の冒険が始まる!
〔初刷巻頭解説より〕
00425/エドモンド・ハミルトン
危機をよぶ赤い太陽
【初版】 81/03/15
◎キャプテン・フューチャー / Captain Future
【タイトル】危機をよぶ赤い太陽 / RED SUN OF DANGER
【著者】エドモンド・ハミルトン / Edmond Hamilton
【名義】ブレット・スターリング
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】STARTLING STORIES:1945年春季号
【内容】人間の老化を促す毒素を破壊する超ビタミン
剤ヴイトロンの発見は,人類に計り知れぬ恩
恵をもたらした。だがいま,その安定供給が
脅かされていた! ヴイトロンの90パーセン
ト以上を産出する惑星ルウで叛乱が起ったの
だ。それまで友好的だったルウ人たちが,突
如として植民者の農園を襲いはじめたのであ
る。もし太陽系内の人々がこの事実を知った
なら,一大パニックが発生するのは目に見え
ていた。事態を重視した太陽系政府はキャプ
テン・フューチャーに出動を要請,連絡を受
けたフューチャーメン一行は,真相究明のた
めすぐさま惑星ルウに潜入したのだが……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門40位(シリーズとして)
00426/ローダン
孤独の監視哨
【初版】 81/03/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :68
○ポスビ
【タイトル】孤独の監視哨
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】迫りくるポスビの脅威に対し,ついにローダ
ンは謎のエネルギー生物,ハルノに助けを求
めた。ミュータント部隊の精鋭によるテレパ
シーの呼びかけにこたえたハルノは,ただち
に銀河辺境の捜査を開始,やがて,驚くべき
災厄のため破滅に瀕する惑星を発見した。大
渦巻が巨大な漏斗をつくり,人,建造物,道
路……地表上のあらゆるものを吸いあげてい
くのだ。しかもその漏斗の頂点で吸引するの
は,ポスビのフラグメント船! そのとき傍
受したハイパー通信により,その惑星がアコ
ンの秘密植民地であると知ったローダンは,
ただちにアコンの主惑星へ向かったが……?!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010426-3
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】孤独の監視哨 / WAECHTER IN DER EINSAMKEIT
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】地下の怪物 / DIE BESTIEN DER UNTERWELT
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
00427/ ホイル&エリオット
アンドロメダ突破
【初版】 81/03/31
【タイトル】アンドロメダ突破 / Andromeda Breakthrough
【著者】フレッド・ホイル&ジョン・エリオット
/ Fred Hoyle and John Elliot
【訳者】伊藤哲 / Satoshi Ito
【初出】1964年
【内容】宇宙の彼方、アンドロメダ座からの通信に
従って建造された巨大コンピューターは、
貴重なデータともども破壊され、灰と化し
た。その頃より、異常な嵐がヨーロッパを
中心に吹き荒れ、各地で原因不明の呼吸困
難による死者が続出しはじめた。果して、
これはコンピューター破壊に報復するアン
ドロメダ座の高等生物の仕業なのか? そ
れとも……? 一方、悪辣な国際組織イン
テルは、新興国アザランと結託して世界支
配を目論み、異星の知能を利用するために
恐るべき陰謀をめぐらせていた……。科学
者作家フレッド・ホイルが『アンドロメダ
のA』の大好評に応えて送る待望の続篇!
〔初刷カバー裏解説より〕
【映像】・1961年:英(BBC)TVシリーズのノヴェライズ
00428/ ジャック・ウィリアムスン
パンドラ効果
【初版】 81/03/31
【タイトル】パンドラ効果 / The Pandora Effect
【著者】ジャック・ウィリアムスン / Jack Williamson
【初出】1969年
【内容】あけることを禁じられた箱を渡されたら、
あなたならどうします? ギリシャ神話の
パンドラは、神に渡された箱をあけ、人類
に災いをもたらした。パンドラ効果とは、
警告を受けながら誘惑に負け自ら災いをま
ねく行動をいう――もう殺人はしないと約
束し、異性人に助けられた脱獄犯が約束を
破ったとき、思いがけぬ真相を知る「いち
ばんの幸せもの」、荒々しい自然を夢みた作
家の冒険を描く「コズミック・エクスプレ
ス」、A・メリットのムードに満ちた処女作
「メタル・マン」。さまざまなパンドラ効果
を描いた好短篇をSF界の巨匠が自ら厳選
し、それぞれに解説をつけた傑作短篇集。
〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】いちばんの幸せもの / The Happiest Creature
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1953年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】コズミック・エクスプレス / The Cosmic Express
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】アメージング・ストーリーズ誌1930年11月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】メタル・マン / The Metal Man
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】アメージング・ストーリーズ誌1928年12月号
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】冷たい緑色の目 / The Cold Green Eye
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】アメージング・ストーリーズ誌1953年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】万人のためのグィネヴィア / Guinevere for Everybody
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】1954年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】組み合わされた手 / With Folded Hands
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】ASF誌1947年7月号
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】イコライザー / The Equalizer
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】ASF誌1947年3月号
00429/宇宙大作戦 最後の栄光
【初版】 81/04/15
◎宇宙大作戦 / STAR TREK
○TV Novelizations
【タイトル】最後の栄光 / Star Trek 10
【著者】ジェイムズ・ブリッシュ / James Blish
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1974年
【内容】疫病に見舞われた宇宙連邦軍航宙艦〈エクセ
ター〉に乗りこむ前,カーク船長は艦内にあ
ふれかえる死人を予想していた。が,今,目
の前にあるのはからっぽの制服と,その間か
らこぼれ落ちている白い結晶だけだった。何
が〈エクセター〉に起こったのか? 艦内捜
索を続けるカークたちは,やがて,艦長日誌
によっておそるべき事実を知らされた。白い
結晶こそ,細菌ウィルスによって変わり果て
た人間の肉体であり,〈エクセター〉に搭乗
した者は,すべてこのウィルスに侵される。
助かる道ははたして……大宇宙を舞台に,カ
ーク船長たちの活躍を描くシリーズ快調!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010429-8
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ふたつの宇宙 / The Alternative
Factor
【原案】ドン・インガルズ / Don Ingalls
【映像】・67年3月30日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.20 第1シーズン)
第27話「The Alternative Factor」
・69年9月7日/日(NTV)
『宇宙大作戦』
第18話「二つの宇宙」
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】エムパス / The Empath
【原案】ジョイス・マスカット / Joyce Muskat
【映像】・68年12月6日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.63 第3シーズン)
第67話「The Empath」
・73年7月28日,8月4日/日(CX)
『宇宙パトロール』
第62話「惑星ミナラの生体実験」
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】〈ガリレオ号〉の七人 / The Galileo
Seven
【原案】サイモン・ヴィーンセルバーグ&オリバー・クローファド
/ Shimon Wincelberg and Oliver
Crawford
【映像】・67年1月5日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.14 第1シーズン)
第16話「Galileo Seven」
・69年7月6日/日(NTV)
『宇宙大作戦』
第10話「ゴリラの惑星」
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】真実に美なきや? / Is There in
Truth No Beauty?
【原案】ジーン・L・アロウスト / Jean Lisette
Aroeste
【映像】・68年10月18日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.62 第3シーズン)
第60話「Is There in Truth No
Beauty?」
・73年7月14日,21日/日(CX)
『宇宙パトロール』
第61話「美と真実」
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】小さな戦争 / A Private Little
War
【原案】ドン・インガルズ&ジーン・ロッデンベリイ&
/ Don Ingalls and Gene Roddenberry
【映像】・68年2月2日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.45 第2シーズン)
第48話「A Private Little War」
・74年3月23日,30日/日(CX)
『宇宙パトロール』
第79話「カヌーソ・ノナの魔力」
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】最後の栄光 / The Omega Glory
【原案】ジーン・ロッデンベリイ / Gene Roddenberry
【映像】・68年3月1日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.54 第2シーズン)
第52話「The Omega Glory」
・73年1月13日,20日/日(CX)
『宇宙パトロール』
第48話「細菌戦争の果て」
00430/ ローダン
銀河への強襲
【初版】 81/04/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :69
○ポスビ
【タイトル】銀河への強襲
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】恐るべきポスビに対抗すべく,ローダンはア
コン=アルコン=太陽系帝国の銀河連合結成
をはかる。だがその交渉のさなか,銀河辺境
に突如現われたポスビの五百隻ものフラグメ
ント船が,アルコン帝国への大侵攻を開始し
た。まず銀河辺境の監視ステーションがつぎ
つぎに連絡を断ち,やがて戦火はアルコン帝
国内の惑星に広がっていく。強力な相対防御
バリアとトランスフォーム砲をもつフラグメ
ント船に対し,太陽系帝国とアルコンの連合
艦隊はなす術もない。その戦乱の中,天才ロ
ボット学者モデルスとクレ=タツの驚くべき
発見が対ポスビ戦にもたらした新局面とは!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010430-1
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】銀河への強襲 / STURM AUF DIE
GALAXIS
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】無限大のリスク / RISIKO UNENDLICH
GROSS
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
00431/ クリス・ボイス
キャッチワールド
【初版】 81/04/30
【タイトル】キャッチワールド / Catchworld
【著者】クリス・ボイス / Chris Boyce
【訳者】冬川亘 / Wataru Fuyukawa
【初出】1975年
【内容】西暦2015年、木星軌道上を周回している結
晶状生命体の群れが発見された。だがその
謎の生命体は、発見されるやいなや地球に
対し怖るべき攻撃を開始したのだ! 人類
は木星に決死隊を派遣、かろうじて全滅を
まぬがれたが、その被害は甚大だった。そ
れから40年、田村艦長ひきいる《憂国》号
を含む報復艦隊が、いま地球を離れアルタ
イルめざし出撃の途についた。その星系こ
そ敵の故郷である可能性がもっとも大きか
ったからだ。もしアルタイルに敵がいると
すれば、なんとしてもその敵を絶滅し、地
球人類の種としての生存を確保せねばなら
ぬ……傑作ニュー・スペースオペラ登場!
〔初刷カバー裏解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門40位
【ISBN】4-15-010431-X
00432/ ローダン
ローリン来たる!
【初版】 81/05/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :70
○ポスビ
【タイトル】ローリン来たる!
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】ローダンの巧妙な画策が奏効し,2113年アコ
ン=アルコン=太陽系帝国による銀河同盟が
成立,アコンの協力でアルコンIII にアコン製
大型転送機が設置された。来たるべき対ポス
ビ戦に備え,島宇宙間に前進基地を建設する
のだ。ローダンはみずからコマンドの先頭に
立ち,大型転送機のアーチの中へ入っていっ
た。だがその瞬間,アーチ内に閃光が走る。
転送機の故障……!? 島宇宙間の受け入れス
テーションに到着するはずのローダン一行は
銀河辺境の名も知れぬ灼熱惑星で実体化して
いた。しかもすでにその惑星は,脅威の異星
生物ローリンの前進基地になっていたのだ!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010432-8
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ローリン来たる! / DIE LAURINS
KOMMEN!
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】死者、死すべからず / EIN TOTER
SOLL NICHT STERBEN
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
00433/ ロジャー・ゼラズニイ
ドリームマスター
【初版】 81/05/31
【タイトル】ドリームマスター / The Dream
Master
【著者】ロジャー・ゼラズニイ / Roger Zelazny
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1966年
・本作品は1965年に発表された中篇He
Who Shapesが原形
【受賞】は原型に対するもの
【内容】ロボット子宮を用いて夢の世界を形作り、
患者の神経症的風景の中にわけ入ってゆく
ことで、その異常性を治療する数少ない特
殊な精神分析医――シェイパー。レンダー
はそのシェイパーのなかでも、もっとも優
秀な一人だった。だがある日、シェイパー
を志す盲目の美人精神科医ドクター・シャ
ロットの治療をひきうけたときから、運命
の糸はおもいもよらぬ出来事を、つぎから
つぎへと紡ぎだしてゆく……。米SF界き
っての才人ゼラズニイが、トリスタンとイ
ゾルデの物語、ファウスト伝説などを素材
に、持ち前の華麗な筆致を駆使して綴りあ
げた、絢爛たるイマジネーションの世界!
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1965年度:ネビュラ賞Novella部門
00434/エリザベス・A・リン
遙かなる光
【初版】 81/06/15
【タイトル】遙かなる光 / A Different Light
【著者】エリザベス・A・リン / Elizabeth
A. Lynn
【訳者】野口幸夫 / Yukio Noguchi
【初出】1978年
【内容】全銀河にその名を知られる天才画家ジムソ
ン――若さ、才能、富、何ひとつ欠けると
ころのないかに見える彼にもただひとつ悩
みがあった。それは死。その時代の超科学
ですら治癒不可能な病だった、この〈ニュ
ー・テレイン〉の地にとどまる限り、百歳
までの生は保証されている。しかし、ひと
たび〈ハイプ〉を通って宇宙へと飛びたて
ば、それが一年に縮まるのだ! だが彼は
遙かなる光を放つ未知の星々をなんとして
も訪れてみたかったのだ、たとえ命とひき
かえにしても……米SF界に彗星の如く出
現した若き女流作家が、瑞々しい感性と華
麗な筆致で描くニュー・スペースオペラ!
〔初刷カバー裏解説より〕
00435/宇宙大作戦 惑星ゴトスの妨害者
【初版】 81/06/30
◎宇宙大作戦 / STAR TREK
○TV Novelizations
【タイトル】惑星ゴトスの妨害者 / Star Trek
11
【著者】ジェイムズ・ブリッシュ / James Blish
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1975年
【内容】宇宙空間を航行中のエンタープライズ号のデ
ッキから,突然,なにものかにより移送され
たカークの目に映ったのは,丸木の燃える暖
炉,その上にかかっているマスケット銃,軍
旗,つややかなマホガニー・テーブル,黄金
の皿を並べたサイドボードというビクトリア
風の居間だった。そして,そこには自ら“地
方紳士トレレイン”と名のる謎の人物がいた
のだ……表題作「惑星ゴトスの妨害者」をは
じめ,美人看護婦クリスチン・チャペルとそ
の婚約者のものがたり「かわいい娘」など,
おなじみの航宙艦エンタープライズ号乗組員
が壮大な宇宙を背景に冒険をくりひろげる。
〔2刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010435-2
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】かわいい娘 / What Are Little
Girls Made of?
【著者】ロバート・ブロック / Robert Bloch
【映像】・1966年10月20日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.10 第1シーズン)
第7話「What Are Little Girls
Made of?」
・1969年5月18日/日(NTV)
『宇宙大作戦』
第4話「コンピューター人間」
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】惑星ゴトスの妨害者 / The Squire
of Gothos
【原案】Paul Schneider
【映像】・1967年1月12日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.18 第1シーズン)
第17話「The Squire of Gothos」
・1969年10月26日/日(NTV)
『宇宙大作戦』
第22話「ゴトス星の怪人」
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】まばたき / Wink of an Eye
【原案】リー・クローニン / Lee Cronin
【映像】・1968年11月29日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.68 第3シーズン)
第66話「Wink of an Eye」
・1974年2月23日,3月2日/日(CX)
『宇宙パトロール』
第77話「惑星スカロスの高速人間」
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】信仰と剣 / Bread and Circuses
【原案】ジーン・ロッデンベリイ,ジーン・L・クーン&
/ Gene Roddenberry, Gene L. Coon
and
【映像】・1968年3月15日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.43 第2シーズン)
第54話「Bread and Circuses」
・1972年11月18日,25日/日(CX)
『宇宙パトロール』
第44話「もう一つの地球」
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】平和の日 / Day of the Dove
【原案】ジェロウム・ビクスビー / Jerome Bixby
【映像】・1968年11月1日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.66 第3シーズン)
第62話「Day of the Dove」
・1973年9月22日,29日/日(CX)
『宇宙パトロール』
第66話「宇宙の怪! 怒りを喰う!?」
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】プラトンのまま子たち / Plato's
Stepchildren
【原案】Meyer Dolinsky
【映像】・1968年11月22日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.67 第3シーズン)
第65話「Plato's Stepchildren」
・1973年9月8日,15日/日(CX)
『宇宙パトロール』
第65話「キロナイドの魔力」
00436/ イタロ・カルウ゛ィーノ
柔かい月
【初版】 81/06/30
【タイトル】柔かい月 / Ti Con Zero
【著者】イタロ・カルヴィーノ / Italo Calvino
【訳者】脇功 / Isao Waki
【初出】1967年
【内容】月は真上にあって、摩天楼群にのしかから
んばかりに膨らんでいた。しかも、今や溶
解寸前という有様。といっても、開闢以来
のこの異変、もとはといえば、地球の途方
もない引力のなせること。いまさらとやか
くいえた道理もないが、それにつけても我
が地球、溶けてゆく月の雫を浴びながら、
なんともはや不様な姿に……表題作ほか、
運動の微分の概念を応用して、襲いかかっ
て来るライオンに立ち向かう射手の一瞬の
状況とその想念をひき伸ばして描く「ティ
・ゼロ」など、〈文学の魔術師〉イタロ・
カルヴィーノが、奇抜なアイデアとパラド
ックスを駆使して語るコズミック奇譚!
〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】柔らかい月
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】鳥の起源
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】結晶
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】血・海
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】プリシッラ
5-1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ミトシス(間接核分裂)
5-2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】メイオシス(減数分裂)
5-3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】死
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ティ・ゼロ
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】追跡
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】夜に運転者
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】モンテ・クリスト伯爵
00437/ クリフォード・D・シマック
人狼原理
【初版】 81/06/30
【タイトル】人狼原理 / The Werewolf Principle
【著者】クリフォード・D・シマック / Clifford
D. Simak
【訳者】船戸牧子 / Makiko Funado
【初出】1967年
【内容】一つの惑星を地球化するために、惑星自体
を人間向きに改造するのではなく、人間を
その惑星にあわせて創り変える――これが
新しい生物工学が生みだした“人狼原理”
だった。だが、この原理を用いた宇宙開発
計画には、根強い反発もあった。改造され
た人間、彼らはもはや人間とは呼べないの
ではないか? この計画に関して激しい意
見の対立が生まれたちょうどそのころ、辺
境星系で一人の男が発見された。カプセル
に入り漂流していたその男が、地球に連れ
もどされ蘇生させられたとき、人類に新た
な道が開かれることになった……SF史上
に燦然と輝く巨匠シマックの古典的名作!
〔初刷カバー裏解説より〕
00438/ ローダン
死をはこぶ船
【初版】 81/07/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :71
○ポスビ
【タイトル】死をはこぶ船
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】バアロル教団員モロルは教団を裏切り,小型
宇宙艇で逃亡した。ようやくスプリンガーの
大宇宙船に収容されたモロルは,追手の攻撃
のため,すでに瀕死の状態。かれは銀河に恐
るべき脅威が迫っていると告げて息をひきと
った――アプトゥト星系の第四惑星,アプツ
ラドに未知種族があらわれ,バアロル教団は
その謎の種族と同盟を結ぼうとしているとい
うのだ。ナイク・キントは,ただちにロン・
ランドリーら第三課の精鋭をアプツラドへ送
りこんだ。ジャングルのただ中に建てられた
バアロル教団の秘密基地に,奇策を用いて潜
入したかれらが見た謎の種族の正体は……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010438-7
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ローリンの基地 / STATION DER
UNSICHTBAREN
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】死をはこぶ船 / AGENTEN DER VERNICHTUNG
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
00439/ F・ロッテンシュタイナー編
異邦からの眺め
【初版】 81/07/31
【タイトル】異邦からの眺め / View from Another
Shore
【編者】フランツ・ロッテンシュタイナー /
Franz Rottensteiner
【初出】1973年
【内容】宇宙狭しと星々を遍歴し、国々の争いを治め、奸智にたけた暴君や銀河強盗を
退治してきたロボット宙道士トルル。だがある日トルルは気がついた。これま
で本当に理想的な解決、すなわち完全に幸福な状態を作りだしたことがないの
だ! そこでトルルは、完全に幸福な存在を創造しようとするが……ロボット
宙道士の奇妙な実験をユーモラスに描いたスタニスワフ・レムの「完世音菩薩
」、美しく、しかも荒涼とした惑星、火星で発見された谷の謎を詩情豊かに描
きだしたジェラール・クランの「こだまの谷」など、ヨーロッパSFの魅力と
成果をいかんなく発揮した傑作中短篇を収録!
〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】完世遠菩薩 / Kobyszcze Bezennosc
【著者】スタニスワフ・レム / Stanislaw Lem
【訳者】深見弾 / Dan Fukami
【初出】1971年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】こだまの谷 / La Uallee Echos
【著者】ジェラール・クラン / Gerard Klein
【訳者】美濃透 / Toru Mino
【初出】1959年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】カドラーニュ観察日誌 / Observation
des Quadragnes
【著者】J・P・アンドルヴォン / J. P. Andrevon
【訳者】美濃透 / Toru Mino
【初出】1971年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】指輪 / Den Gode Ring
【著者】スヴェン・オゲ・マセン / Svent Age
Madsen
【訳者】深見弾 / Dan Fukami
【初出】1970年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】探検隊 / In den Slums
【著者】ヘルベルト・W・フランケ / Herbert
W. Franke
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1970年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ネモ船長の最後の冒険 / Posledni
dobrodruzstvi Kapitana Nemo
【著者】ヨゼフ・ネズヴァドバ / Josef Nesvadba
【訳者】栗栖継
【初出】1964年
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】確率神の祭壇 / Atarul zailor
Stohastici
【著者】アドリアン・ロゴズ / Atrian Rogoz
【訳者】住谷春也
【初出】1970年
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】おやすみ、ソフィア / Buonanotte,
Sofia
【著者】リーノ・アルダーニ / Lino Aldani
【訳者】千種堅
【初出】1963年
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】実験場 / Poligon
【著者】セーヴェル・ガンソフスキー / Sever
Gansouski
【訳者】深見弾 / Dan Fukami
【初出】1969年
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】〈風神〉アイオロスの子、シシフォス
/ Sisif, syn Eala
【著者】フセヴォロド・イワーノフ / Vsevolod
Ivanov
【訳者】深見弾 / Dan Fukami
【初出】1970年
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】内気な天才 / Skromnyi Genii
【著者】ワジム・シェフネル / Vadim Shefner
【訳者】深見弾 / Dan Fukami
【初出】1968年
00440/ エドモンド・ハミルトン
異次元侵攻軍迫る!
【初版】 81/08/31
◎キャプテン・フューチャー / Captain Future
【タイトル】異次元侵攻軍迫る! / WORLDS TO
COME
【著者】J・サマクソン
【名義】ブレット・スターリング
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】CAPTAIN FUTURE MAN OF TOMORROW:1943年春季号
【内容】太陽系警察本部から,キャプテン・フューチ
ャーに緊急連絡が入った。奇妙な光を放つ宇
宙船がだしぬけに出現,超スピードで太陽に
向って突進しつつあるという! 急遽出動し
た〈コメット〉号のすて身の行動で,かろう
じてその宇宙船を救出することに成功した。
やがてフューチャーメン一行の前に現われた
その乗員は――スヴァードという奇怪な生物
をつかって,つぎつぎに星系を征服している
謎の人物ゴーマ・ハス,かれらは,はるかア
ンタレス星系から,ゴーマ・ハスの怖るべき
企てを阻止すべく,キャプテン・フューチャ
ーの助けを求めてやってきたのだった……!!
〔初刷巻頭解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門40位(シリーズとして)
00441/ 宇宙大作戦 上陸休暇中止!
【初版】 81/08/15
◎宇宙大作戦 / STAR TREK
○TV Novelizations
【タイトル】上陸休暇中止! / Star Trek 12
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1977年
【内容】地球に驚くほど極似した惑星に降りたった航
宙艦エンタープライズ号の乗員は,草木や花
の香りを含む大気を胸いっぱい吸っていた。
そこに声が……「おお! これでは遅刻して
しまう!」声につづいて現われでたのは,身
の丈およそ1メートル半,全身白い毛皮に覆
われ,長い耳をもったうさぎ。おまけにチョ
ッキを着こみ,懐中時計を手にした白うさぎ
が灌木の茂みに消えると,つぎにはまさしく
“不思議の国のアリス”が現われた――表題
作「上陸休暇中止!」を含む,大宇宙を駆け
冒険をつづける航宙艦エンタープライズ号と
その乗組員の勇気ある行動をえがく全五篇。
〔2刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010441-7
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】力の様式 / Patterns of Force
【原案】ジョン・メレディス・ルーカス / John
Meredyth Lucas
【著者】ジェイムズ・ブリッシュ / James Blish
【映像】・1968年2月16日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.52 第2シーズン)
第50話「Patterns of Force」
・1973年2月24日,3月3日/日(CX)
『宇宙パトロール』
第51話「エコス・ナチスの恐怖」
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】トリスケリオンの賭博師たち /
The Gamesters of Triskelion
【原案】マーガレット・アーメン / Margaret
Armen
【著者】ジェイムズ・ブリッシュ / James Blish
【映像】・1968年1月5日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.46 第2シーズン)
第45話「The Gamesters of Triskelion」
・1972年12月2日,9日/日(CX)
『宇宙パトロール』
第45話「宇宙指令! 首輪じめ」
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】そして子らは導く / And the Children
Shall Lead
【原案】エドワード・J・ラクソー / Edward
J. Lakso
【著者】J・A・ローレンス / J. A. Lawrence
【映像】・1968年10月11日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.60 第3シーズン)
第59話「And the Children Shall
Lead」
・1973年6月16日,23日/日(CX)
『宇宙パトロール』
第59話「悪魔の弟子たち」
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】はったり作戦 / The Corbomite
Maneuver
【原案】ジェリイ・ソール / Jerry Sohl
【著者】ジェイムズ・ブリッシュ / James Blish
【映像】・1966年11月10日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.3 第1シーズン)
第10話「The Corbomite Maneuver」
・1969年5月4日/日(NTV)
『宇宙大作戦』
第2話「謎の球体」
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】上陸休暇中止! / Shore Leave
【原案】シオドア・スタージョン / Theodore
Sturgeon
【著者】J・A・ローレンス / J. A. Lawrence
【映像】・1966年12月29日/米(NBC)
『STAR TREK』(制作No.17 第1シーズン)
第15話「Shore Leave」
・1969年12月28日/日(NTV)
『宇宙大作戦』
第27話「おかしなおかしな遊園惑星」
00442/ ローダン
憎悪プログラミング
【初版】 81/08/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :72
○ポスビ
【タイトル】憎悪プログラミング
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】アウトサイド星系の惑星サプライズで,千人
近くの科学者が,透明生物ローリンの地下基
地の調査にあたっていた。そこに突如現われ
たローリンの敵――ポスビのフラグメント船
団が攻撃を開始した。サプライズを守る太陽
系艦隊はわずか27隻,その劣勢は明らかだ!
惑星はたちまち火の海に……。ほとんどの科
学者を救出した艦隊決死の活躍も,地下の物
質転送機内に閉じこめられた科学者5名には
及ばなかった。だが惑星崩壊の直前,物質転
送機が作動し,かれらはいずこかへ転送され
た。その行く先は,危険にみちた見知らぬ惑
星か,次元と次元の狭間か,それとも……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010442-5
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】人間はいるべからず / FUER MENSCHEN
VERBOTEN
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】憎悪プログラミング / ROBOTER
LASSEN BITTEN...
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
00443/ ロジャー・ゼラズニイ
砂のなかの扉
【初版】 81/08/31
【タイトル】砂のなかの扉 / Doorways in the
Sand
【著者】ロジャー・ゼラズニイ / Roger Zelazny
【訳者】黒丸尚 / Hisashi Kuroma
【初出】1976年
【内容】午下がりの蒼い淀みの中、雲の塊りを見つめていると、そこに一瞬の空中文字
――それは、嗅げているのか死を、と読めた。こいつがそもそもの発端という
わけ。以来、キャンパスで悠々自適の毎日を送っていたぼく、ロバート・キャ
シディは、地球が銀河連盟に加盟した際に、異星人から贈られた“スター=ス
トーン”をめぐる大騒動にまきこまれてしまった。異星の宝物の行方を追うギ
ャング団に、地球語を流暢に操るカンガルーの姿をした異星人、あげくのはて
にぼくは、異星人のもう一つの贈り物レニウス機械によって……俊英ゼラズニ
イが軽快な筆致でスリリングに描く傑作SF!
〔初刷カバー裏解説より〕
00444/ マイクル・ムアコック
この人を見よ
【初版】 81/08/31
【タイトル】この人を見よ / Behold the Man
【著者】マイクル・ムアコック / Michael Moorcock
【訳者】峯岸久 / Hisashi Minegishi
【初出】1968年
【内容】現代社会が生んだ、病める神秘主義者カー
ル・グロガウアーは、キリストの生涯に異
常ともいえる執着をおぼえていた。彼は、
市井の科学者の手になる未完成のタイム・
マシンを入手するや、キリストの最期を見
届けるべく、過去へと旅立った。目指すは
西暦29年、場所はエルサレム。だが、彼が
見たのは、意外なキリストの姿だった!
はたして、歴史は虚言なのか? それとも
……? 過越しの祭のさなか、やがてゴル
ゴダの丘に十字架の立てられる運命の時が
刻一刻ときざまれてゆく……イギリスSF
界の奇才ムアコックが描く、ヒューゴー賞
受賞に輝く問題中篇の意欲的長篇化作品!
〔初刷カバー裏解説より〕
【コメント】・既刊 ドナルド・A・ウォルハイム&テリー・カー編『追憶売ります』
(SF299)に収録の同題中篇が原型
・【内容】文中の「ヒューゴー賞」とは「ネビュラ賞」の間違い
【ISBN】4-15-010444-1
00445/ ローダン
虚空のルクシード
【初版】 81/09/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :73
○ポスビ
【タイトル】虚空のルクシード
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】ローリンとポスビの謎を探るべく,ローダン
一行は放浪惑星バルコンへの旅を計画した。
バルコン人ならば,その謎を解明できるかも
しれない。人工惑星ワンダラーの不死者から
バルコンのポジションを受け取り,戦艦《セ
オデリック》で33万光年もの彼方へと飛びた
った。だが惑星バルコンのあるべきところに
は,アンドロメダ星雲から漂流してきたと思
われる小惑星が……。いったいなぜ不死者は
大気さえない不毛の漂流惑星の位置を教えた
のか? ローダンらは,その小惑星探索のた
め着陸するが,やがて艦内に次々と原因不明
の奇病が発生,さらに恐るべき事態が……!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010445-X
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】虚空のルクシード / ARMEE DER
GESPENSTER
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】時の壁の向うで / HINTER DER ZEITMAUER
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
00446/ ロバート・ブロック
都市国家ハリウッド
【初版】 81/09/15
【タイトル】都市国家ハリウッド / Sneak Preview
【著者】ロバート・ブロック / Robert Bloch
【訳者】遠藤笙郎 / Shoro Endo
【初出】1971年
【内容】原水爆大戦による放射能汚染と疫病が、地
球を荒廃に導いた。その恐慌と危機の中で
アメリカ合衆国もまた崩壊し、かろうじて
生き残った人々は、死の灰や疫病から身を
守るためドームを建設した。いまやアメリ
カに残された安息の地は、ドームに包まれ
たハリウッドだけとなったのである。やが
て人々は心理学者たちの指導のもと、戦争
も暴力も苦悩も存在しないユートピアをつ
くりあげた。この愛と平和と自由を謳う都
市国家ハリウッド――だがその繁栄の裏で
は怖るべき陰謀がはぐくまれていたのだ!
奇才ロバート・ブロックが、奔放な想像力
と辛辣な筆致で描きだした戦慄の未来!
〔初刷カバー裏解説より〕
00447/ ウィルマー・H・シラス
アトムの子ら
【初版】 81/09/30
【タイトル】アトムの子ら / Children of the
Atom
【著者】ウィルマー・H・シラス / Wilmar H.
Shiras
【訳者】小笠原豊樹 / Toyoki Ogasawara
【初出】1953年
・本書はASF誌に掲載されたものに加えて長篇化したもの
1948年:少年の秘密 / In Hiding
1949年3月号:捜索 / Opening Doors
1950年3月号:新しい出発 / New
Foundations
【内容】成績はオールB、ごく平凡でおとなしい少
年ティモシー。だが彼はその見かけと裏腹
の超天才児――15年前の原子力研究所の事
故が原因で生まれたミュータントだった。
その若さにもかかわらず、図書館から借り
だせるすべての本を読破し、小説や論文、
はては作曲までこなす。それほどの能力を
持ちながら、その彼にふさわしい本当の友
達ができなかった。そこでティモシーは同
じような天才児を集めて“学校”を作るが、
やがて思いがけぬ事件がつぎつぎと……!
突然変異によって生まれた天才児たちの姿
を、女性らしい情感豊かな筆致でいきいき
と描きだしたミュータント・テーマの傑作
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010447-6
00448/ ロジャー・ゼラズニイ
オベロンの手
【初版】 81/10/15
◎真世界:4
【タイトル】オベロンの手 / The Hand of Oberon
【著者】ロジャー・ゼラズニイ / Roger Zelazny
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1976年
【内容】地球,レブマなどの〈影の世界〉と〈真の世
界〉アンバーを結ぶ“パターン”。“空でもあ
り,海でもあるもの”の“下でもあり,上で
もある”楕円形の岩棚に鋳込まれているパタ
ーンが,なにものかによって破壊された。だ
れが、いったいなんのために……。アンバー
の王子コーウィンは,その謎を解き,修復す
るためやってきた。そこで思わぬものを発見
した。それは,なかば見おぼえのある男の描
かれた一枚のトランプだった――トランプに
運命をあやつられ,翻弄されるアンバーの人
びとの物語りを,幻想味あふれる筆致で華麗
に展開,いよいよ佳境に入るシリーズ第4弾
〔初刷巻頭解説より〕
00449/ ローダン
歪んだメカニズム
【初版】 81/10/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :74
○ポスビ
【タイトル】歪んだメカニズム
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】二百の太陽をもつ惑星で,ローダンとアトラ
ンはポスビの憎悪回路を破壊した。それ以来
ポスビは二つの陣営にわかれ,同士討ちをは
じめた。その激戦のため,銀河間のポスビの
ステーションはつぎつぎに破壊され,ついに
暗黒惑星フラゴまでも火の海に包まれる。お
りしもポスビの中央大プラズマの使者――一
隻のフラグメント船が,タフォル星を周回し
ていた。ローダンに二百の太陽をもつ惑星再
訪を求めているのだ。何がポスビを狂わせた
のか? 憎悪回路の破壊が原因なのか,それ
とも……? その謎を解きあかすべく,特殊
コマンドはフラグメント船内に乗りこむが!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010449-2
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】歪んだメカニズム / AMOKLAUF DER
MASCHINEN
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】インターコスモスへ / SPRUNG IN
DEN INTERKOSMOS
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
00450/クリフォード・D・シマック
大きな前庭
【初版】 81/10/15
◎シマックの世界:1
【タイトル】大きな前庭 / The Worlds of Clifford
Simak
【著者】クリフォード・D・シマック / Clifford
D. Simak
【初出】1960年
【内容】よろず修繕を営むハイラム・テインの家で
奇妙な出来事がたてつづけに起こった。夕
方帰宅してみると、修理のため預った旧型
の白黒テレビが、いつのまにか直されてい
る。しかもカラーテレビとなって! テレ
ビだけではない、ラジオやストーブまでも
修理ずみ。さらに翌日の夕方、驚いたこと
にこんどは彼の家の前面が消えうせていた
のだ! あわてて裏口から家に入りこみ、
表玄関へ出たハイラムが見たものは……?
ヒューゴー賞受賞の表題作ほか、ロボット
宇宙船に恋されてしまった三人の乗組員を
ユーモラスに描く「ルル」など傑作六中短
篇を収録する〈シマックの世界〉第一弾!
〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】名誉ある敗北 / Honorable Opponent
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1956年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】大きな前庭 / The Big Front Yard
【訳者】峯岸久 / Hisashi Minegishi
【初出】1958年
【受賞】・1959年度:ヒューゴー賞Novelette部門
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】へっぴり作戦 / Operation Stinky
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1957年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ジャック・ポット / Jackpot
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1956年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ルル / Lulu
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1957年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】隣人 / Neighbor
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1954年
00451/フリッツ・ライバー
闇よ、つどえ!
【初版】 81/10/31
【タイトル】闇よ、つどえ! / Gather, Darkness!
【著者】フリッツ・ライバー / Fritz Leiber
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】1950年
【内容】第二原子力が開発された巨神紀139年(西暦2305年)、人類はふたたび暗黒時
代に陥っていた。科学を宗教とする聖職位階制政権が世界を支配し、庶民はき
びしいカースト制にしばられ苦しい生活をおくっていた。だが、科学者のつく
りあげたこの聖職政権に対し、敢然と立ちあがった一人の修練士がいた。第一
サークルに属するジャールズ会士である。恐怖と無知、重労働と奴隷社会から
人々を解放するべく、彼はメガセオポリスの大広場で俗衆に聖職政権の欺瞞を
あばこうとしたのだ。その時信じられぬ異変が起った! 巨大な黒い影が……
地球の支配権をめぐる巨神対悪魔の壮絶な死闘!
〔初刷カバー裏解説より〕
00452/宇宙大作戦 星なき世界
【初版】 81/11/15
◎宇宙大作戦 / STAR TREK
○Original Novel
【タイトル】星なき世界 / Starless World
【著者】ゴードン・エクランド / Gordon Eklund
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1978年
【内容】〈銀河核〉の宙域を踏査中のエンタープライ
ズ号に異常事態が発生した。20年以上も前に
行方不明となった航宙艦リックオーバー号の
連絡艇が,突如ランデヴーを要求してきたの
だ。しかもその搭乗員は,神の子イエス・キ
リストだと名乗った! 彼は自分が〈ライラ
の楽園〉に住むアイ・ナブという名の神の選
ばれた息子だと主張したのである。やがてエ
ンタープライズ号の針路前方に巨大な浮浪惑
星が出現,艦は制御不能となってその惑星に
引き寄せられていった……だがなんとそれは
内部に恒星を持つ中空の惑星,ダイソン球天
体だったのだ! はたしてカークら一行は!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010452-2
00453/ ローダン
USOのスペシャリスト
【初版】 81/11/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :75
【タイトル】USOのスペシャリスト
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】ローダン一行は瀕死の中央大プラズマを救う
べく二百の太陽の星で必死の努力を続けてい
た。だが,中央大プラズマにかわりポスビの
支配権を握ったハイパー・インポトロニクス
が,ローダンらに攻撃を加えはじめた。しか
もローダンが発した誘導電波は,レジナルド
・ブル率いる特殊艦隊だけでなく,宿敵ロー
リンまでも呼びよせてしまったのだ。やがて
ローリンとポスビが共同で攻撃を開始する。
一方,ローダン救援のため30万光年もの虚空
を飛びつづけるブリーの艦隊には,次々と原
因不明の事故が発生,ついには航行不能の艦
までも……もはやローダンの命も風前の灯!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010453-0
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○ポスビ
【タイトル】200の太陽の星を守れ / KAMPF
UM DIE HUNDERTSONNENWELT
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○第二帝国
【タイトル】USOのスペシャリスト / DIE
SPEZIALISTEN DER USO
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
00454/クリフォード・D・シマック
愚者の聖戦
【初版】 81/11/30
◎シマックの世界:2
【タイトル】愚者の聖戦 / The Worlds of Clifford
Simak
【著者】クリフォード・D・シマック / Clifford
D. Simak
【訳者】谷口高夫
【初出】1960年
【内容】頭がたりないと、村のみんなからバカにさ
れてきた男に、ある日突然、不思議な力が
身についた。魚を釣り針までおびきよせ、
火のないところに煙をたたせる。何でもで
きるその力で、彼がやったことは……「愚
者の聖戦」、月々たったの4ドル16セント
で、湖岸地帯の豪邸が借りられる、こんな
うまい話はない、人々はあらそって契約し
たのだが――住宅問題のすばらしき(?)
解決策「カーボン・コピー」、田舎町に漂
着した植物型異性人と、一人の中年男との
心暖まる交流を描いた「緑の親指」など、
巨匠が詩情豊かに綴りあげた傑作SF六中
篇を収録する〈シマックの世界〉第二弾!
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ほこりまみれのゼブラ / Dusty
Zebra
【初出】1954年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】カーボン・コピー / Carbon Copy
【初出】1957年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】建国の父 / Founding Father
【初出】1957年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】愚者の聖戦 / Idiot's Crusade
【初出】1954年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】死の情景 / Death Scence
【初出】1957年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】緑の親指 / Green Thumb
【初出】1954年
00455/ K・H・シェール
特務機関GWA
【初版】 81/11/30
【タイトル】特務機関GWA / ZBV 1 ZUR BESONDEREN
VERWENDUNG
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
【訳者】上田二郎 / Jiro Ueda
【初出】1976年
【内容】ひそかに細菌兵器の生産と改良を行なってい
るアメリカ国立研究所《ヒルタウン》から,
“ルナリス・ウイルス”と呼ばれる病原体が
何者かによって強奪された。このウイルス,
わずか2センチ立方のほこりに含まれたもの
ですら,通常の大気にふれるや急激に増殖,
ほぼ10時間で 100キロ四方の領域のすべての
生物を絶滅させてしまうのだ! 事態を重視
した合衆国政府は,GWA――秘密科学防衛
局に協力を依頼した。GWAきっての腕利き
コンナート主任捜査官は,長官から全権をゆ
だねられ,ただちに調査を開始したが……!?
ドイツSF界の巨星が放つ傑作冒険SF!
〔初刷巻頭解説より〕
00456/ スタニスワフ・レム
泰平ヨンの回想記
【初版】 81/11/30
【タイトル】泰平ヨンの回想記 / Dzienniki
Gwiazdowe
【著者】スタニスワフ・レム / Stanislaw Lem
【訳者】深見弾 / Dan Fukami
【初出】1971年
【内容】「また吾輩に話をさせたいんだな。では、
なにか話そう。ただし旅の話ではない。地
球でもけっこういろんなことを体験してい
るからな」大宇宙狭しと旅をしてきた泰平
ヨンが、地球で出会った奇妙で不思議な出
来事を語る――永遠の魂を発明した男、タ
イムマシンを発明した男、もう一人の自分
を作り出した男、さらには、異常に自動化
が進められついには人間以上になった洗濯
機、自ら進化を続けるサイバネチックスな
ど、マッド・サイエンティストと奇怪な発
明の数々。東欧SF界の巨匠レムが描く、
ユーモアとアイロニーに満ちた傑作短篇を
集成する〈泰平ヨン〉シリーズ第2弾!
〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】第一話
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】第二話
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】第三話
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【タイトル】第四話
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】第五話
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】第六話
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】第七話
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】第八話
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】宇宙を救おう!(泰平ヨンの公開状)
00457/ ローダン
不死へのインパルス
【初版】 81/12/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :76
○第二帝国
【タイトル】不死へのインパルス
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】ワンダラーの不死者は銀河中に驚くべきメッ
セージを残して,いずこかへ去った。そのメ
ッセージとは――永遠の生命を約束する25個
の小型細胞活性装置を,それぞれ25の惑星に
かくしたというのだ! 不死者が去ったいま
ローダン配下のミュータントたちは,延命を
もたらす62年ごとの細胞シャワーを受けられ
ない。かれらはふたたび死すべき存在になっ
た。そのうち3名は,あと数カ月の命。ぜひ
とも細胞活性装置を入手しなければならぬ。
だが,不死者のメッセージを聞いたスプリン
ガーが,そのときすでに禁断の惑星ホヌルで
永遠の生命を求めて暗躍をはじめていた!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010457-3
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】不死へのインパルス / SIGNALE
DER EWIGKEIT
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】太陽より大きく / GROESSER ALS
DIE SONNE
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
00458/ ロジャー・ゼラズニイ
混沌の宮廷
【初版】 81/12/15
◎真世界:5
【タイトル】混沌の宮廷 / The Courts of Chaos
【著者】ロジャー・ゼラズニイ / Roger Zelazny
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1978年
【内容】〈真の世界〉アンバーは血に染まり,今まさ
に混沌の勢力に蹂躙されんとしていた。仮面
を捨て王座に戻ったオベロンは,すべての礎
“パターン”を再建せんと死力を尽くす。一
方,コーウィン以下兄弟達は,混沌の宮廷と
手を組みアンバーを掌中にせんとする狂える
弟ブランドとの熾烈な戦いに敢然と立ち向っ
た。だが,再燃する王位継承問題に兄弟の足
並は定まらない。やがて迫りくる最後の戦い
の時,コーウィンは勝敗の鍵となる地獄騎行
に,王の密命を帯び一人旅立つのだが……!?
人々の愛と憎しみが,華麗な幻想世界を舞台
に見事に綾なされる傑作シリーズ堂々完結!
〔初刷巻頭解説より〕
00459/ エドモンド・ハミルトン
虚空の遺産
【初版】 81/12/31
【タイトル】虚空の遺産 / THE HAUNTED STARS
【著者】エドモンド・ハミルトン / Edmond Hamilton
【訳者】安田均 / Hitoshi Yasuda
【初出】1960年
【内容】月のガッサンディ・クレーターに基地を建
設中、米国は驚くべき発見をした――三万
年前のものとおぼしき軍事基地の廃墟が発
掘されたのだ! 発見された小板や録音装
置はただちに地球へ運ばれ、四人の言語学
者からなる学術チームの手に委ねられた。
地球の古代語との類似が鍵となり解読が成
功したとき、予想だにしなかった事実が浮
かびあがる。その廃墟こそ、想像を絶する
強敵との戦いに滅びた人類の遠い祖先のも
のだったのだ。やがて、人々は解読された
資料を用いて恒星宇宙船を建造、究極の故
郷を目指して虚空へと飛び立つのだが……
壮大なスケールで描かれた傑作宇宙SF!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010459-X
00460/ ローダン
一握りの永遠
【初版】 82/01/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :77
○第二帝国
【タイトル】一握りの永遠
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】トン=トン=ツー=トン=トン――銀河中の
知性体は細胞活性装置が発するシグナルを求
め狂奔していた。ワンダラーの不死者が銀河
の25の惑星に隠した活性装置。それは永遠の
生命をもたらす。人々はそれを入手するため
ならば手段を問わなくなっていた! アコン
の主星へ向かう貨客船《オリラ》は偶然その
シグナルを受信,ただちに発信源のヴェラン
デル星系第2惑星をめざす。だが着陸直前,
活性装置入手にあせる乗客と乗員によって反
乱が勃発し,操縦不能に陥った《オリラ》は
地上に激突した。ただひとりの生き残りは,
ようやく永遠の生命を手に入れるが……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010460-3
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】一握りの永遠 / EINE HANDVOLL
LEBEN
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アラロンの人間狩り / DER GEHETZTE
VON ARALON
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
00461/ ロジャー・ゼラズニイ
燃えつきた橋
【初版】 82/01/15
【タイトル】燃えつきた橋 / Bridge of Ashes
【著者】ロジャー・ゼラズニイ / Roger Zelazny
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】1976年
【内容】遙かな昔、地球に大挙して飛来した異星生
命体は、自らの操り人形として人類を創造
した。この酸素に満ちた惑星を、彼らに適
した環境、亜硫酸ガスの充満する世界に造
りかえるために! 目論見通り、人類は環
境を破壊し、大気を汚染しながら、自らの
破滅をめざして運命の道を歩みつづけてい
く……。しかし、歴史の陰にこの異星生命
体の野望に挑む、永遠の生命をもつ謎の男
の姿があった。幾度も傷つき、苦しい戦い
を強いられて来た男が、ついに宿敵に対し
て見いだした怖るべき武器は……!? 俊英
ゼラズニイが、華麗な筆致を用い、壮大な
スケールで繰り広げる一大SF叙事詩!
〔初刷カバー裏解説より〕
00462/ フィリス・ゴットリーブ
オー・マスター・キャリバン!
【初版】 82/01/31
【タイトル】オー・マスター・キャリバン!
/ O Master Caliban!
【著者】フィリス・ゴットリーブ / Phyllis
Gotlieb
【訳者】藤井かよ / Kayo Fujii
【初出】1976年
【内容】四本腕の地球人の少年、人語を流暢に話す
猿、モンテーニュを愛読する白山羊――銀
河連邦の生物実験ステーション、バラザン
第5惑星で生き残っている知性体は彼らだ
けであった。研究を補助する目的で作られ
た機械――エルグたちが反乱を起こしたの
だ。彼らは、この惑星の支配者である生物
学者ダールグレンを捕え、他の研究員、実
験用生物を皆殺しにしたのである。いまや
惑星全土は、エルグたちの手におちたかに
みえた。だがそんなある日、5人の子供を
乗せた宇宙船がこの惑星に不時着したこと
から、事態は思わぬ方向に……カナダの女
流詩人が瑞々しい筆致で描く傑作SF!
〔初刷カバー裏解説より〕
00463/ スター・トレック スター・トレック
【初版】 82/02/28
◎宇宙大作戦 / STAR TREK
○Motion Picture Novelizations
【タイトル】スター・トレック / Star Trek
: The Motion Picture
【原案】アラン・ディーン・フォスター
【著者】ジーン・ロッデンベリイ / Gene Roddenberry
【訳者】冬川亘 / Wataru Fuyukawa
【初出】1979年
【内容】宇宙連邦軍のモニター・ステーション,イプ
シロン9より,驚くべき通信が地球司令本部
に届いた。自帝国内をパトロール中のクリン
ゴン戦艦が巨大な《雲》状の侵入者に襲われ
瞬時にして破壊されたのだ。しかもその物体
はワープ7の超スピードで地球をめざしてい
るという。この怖るべき超高速で接近中の謎
の物体に対し,地球防衛に使用できる巡洋艦
はただ一隻――改装工事中の〈エンタープラ
イズ〉号のみであった! 事態を重視した司
令本部は元艦長カーク提督を呼びもどし,侵
入者迎撃を命じたが……全世界で熱狂の嵐を
まきおこした超SF映画の原作ついに登場!
〔初刷巻頭解説より〕
【映像】・1979年/米(パラマウント)
ロバート・ワイズ監督
『スター・トレック / Star Trek
: The Motion Picture』
【ISBN】4-15-010463-8
00464/ カート・ウ゛ォネガット
ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを
【初版】 82/02/28
【タイトル】ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを
/ God Bless You, Mr. Rosewater
【著者】カート・ヴォネガット・ジュニア /
Kurt Vonnegut, Jr.
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1965年
【内容】聞きたまえ! 億万長者にして浮浪者、財
団総裁にしてユートピア夢想家、慈善事業
家にしてアル中である、エリオット・ロー
ズウォーター氏の愚かしくも美しい魂の声
を、暖かくも苦い愛のメッセージを。金が
すべてを支配する現代アメリカ社会にあっ
て、隣人愛に憑かれた一人の大富豪が、そ
の限りない愛と、限りある金とを恵まれぬ
人々のために分け与えようとしたとき、い
ったい何が起ったのか……? そしてまた
彼が投げ入れた小さな小石は、彼を取りま
く人々の間にどのようなさざ波をたてさせ
たのか……? 現代最高の寓話作家があな
たに贈る、黒い笑いに満ちた感動の名作!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010464-6
00465/ A・バートラム・チャンドラー
銀河私掠船団
【初版】 82/02/28
◎銀河辺境 / Rim Worlds :12
【タイトル】銀河私掠船団 / Star Loot
【著者】A・バートラム・チャンドラー / A.
Bertram Chandler
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】1981年
【内容】経済的に行きづまったグライムズは,やむを
えず黄金の星間連絡艇を手離し,借金を返済
した。手もとには今すぐ引退しても豊かな余
生が送れるだけの大金が残ったが,宇宙を忘
れられるわけがない。グライムズはその金で
中古貨客船を買いこみ,口座はまたもやから
に……。たまたま寄港した地球で,かつての
上司,監察宇宙軍提督ダミアン少将が,そん
なグライムズにエル・ドラド向けの貨物輸送
という有利な仕事をまわしてくれた。だが,
うまい話には裏がある。グライムズにエル・
ドラド海軍の私掠船団に入り,そのうえ海賊
行為を働いてもらいたいというのだが……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010465-4
00466/ ローダン
死の闘技場
【初版】 82/03/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :78
○第二帝国
【タイトル】死の闘技場
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】細胞活性装置特有のシグナルを受信した三人
の元テラ艦隊将校は,惑星ノーホェアに着陸
した。だが,活性装置の捜索をはじめる間も
なく,非合法着陸のかどで逮捕されてしまっ
た。しかもすぐさま行なわれた裁判での判決
は,終身刑。銀河文明カタログによれば,ノ
ーホェアは無人の惑星のはず,まして警察な
どあるはずがない……。ところが,そこには
ヒューマノイドのみならず,コラールの球型
生物,アカディアの杭状生物,はては見たこ
ともないような生物など,多種多様の種族が
集まっていた。やがて脱出に成功したテラナ
ーたちが見いだしたノーホェアの秘密とは!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010466-2
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ノーホェアの奴隷たち / DIE SKLAVEN
VON NOWHERE
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】死の闘技場 / LEMY UND DER KROETENWOLF
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
00467/ スタニスワフ・レム
ロボット物語
【初版】 82/03/31
【タイトル】ロボット物語 / Bajki Robotow
【著者】スタニスワフ・レム / Stanislaw Lem
【訳者】深見弾 / Dan Fukami
【初出】1964年
【内容】宇宙にあまねくその名を知られる宇宙創造
士クレアチウスが、ビスカラル王の逆鱗に
触れて課せられた三つの難題とは……「ビ
スカラル王の財宝」はじめ、青瓢箪(=人
間)に奪われてしまったエレクトリーナ姫
の心の鍵を、捜し求める英雄豪傑たちの活
躍を描く「自雷也エルグが青瓢箪を打ち負
かす話」。難破して孤島にたどり着いたオ
ートマタイに、エレクトロニクス・フレン
ドがささやくありがたい忠告――「自動馬
太の朋友」など、東欧SF界の巨匠レムが
伝統的なお伽噺の語り口を用いて、ユーモ
ラスに描きあげた、ロボットの、ロボット
による、ロボットのためのお伽噺12篇!
〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】三人の電騎士 / Trej Elektvycerze
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ウラニウムの耳当 / Uranowe Uszy
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】自雷也エルグが青瓢箪を打ち負かす話
/ Jak Erg Samowzbudnik
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ビスカラル王の財宝 / Skarby Krola
Biskalara
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】二匹の妖怪 / Dwa Potwary
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】白い死 / Biala Swievc
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】星雲が逃げだすにいたったいきさつ
/ Jak ikromik i Gigachyan Uciecze
Makawic
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】電竜と闘った電算機の話
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】治水帝の御意見番 / Doradcy Krola
Hydropsa
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】自動馬太の朋友 / Przjaciel Automateusza
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】乾坤王と賢者たち / Krda Globaresimedrcy
12 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】殲滅王物語 / Bajka o Krola Murdasie
00468/ ロバート・L・フォワード
竜の卵
【初版】 82/06/30
【タイトル】竜の卵 / Dragon's Egg
【著者】ロバート・L・フォワード / Robert
L. Forward
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1980年
【内容】紀元前50万年、太陽系から50光年離れた星
域で中性子星が誕生した。超新星爆発の怖
るべきエネルギーによって、秒速30キロ、
すなわち一万年に一光年というかなりな固
有運動を与えられた中性子星は、一路近く
の隣人、太陽系へと向ったのである……。
そして2049年、探査宇宙船セントジョージ
号は、〈竜の卵〉と名づけられたこの中性
子星の周回軌道に乗り、観測を開始しよう
としていた。だが、直径20キロにみたぬこ
の中性子星上に、まさか知的生物が存在し
ようとは!? 最新の科学理論を駆使して、
人類と中性子星人とのファースト・コンタ
クトを描く、ハードSFファン待望の書!
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・第14回(1983年):星雲賞海外長篇部門
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門14位
・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門18位
【ISBN】4-15-010468-9
00469/ ローダン
エクスプローラー船消滅!
【初版】 82/04/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :79
○第二帝国
【タイトル】エクスプローラー船消滅!
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】《エクスプローラー=3218》の乗員は惑星ツ
ァンマロンを調査中,山中の洞穴で幾千もの
豆のさやに似たものを発見した。これこそ銀
河中を震撼させることになるホルンシュレッ
ケの卵だった。さらに洞穴内を調べていると
不思議な地震とともに,そのさやからいも虫
のような怪生物ホルンシュレッケが現れた。
その怪生物には鋼鉄をも溶かすビームも歯が
たたない。しかも,岩山や鉄,すべてを溶か
し食べながら,細胞分裂のように一体が二体
に,二体が四体に……と増えていく。それに
対しテラナーはなす術もなく,ついにはエク
スプローラー船までも溶かされてしまうが!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010469-7
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】エクスプローラー船消滅! / EXPLORER
IN NOT
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】銀河の鞭 / DIE GEISSEL DER GALAXIS
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
00470/ マイクル・ムアコック
剣の騎士
【初版】 82/04/30
◎紅衣の公子コルム / The Chronicles of Corum
:1
【タイトル】剣の騎士 / The Knight of the
Swords
【著者】マイクル・ムアコック / Michael Moorcock
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1971年
【内容】あまたの空に光の海と都市があり,空を飛ぶ
青銅色の野獣がいた時代――五つの次元界を
自由に移動できるヴァドハー族とナドラー族
は,自らをマブデンと呼ぶ人類を,獣とさげ
すんでいた。だが,両種族を憎悪する人類は
まずナドラー族を滅ぼし,ついでその矛先を
ヴァドハー族に向けた。マブデンに襲われ,
次々と炎上するヴァドハーの城砦。偶然,難
をのがれたエローン城砦のコルム公子は,復
讐に燃えるが,マブデンの大軍が行く手に立
ちはだかる……ヴァドハー族最後の一人〈紅
衣の公子〉コルムの辿る数奇な運命を描く,
華麗なるヒロイック・ファンタジイ第一弾!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010470-0
00471/ コードウェイナー・スミス
鼠と竜のゲーム
【初版】 82/04/30
◎人類補完機構
【タイトル】鼠と竜のゲーム / The Best of
Cordwainer Smith
【著者】コードウェイナー・スミス / Cordwainer
Smith
(ジュヌヴィーヴ・ラインバーガー
/ Genevieve Linebarger)
【編者】ジョン・J・ピアス / J. J. Pierce
【初出】1975年
【内容】竜――人々はそう呼んだ。それは、平面航
法を用いて二次元空間に入りこんだ宇宙船
に襲いかかり、船内の生きとし生けるもの
を発狂させる憎悪にみちた飢えた渦動であ
った。この怖るべき生命体から人々を守る
ため、小型光子爆弾を操るピンライターが
誕生した。ピンライターは彼とテレパシー
で結ばれたパートナーと協力し、星から星
への旅の途中、竜から船を守るのだ、生命
を賭けて……「鼠と竜のゲーム」ほか「ス
ズダル中佐の犯罪と栄光」「星の海に魂の
帆をかけた女」など、SF界きっての詩人
が人類補完機構の壮大な宇宙史を背景に綴
りあげた掌品8篇を収録する傑作短篇集!
〔初刷カバー裏解説より〕
【コメント】・本書は原書を『シェイヨルという名の星』(SF1062)と分冊
【ISBN】4-15-010471-9
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】スキャナーに生きがいはない /
Scanners Live in Vain
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1950年 ファンタジー・ブック第1巻第6号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】星の海に魂の帆をかけた少女 / The Lady Who Sailed The Soul
【共作】ジュヌヴィーヴ・ラインバーガー / Genevieve Linebarger
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】ギャラクシイ誌1960年4月号
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外短篇部門31位
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】鼠と竜のゲーム / The Game of Rat and Dragon
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】ギャラクシイ誌1955年10月号
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外短篇部門15位
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】燃える脳 / The Burning of the Brain
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】ワールド・オブ・イフ誌1958年10月号
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】スズダル中佐の犯罪と栄光 / The Crime and the Glory of Commander Suzdal
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】アメージング・ストーリーズ誌1964年5月号
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】黄金の船が――おお! おお! おお!
/ Golden the Ship Was――Oh! Oh! Oh!
【共作】ジュヌヴィーヴ・ラインバーガー / Genevieve Linebarger
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】アメージング・ストーリーズ誌1959年4月号
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ママ・ヒットンのかわゆいキットンたち / Mother Hitton's Littul Kittons
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】ギャラクシイ誌1961年6月号
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アルファ・ラルファ大通り / Alpha Ralpha Boulevard
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】F&SF誌1961年6月号
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外短篇部門37位
00472/ チャールズ・エリック・メイン
アイソトープ・マン
【初版】 82/04/30
【タイトル】アイソトープ・マン / The Isotope Man
【著者】チャールズ・エリック・メイン / Charles Eric Maine
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1957年
【内容】「つべこべいうなデラニー,さっさと産院の
開所式を取材してこい!」敏腕記者のぼくを
つかまえて,編集長はがなりたてた。目の前
に特種のネタがころがってるのにだ! それ
は犯罪担当記者がとってきた一枚の写真だっ
た。淡い霊気で包まれた男が担架に寝かされ
ている。その男の顔には見覚えがあった。た
しか原子物理学者だ。ぼくは写真をポケット
につっこみ,美人カメラマンのフライデイを
ひきつれて編集室をとびだした。むろん産院
になどいくものか。だが雑誌記者が虫の知ら
せを感じるとロクなことはない。やがて,そ
れを身をもって悟るはめになるのだが……。
〔初刷巻頭解説より〕
【映像】・1956年/英(マートン・パーク/アライド・アーティスツ)
ケン・ヒューズ監督『爆殺命令 / The Atomic Man/Timeslip』
著者自ら脚本
00473/ ローダン
恐怖の鏡
【初版】 82/05/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :80
○第二帝国
【タイトル】恐怖の鏡
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】銀河中の惑星に突如あらわれたホルンシュレ
ッケとシュレックヴルムは、すでに三百近く
の有人惑星で猛威をふるっていた。すべての
物質を溶かし食べてしまうホルンシュレッケ
と、あらゆるエネルギーを吸収し、それをエ
ネルギー・ビームとして口から吐くシュレッ
クヴルム。これら二種の怪生物についてロー
ダンらが知るところは、あまりに少ない。そ
こで全長二十メートルものシュレックヴルム
を生け捕り、調査するという危険な作戦がた
てられた。その指揮をひきうけたミュータン
ト部隊の最古参少尉グッキーが、惑星ニュテ
ットにくりひろげる捕獲作戦の正否は……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010473-5
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】大物ハンターのグッキー / GUCKY, DER GROSSWILDJAEGER
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】恐怖の鏡 / DER SPIEGEL DES GRAUENS
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
00474/ フレドリック・ブラウン
天の光はすべて星
【初版】 82/05/31
【タイトル】天の光はすべて星 / The Lights in the Sky are Stars
【著者】フレドリック・ブラウン / Fredric Brown
【訳者】田中融二 / Yuji Tanaka
【初出】1953年
【内容】1997年、人々の興味は宇宙から離れ、宇宙
開発の信奉者はごく少数となっていた。そ
うしたある日、木星探検計画を公約にひっ
さげた女性上院議員候補が登場した。鬱々
たる日々を送っていた、もと宇宙飛行士マ
ックス・アンドルーズは狂喜した。火星、
金星探検のあと、宇宙探検計画は頓挫した
まま。もし宇宙開発がここで再開されれば
もう一度宇宙に出られるかもしれない。57
歳のマックスには、これが最後の機会だ!
なんとしてでも、彼女を絶対当選させなけ
れば……星にとり憑かれた一人の男の生き
方を、奇才ブラウンが情感豊かに謳いあげ
た、SF史上に燦然と輝く記念碑的名作!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010474-3
00475/ マンリー・W・ウェルマン
小惑星要塞を粉砕せよ!
【初版】 82/05/31
◎キャプテン・フューチャー / Captain Future
【タイトル】小惑星要塞を粉砕せよ! / THE SOLAR INVASION
【著者】マンリー・W・ウェルマン / Manly W. Wellman
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】STARTLING STORIES:1946年秋季号
【内容】太陽系功労章の受賞式から逃げだして,小惑
星へ物見遊山の旅としゃれこんだフューチャ
ーメン一行に,とんでもない知らせが舞いこ
んだ。留守番役のグラッグともども,月が消
滅したというのだ。異次元にでもすべりこん
だのか? ただちに捜索を開始したキャプテ
ン・フューチャーは,ある次元空間上で,つ
いに月を発見した。だがその月は,緑のジャ
ングルにおおわれていた! しかも,驚くキ
ャプテンの目の前にあらわれたターバン姿の
人影――なんとそれは,太陽に突入し死んだ
はずの〈火星の魔術師〉ウル・クォルンであ
った。はたしてかれは何を企んでいるのか?
〔初刷巻頭解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門40位(シリーズとして)
00476/ マイクル・ムアコック
剣の女王
【初版】 82/06/15
◎紅衣の公子コルム / The Chronicles of Corum :2
【タイトル】剣の女王 / The Queen of the Swords
【著者】マイクル・ムアコック / Michael Moorcock
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1971年
【内容】剣の騎士をたおした後,ようやくめぐってき
たコルムとラリーナの安逸な日々も,旅人ジ
ャリーの告げる不吉な知らせによって破られ
た。リル大王が大軍を結集し、ラリーナの故
国リゥム・アン・エッシュに攻めいるという
のだ。急を知らせに,リゥムへかけつけるコ
ルムら。だが,その大軍の前に味方の軍勢は
あまりにも少ない。かれらに残された唯一の
道は,救援を求め隣りの次元界へおもむくこ
とだった。しかし,その次元界こそ,恐るべ
き剣の女王キシオムバーグの支配下にあるの
だ!――〈法〉と〈混沌〉の神々の戦いを華
麗な筆致で描きあげた傑作シリーズ第2弾!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010476-X
00477/ エドモンド・ハミルトン
ラジウム怪盗団現わる!
【初版】 82/06/30
◎キャプテン・フューチャー / Captain Future
【タイトル】ラジウム怪盗団現わる! / Outlaw World
【著者】エドモンド・ハミルトン / Edmond Hamilton
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】スタートリング・ストーリーズ誌1946年冬季号
【内容】どこからともなく現われては,ラジウムだけ
を狙う〈ラジウム怪盗団〉。いったいその目
的は,そして本拠地はどこにあるのか? 折
しも貨物宇宙船〈オリオン〉からの救難信号
が,太陽系警察機構本部に入った。“本船は
航行不能! 盗賊の移乗にまかすしかない”
そして,いったん途切れたあと,電信コード
で入ってきた通信は“リーダーは,天王星人
のルウ・グウル!”――死んだと思われてい
た悪の天才科学者だ。しかも,襲われた船に
は,捜査に着手していたキャプテン・フュー
チャーが乗り組んでいたのだ。キャプテン・
フューチャー・シリーズ掉尾を飾る傑作長篇
〔初刷巻頭解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門40位(シリーズとして)
00478/ ローダン
死への飛翔
【初版】 82/07/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :81
○第二帝国
【タイトル】死への飛翔
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】月のハイパー・インポトロン脳ネーサンは、
驚くべきテーゼを出した。シュレックヴルム
にはある種の知性があるはず、というのだ!
全長20メートルをこし、頭の大きさは5メー
トルにおよぶシュレックヴルム――伝説の怪
物、竜を思わせる異様な怪生物には知性があ
るのだろうか? 2326年12月、4人のUSO
スペシャリストが、その真偽をたしかめるべ
く、地球から8314光年の惑星エウヒヤに派遣
された。あらゆるエネルギー・ビームをもの
ともしない不死身のシュレックヴルムにたい
して、使命達成のため徒手空拳で立ちむかう
USOのスペシャリストたちの運命は……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010478-6
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】USOの4人 / VIER VON DER USO
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】死への飛翔 / DER PAKT MIT DEM TOD
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
00479/ C・J・チェリイ
ケスリス
【初版】 82/07/15
◎色褪せた太陽 / The Faded Sun :1
【タイトル】ケスリス / The Faded Sun:Kesrith
【著者】C・J・チェリイ / C. J. Cherryh
【訳者】宇佐川晶子 / Akiko Usagawa
【初出】1978年
【内容】大宇宙にその版図を拡げた人類は、やがて
全く異なる思考体系を持つ異星生命体――
レグル族と遭遇、銀河の覇権をめぐって、
ここに人類=レグル戦争が勃発した。超科
学兵器を用い集団戦闘に長けた人類に対し
レグル族は太古より戦いをその生業として
きたムリ族を徴用、激しい戦闘は40年以上
におよんだ。だが長かった戦争も、ついに
人類の勝利で終止符がうたれ、全権公使ス
タブロスは、レグル族から譲渡された惑星
ケスリスに向かう途上にあった。しかし、
そこには老獪なレグル族によって、恐るべ
き罠がしかけられていたのだ! 米SF界
きっての人気女流作家が描く宇宙叙事詩!
〔初刷カバー裏解説より〕
00480/ ロジャー・ゼラズニイ
イタルバーに死す
【初版】 82/07/15
【タイトル】イタルバーに死す / To Die in Italbar
【著者】ロジャー・ゼラズニイ / Roger Zelazny
【訳者】冬川亘 / Wataru Fuyukawa
【初出】1973年
【内容】マンハッタン宇宙港のもっとも高い塔の中
に、彼は坐っていた。ただひとり帝国に対
峙して。窓の外には、かつてニューヨーク
・シティであったものの残骸が、放射性の
焔に照らしだされ、燃えさかっていた。合
同連盟との戦いに破れ、廃虚と化した地球
の姿であった。もと地球艦隊司令官マラカ
ー・マイルズは、強大な銀河の中心勢力、
合同連盟にいままで徒手空拳で立ちむかっ
てきた。だがいま、恐るべき武器の存在を
示す情報を入手したのだ! これさえ手に
入れば……ヒューゴー賞受賞作家が、その
たぐいまれな想像力、流麗洒脱な筆致を用
いて、美事に綴りあげた傑作宇宙叙事詩!
〔初刷カバー裏解説より〕
00481/ ローダン
第二帝国
【初版】 82/08/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :82
○第二帝国
【タイトル】第二帝国
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】USOのスペシャリスト四人は、怪生物シュ
レックヴルムとともに異星船に閉じこめられ
ながらも、その怪生物とのコンタクトに成功
した。かれらを回収すべく、自らテラ宇宙艦
隊を率いて赴くローダン。だがシュレックヴ
ルムの収容作業中、突如第二帝国の宇宙艦隊
があらわれた。シュレックヴルムを支配する
なぞの種族、恵み多きものたちの艦隊だ。ロ
ーダンらのコンタクトの試みもむなしく、第
二帝国の艦隊はすぐさま攻撃を開始した。そ
れに対しローダンは、まず敵の正体を探るべ
くミュータント部隊の精鋭グッキーとラス・
ツバイを第二帝国の宇宙艦に潜入させるが!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010481-6
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】第二帝国 / DAS ZWEITE IMPERIUM
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】巨大惑星の呪い / IM BANNE DES RIESENPLANETEN
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
00482/ ロバート・A・ハインライン
失われた遺産
【初版】 82/08/31
◎ハインライン傑作集:1
【タイトル】失われた遺産 / Assignment in Eternity
【著者】ロバート・A・ハインライン / Robert A. Heinlein
【初出】1953年
【内容】ジョーンは驚くべき能力を身につけた。読
心能力はもとより、コンピュータ顔負けの
記憶能力や演算能力、はては透視能力まで
も……すべて、これまでの医学理論ではた
だの夢物語とされていたものである。しか
もジョーンは、大学教授フィルとベンとと
もに、その能力を理論的に開発したのだ。
だが、その理論を公表しようとしたときか
ら、三人は恐るべき運命の渦中へとまきこ
まれていく……! 表題作のほか、異次元
へ自由に移動できるようになった教授と学
生たちの奇妙な冒険を軽快に描く「時を越
えて」など、アメリカSF界の巨匠ハイン
ラインの四中短篇を収録する傑作集第一弾
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010482-4
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】深淵 / Gulf
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】ASF誌1949年11,12月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】時を超えて / Elsewhen
・初出時の題名 Elsewhre
【名義】ケレイブ・ソーンダーズ
【訳者】田中融二 / Yuji Tanaka
【初出】ASF誌1941年9月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】失われた遺産 / Lost Legacy
・初出時の題名 Lost Legion
【名義】ライル・モンロー
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】Super Science Stories誌1941年11月号
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】猿は歌わない / Jerry Was a Man
・初出時の題名 Jerry Is a Man
【訳者】田中融二 / Yuji Tanaka
【初出】Thriling Wonder Stories誌1947年10月号
00483/ アン・マキャフリイ
竜の戦士
【初版】 82/08/31
◎パーンの竜騎士 / Pern :1
【タイトル】竜の戦士 / Dragonflight
【著者】アン・マキャフリイ / Anne McCaffrey
【訳者】船戸牧子 / Makiko Funado
【初出】1968年
・アナログ誌1967年10月号に第一部「大巖洞人来たる / Wayer
Search」
・アナログ誌1967年12月号に第三部「塵が降る」
・アナログ誌1968年1月号に第四部「つめたい宇宙間隙 /
Dragonrider」
・ヒューゴー賞【受賞】は第一部に対するもの
・ネビュラ賞【受賞】は第三部,第四部に対するもの
【内容】色とりどりの竜にうちまたがり、
竜騎士は惑星パーンの空を駆け巡
る。迎え撃つ敵は邪悪の星からの
侵入者、糸状の胞子生物だ! だ
が、かれらの戦いも今度ばかりは
旗色が悪い。平穏な四百年の間に
竜騎士の役割は忘れさられ、竜も
竜騎士も衰退の一途を辿っていた
のだ。そんな時に、糸胞襲来の予
兆として竪琴弾きの歌に語られる
“赤ノ星”がパーンの空に出現し
た! 女流作家が情感豊かに描く
ヒューゴー・ネビュラ両賞受賞作
〔11刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1968年度:ヒューゴー賞Novella部門
・1968年度:ネビュラ賞Novella部門
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門65位(シリーズとして)
【ISBN】4-15-010483-2
00484/ C・J・チェリイ
ションジル
【初版】 82/08/31
◎色褪せた太陽 / The Faded Sun :2
【タイトル】ションジル / The Faded Sun:Shon'jir
【著者】C・J・チェリイ / C. J. Cherryh
【訳者】宇佐川晶子 / Akiko Usagawa
【初出】1978年
【内容】人類と敵対していた傭兵種族ムリ族の故郷
を発見せよ――スタヴロス総督の密命を受
け、ステン・ダンカンはムリ族最後の二人
を従え宇宙船に乗りこんだ。だが、船の指
揮権をかれらに奪われたダンカンは、生き
のびるためにムリ族に忠誠を誓う破目に陥
った。一方、ケスリスでムリ族を壊滅状態
に追いこんだレグル族は人類と同盟し、ム
リ族殲滅をはかるのであった。背後に迫る
人類=レグル族の宇宙船団に気づかぬまま
大宇宙を故郷めざして疾駆するムリ族の宇
宙船。しかし、かれらの目の前に広がるの
は、数多の死に絶えた惑星だった……ます
ます佳境にはいる好評のシリーズ第2弾!
〔初刷カバー裏解説より〕
00485/ ローダン コンタクト船《テラニア》
【初版】 82/09/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :83
○第二帝国
【タイトル】コンタクト船《テラニア》
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】シュレックヴルムはすぐれた知性を持ってい
た! そのすぐれた精神能力を種族最大の秘
密として、かれらの支配者である恵み多きも
のたちにさえ隠していたシュレックヴルム。
ところがその一体、ペーテルレがUSOスペ
シャリストの活躍で、その種族の掟を破り、
秘密を明らかにしたのだ。ただちにローダン
は科学者二人とペーテルレをその母星トムス
トーンに派遣し、ひそかにシュレックヴルム
と同盟を結ぼうとする。だが、かれらがトム
ストーンに降りたつや、いく百体ものシュレ
ックヴルムがかれらを取り囲み、掟を破った
裏切り者ペーテルレに攻撃をかけてきた!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010485-9
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】コンタクト船《テラニア》 / KONTAKTSCHIFF TERRANIA
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】エイサルの迷路 / IM LABYRINTH VON EYSAL
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
00486/ アン・マキャフリイ
竜の探索
【初版】 82/09/30
◎パーンの竜騎士 / Pern :2
【タイトル】竜の探索 / Dragonquest
【著者】アン・マキャフリイ / Anne McCaffrey
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1971年
【内容】惑星パーンに再び糸胞が降りはじめてから
七巡年後――一致団結してパーンを守るべ
き竜騎士の間に、足並みの乱れが生じた。
自らの特権を必要以上に常民にふりかざす
過去から来た竜騎士たち。だが、四百巡年
の時の流れは、人々の考え方をすっかり異
ならせていたのだ。ベンデン大巖洞ノ統領
補佐フ−ノルがフォート大巖洞の竜騎士に
刺されたのを契機に、新旧竜騎士の対立は
一気に激化した。折りも折り、周期をはず
れた糸胞の襲来に、パーン全土は大混乱に
陥った……惑星パーンを舞台にさまざまに
綾なされる人間模様を、壮大なスケールで
鮮かに描きあげる、好評シリーズ第二作!
〔初刷カバー裏解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門65位(シリーズとして)
【ISBN】4-15-010486-7
00487/ ロバート・A・ハインライン
輪廻の蛇
【初版】 82/09/30
◎ハインライン傑作集:2
【タイトル】輪廻の蛇 / The Unpleasant Profession of Jonathan
Hoag
【著者】ロバート・A・ハインライン / Robert A. Heinlein
【初出】1959年
【内容】輪廻の蛇――自分の尻尾を無限に呑みつづ
けるギリシャ神話の蛇のようにめぐりめぐ
る時間の輪。その中を駆けめぐる航時局員
の活躍は……タイム・パラドックスものの
傑作として名高い表題作のほか、自分の職
業が何なのかわからず自らの尾行を依頼し
てきたホーグ氏の行動を探るうち、思いも
よらぬ事件にまきこまれてしまう私立探偵
夫婦の冒険譚「ジョナサン・ホーグ氏の不
愉快な職業」、生きているつむじ風をめぐ
ってまき起る大騒ぎをユーモラスに描きだ
す「わが美しき町」、トポロジーものの代
表作「歪んだ家」などアメリカSF界の巨
匠の六中短篇を収録する傑作集第二弾!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010487-5
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業
/ The Unpleasant Profession of Jonathan
Hoag
【名義】ジョン・リバーサイド
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】Unknown Worlds誌1942年10月号
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【タイトル】象を売る男 / The Elephant Circuit
・初出時の題名 The Man Who Traveled in Elephants
【訳者】井上一夫
【初出】Saturn誌1957年10月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】輪廻の蛇 / ---All You Zombies---
【訳者】井上一夫
【初出】F&SF誌1959年3月号
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】かれら / They
【訳者】福島正実 / Masami Fukushima
【初出】Unknown誌1941年4月号
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】わが美しき町 / Our Fair City
【訳者】吉田誠一
【初出】Weird Tales誌1949年1月号
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】歪んだ家 / ---And He Built a Crooked House---
【訳者】吉田誠一
【初出】ASF誌1941年2月号
00488/ C・J・チェリイ
クタス
【初版】 82/09/30
◎色褪せた太陽 / The Faded Sun :3
【タイトル】クタス / The Faded Sun:Kutath
【著者】C・J・チェリイ / C. J. Cherryh
【訳者】宇佐川晶子 / Akiko Usagawa
【初出】1979年
【内容】自ら進んでムリ族と人類との和平交渉の使
者となったステン・ダンカン。しかし、惑
星クタスの砂嵐に巻きこまれたかれは、他
部族のムリの戦士の追跡に遭遇した。一方
人類=ムリ族の提携を疑うレグル族は、秘
密裡に恐るべき作戦計画をたてていた。レ
グル族の動向を知るすべもない人類とムリ
族。一人、ジャアノム部族のシーパンとな
ったメレインのみは、ある予見をもとに、
クタスに残る全ムリ族の結集を計るのだっ
たが……ムリ族の故郷、惑星クタスをめぐ
って繰り広げられる、人類、レグル族、ム
リ族、三つどもえの攻防は、やがて壮大な
フィナーレを迎える! 三部作、堂々完結
〔初刷カバー裏解説より〕
00489/ ローダン
氷の罠
【初版】 82/10/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :84
○第二帝国
【タイトル】氷の罠
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】あらゆるエネルギー兵器をものともせず、ト
ランスフォーム砲さえ歯がたたぬ無敵のモル
ケックス艦を擁するブルー族。この恐るべき
敵の秘密を探るべく、ローダンはタコ・カク
タ、フェルマー・ロイドを含む四人のテラナ
ーをブルー族の惑星アパスに送りこんだ。そ
の四人は小型ヒュプノ=メカ・プロジェクタ
ーにより驚くべき姿に変身できるのだ。なん
と二枚の皿を重ねあわせたような巨大な頭と
四つの眼、折れてしまいそうな細長い頸をも
つブルー族に! 四人は計画どおりまんまと
ブルー族の一人との接触に成功するが、思い
もよらぬ陥穽がかれらを待ちうけていた!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010489-1
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】地球のスパイ / SPIONE VON DER ERDE
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】氷の罠 / DIE EISFALLE
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
00490/ チャールズ・シェフィールド
星ぼしに架ける橋
【初版】 82/10/15
【タイトル】星ぼしに架ける橋 / The Web Between the Worlds
【著者】チャールズ・シェフィールド / Charles Sheffield
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1979年
【内容】世界最大の橋、台湾橋を建設したばかりの
一流工学者ロブ・マーリンは、ロケット王
レグロから台湾橋よりもさらに長大な橋の
建設を依頼された。地上と静止軌道をつな
ぐ十万キロにも及ぶ宇宙エレベーターの建
設だ。その計画を推進中ふとしたことから
ロブは20年来疑っていた両親の死因を解く
手がかりをつかんだ。謎の生物ゴブリンと
レグロのもとで働くモレルがそれを解く鍵
らしい。ロブは建設をすすめながら、その
秘密を探っていくが……!? 米宇宙航行学
協会の会長をも務める科学者作家がその該
博な知識を生かし、迫真の筆致で描きだし
た傑作。A・C・クラークの序文を収録。
〔初刷カバー裏解説より〕
00491/ マイクル・ムアコック
剣の王
【初版】 82/10/31
◎紅衣の公子コルム / The Chronicles of Corum :3
【タイトル】剣の王 / The King of the Sword
【著者】マイクル・ムアコック / Michael Moorcock
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1971年
【内容】突如,ブロ・アン・ヴァドハー大陸全土に,
恐るべき怪病が広まった。取り憑かれると,
ただやみくもに人を殺したくなる奇病であっ
た。容赦なくコルムらを襲う,狂気のような
発作。このままでは,同士討ちの末に,自滅
してしまう……コルムの仇敵グランディスが
影で操っているのはまず間違いなかった。ア
ーキン神の助言を請うべく,〈法の寺院〉へ
と空中船を駆るコルム一行。だが,かれらの
眼下に広がるのは,荒廃したリゥム・アン・
エッシュの姿だった! 〈紅衣の公子〉コル
ムをめぐって綾なされる運命の糸は,やがて
新たな展開をもたらす――三部作遂に完結!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010491-3
00492/ アイザック・アシモフ
火星人の方法
【初版】 82/10/31
【タイトル】火星人の方法 / The Martian Way and other stories
【著者】アイザック・アシモフ / Isaac Asimov
【初出】1955年
【内容】火星植民地は長年の苦労の末、ほとんど自
給自足できるようになった。ただしいまだ
に地球に頼らなければならない物がある。
水と食料だ。特に水だけはどうにもならな
い。ところが地球は余分な水はないといっ
て、その供給を制限するというのだ。地球
には1.5×1000^6 トンも水があるのに! そ
こで火星の人々がとった火星ならではの方
法とは……? 表題作のほか、何一つ異常
が認められないにもかかわらず、植民団全
員が病死してしまった謎の惑星ジュニア―
―その秘密を探ろうとする科学者たちと完
璧な記憶力を持つマーク少年の活躍を描く
「まぬけの餌」など傑作四中短篇を収録。
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010492-1
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】火星人の方法 / The Martian Way
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】ギャラクシイ誌1952年11月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】若い種族 / Youth
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】スペース・サイエンス・フィクション誌1952年5月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】精神接触 / The Deep
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】ギャラクシイ誌1952年12月号
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】まぬけの餌 / Sucker Bait
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】ASF誌1954年2月号,3月号
00493/ ローダン
星のジャングル
【初版】 82/11/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :85
○第二帝国
【タイトル】星のジャングル
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】フェルト星系第14惑星の氷中にもぐりこんだ
《トリスタン》はブルー族に発見され、メル
バム・カソムやテラナーたち48名が捕えられ
た。捕虜からブルー族に連合帝国の重要な情
報が洩れてしまえば、帝国の命運は尽きたも
同然だ! そこでシガ星の直径6メートルの
重巡《ルヴィノ》が、捕虜を解放すべく急遽
派遣された。ブルー族の本拠、フェルト星系
第5惑星ガタスは、厳重な警戒下にある。そ
こに潜入できるのは、体が小さいシガ星人し
かいないのだ。USOのスペシャリスト、レ
ミー・デンジャーの指揮のもと、ガタスに展
開される奇想天外な捕虜解放作戦とは……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010493-X
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】シガの小人たち / DIE KLEINEN MAENNER VON SIGA
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】星のジャングル / IM DSCHUNGEL DER STERNE
【著者】クルト・ブラント / Kurt Brand
00494/ インディ・ジョーンズ
レイダース失われた《聖櫃》
【初版】 82/11/30
【タイトル】レイダース失われた《聖櫃》 / Raiders of the Lost Ark
【著者】キャンベル・ブラック / Campbell Black
【訳者】泰新二 / Shinji Hata
【初出】1981年
【内容】風雲急を告げる1936年,ヒットラーはひとつ
の失われた遺宝を捜し求めていた。《契約の
櫃》――これを擁する軍隊は向う所敵なし,
常に勝利を得るという伝説の,モーゼの十戒
を納めた聖櫃だ! この情報を察知したアメ
リカ陸軍諜報部は,考古学教授にして神秘学
の大家,ムチの名手にして不死身の冒険家で
あるインディアナ・ジョーンズを起用し,ヒ
ットラーの手に渡る前に,この《聖櫃》を奪
いとってほしいと依頼したのである。かくし
て,世界をまたにかけるインディアナ・ジョ
ーンズの大冒険の幕は切って落された! 全
世界で大ヒットした傑作SF冒険映画の原作
〔初刷巻頭解説より〕
【映像】・1981年/米
スティーブン・スピルバーグ監督
『レイダース 失われたアーク(聖櫃) / Raiders』
【ISBN】4-15-010494-8
00495/ フレッド・セイバーヘーゲン西の反逆者
【初版】 82/11/30
◎東の帝国:1
【タイトル】西の反逆者 / The Broken Lands
【著者】フレッド・セイバーヘーゲン / Fred Saberhagen
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】1968年
【内容】遥かな未来,最終戦争後の地球は,邪悪な魔
法の力をふるう〈東の帝国〉の支配下にあっ
た。だが,その圧制に対して敢然と叛旗を翻
す者たちがいた。かれら〈自由の民〉こそ,
〈東方〉に蹂躙されたかに見えた〈西方〉の
人々の最後の希望だった。しかし,圧倒的多
数をほこる〈東方〉勢力は,容赦なくかれら
を追いつめてゆく。かれらの指導者〈老翁〉
も,〈東方〉の太守エイクマンに拷問の末に
処刑された! 自由をめざしての闘争は,こ
こについえるかと思われたが……ファンタジ
イとサイエンス・フィクションを見事に融合
させて新境地を開く一大シリーズ,遂に登場
〔初刷巻頭解説より〕
00496/ アン・マキャフリイ
白い竜
【初版】 82/12/15
◎パーンの竜騎士 / Pern :3
【タイトル】白い竜 / The White Dragon
【著者】アン・マキャフリイ / Anne McCaffrey
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1978年
【内容】ベンデン大巖洞から、女王竜の卵が盗まれ
た! サザン大陸に追放された旧時代人の
仕わざに違いない。老衰した女王竜しかい
ないかれらには、竜を繁殖させるすべがな
かったのだ。ルアサ城砦の若き太守ジャク
ソムは、成長した白竜ルースとともにその
探索に乗りだした。だが、手掛りは怯えた
火蜥蜴の思念――暗黒の間隙とおぼれげな
卵の心像のみ。一方、忿怒にかられたレサ
は、竜と竜との闘いも辞さぬ構えをとって
いた。もし竜同士で闘えば、惑星パーンは
破滅しかねない……パーンの危機を救うべ
く大活躍する若き太守と白竜の冒険を描き
見事ヒューゴー賞に輝くシリーズ第三弾!
〔3刷カバー裏解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門65位(シリーズとして)
【ISBN】4-15-010496-4
00497/ ローダン
四勢力の戦い
【初版】 82/12/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :86
○第二帝国
【タイトル】四勢力の戦い
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】無人の星系にシュレックヴルムを輸送する任
務をひきうけた《コスタナ》。その《コスタ
ナ》からの救難信号を受けたヒーセ大佐率い
るエクスプローラー船《EX=5207》は、た
だちにブルーラブ=3星系に向かった。だが
《EX=5207》がトリオに到着したときには
すでに《コスタナ》は完全に破壊され、乗員
はその星系の住人により皆殺しに……! ブ
ルーラブ=3は無人ではなかったのだ。そこ
でヒーセはテラナーたちの仇を討つべく、無
意味な報復戦を開始した。ところがその事態
を誤解したシュレックヴルムのために、さら
なる災厄がテラナーたちを待ちうけていた!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010497-2
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】四勢力の戦い / KAMPF DER VIER MAECHTE
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】聖なる島の秘密 / DAS GEHEIMNIS DER HEILIGEN INSEL
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
00498/ ロバート・A・ハインライン
魔法株式会社
【初版】 82/12/31
◎ハインライン傑作集:3
【タイトル】魔法株式会社 / Waldo and Magic, Inc.
【著者】ロバート・A・ハインライン / Robert A. Heinlein
【訳者】冬川亘 / Wataru Fuyukawa
【初出】1950年
【内容】建築業を営むアーチボルトが店へ出かけて
いくと、店内はめちゃくちゃに荒らされて
いた。まるで泥棒、火事、そして洪水の三
つに同時に襲われたようなありさま。魔術
で呼びだされた精霊のしわざだ! 地の精
が大地から堀りだされたものを運び去り、
サラマンダーが可燃物を燃やし、水の精が
セメントや石灰を駄目にしていったのだ。
だが魔術でやられたものは魔術でもとに戻
せる。さっそく町でも評判の魔法使いに店
の復元を依頼したが……!? 表題作のほか
自由軌道上にある無重力の家で、地球上の
工業界を牛耳る天才的な発明王の活躍を軽
快に描きだした中篇「ウォルドウ」を収録
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010498-0
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ウォルドウ / Waldo
【名義】アンスン・マクドナルド
【初出】ASF誌1942年8月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】魔法株式会社 / Magic, Inc.
・初出時の題名 The Devil Makes the Law
【初出】Unknown誌1940年9月号
00499/ フレッド・セイバーヘーゲン黒の山脈
【初版】 82/12/31
◎東の帝国:2
【タイトル】黒の山脈 / The Black Mountains
【著者】フレッド・セイバーヘーゲン / Fred Saberhagen
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】1971年
【内容】蛾々たる山峰を連らね聳えたつ〈黒の山脈〉
――そこには,〈東方〉勢力を代表する〈死
者〉ソムが城塞をかまえていた。かれこそ,
〈東方〉の太守エイクマンを倒した〈西方〉
の人々の次なる攻撃目標であった! だが,
空から奇襲でもしない限り,その難攻不落の
城塞は落ちそうにもない。一方,敗残の元太
守チャップの眼前に突如,悪魔が出現した。
〈荒地〉の若者ロルフから,金髪で編まれた
護符を奪いとり,かれの許嫁チャーミアンの
もとへ届けよというのだ。はたして,その護
符とは……〈黒の山脈〉を舞台に,ますます
佳境に入ってゆく,好評シリーズ第2弾!
〔初刷巻頭解説より〕
00500/ ゼナ・ヘンダースン
血は異ならず
【初版】 82/12/31
◎ピープル / The People
【タイトル】血は異ならず / The People:No Different Flesh
【著者】ゼナ・ヘンダースン / Zenna Henderson
【初出】1967年
【内容】吹きすさぶ嵐の中で、赤ん坊の泣き声が聞
こえたような気がした。子供をなくしたば
かりだったメリクが、翌朝林の中を捜して
みると、やはり小さな子供がうずくまって
いるのが見つかった。だがその少女は、奇
妙な外国語を話し、つかまえようとすると
宙を飛んで逃げるのだ! この子はいった
い?……表題作である「血は異ならず」ほ
か、爆発間近かの故郷の星での最後の日々
を描く「大洪水」など6中短篇を収録。テ
レパシイ、テレキネシスなどの超能力を持
つ人間そっくりの異星人と、地球人との心
の触れ合いを、情感のこもった瑞々しい筆
致で描くピープル・シリーズ第二短篇集。
〔初刷カバー裏解説より〕
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】血は異ならず / No Different Flesh
【訳者】宇佐川晶子 / Akiko Usagawa
【初出】F&SF誌1965年5月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】大洪水 / Deluge
【訳者】宇佐川晶子 / Akiko Usagawa
【初出】1963年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】知らずして御使いを舎したり / Angels Unawares
【訳者】宇佐川晶子 / Akiko Usagawa
【初出】1966年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】されば荒野に水湧きいで・・・ / Troubling of the Water
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】1966年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】帰郷 / Return
【訳者】宇佐川晶子 / Akiko Usagawa
【初出】1961年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】月のシャドゥ / Shadow of the Moon
【訳者】宇佐川晶子 / Akiko Usagawa
【初出】1962年