00601/ ローダン
戦慄の最終ステーション
【初版】 85/03/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :108
○アンドロメダ
【タイトル】戦慄の最終ステーション
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】アンドロメダ星雲の住人、島の王たちが銀河
中心部につくった六角転送機――六つの恒星
が正六角形をなす星系の前面に、太陽系艦隊
八千隻が集結した。テラナーたちは、太陽系
元帥ティフラーの指揮のもと、六角転送機を
くぐりぬけ、ツイン星系をめざす。その目的
はツインを占領、確保すること。さらにはそ
のツイン星系から《アンドロテストII》をは
るか30万光年の彼方にある惑星ホラーへ飛ば
すのだ。惑星ホラーにいるはずのペリー・ロ
ーダン一行を、故郷の銀河に連れもどすため
に。ところがホラーでは、《アンドロテスト
II》を恐るべき罠が待ちかまえていた……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010601-0
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】戦慄の最終ステーション / ENDSTATION DES GRAUENS
【著者】H・G・エーヴェルス / H. G. Ewers
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】オールドタイマーの出撃 / AUFBRUCH DER OLDTIMER
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
00602/ ハル・クレメント
重力の使命
【初版】 85/03/15
【タイトル】重力の使命 / Mission of Gravity
【著者】ハル・クレメント / Hal Clement
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1954年
ASF誌1953年4月号〜7月号
【内容】水素の大気にメタンの海、重力は赤道付近
で3G、極地では 700G近くにも達する惑
星メスクリン、この惑星を調査すべく、地
球人は多額の費用をついやし、探測ロケッ
トをその極地に着陸させた。だがロケット
は故障して発進せず、せっかく集めたデー
タも回収不能に……。そこで地球人はメス
クリンの知的生物にその捜索を依頼した。
船をあやつり、地球人と意志疎通できるほ
どの知能を持つ異星人たち――体長15イン
チ、直径2インチのムカデのような生物に
託された使命の成否は!? 科学的データに
裏づけられた高重力惑星に展開される冒険
をいきいきと描きだすハードSFの金字塔
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010602-9
00603/ アーサー・C・クラーク
地球帝国
【初版】 85/03/31
【タイトル】地球帝国 / Imperial Earth
【著者】アーサー・C・クラーク / Arthur C. Clarke
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1975年
【内容】宇宙航行に欠かせぬ水素を豊富に産出する
土星の衛星タイタン。この極寒の地に、マ
ケンジー一族は華麗なる一大王朝を築きあ
げていた。時は2276年、おりしも近づくア
メリカ建国 500年祭に、タイタン代表とし
てマケンジー一族三代目ダンカンが招聘さ
れることとなった。太陽系全域に広がる植
民地に対し、すべての面で絶対の優位を占
める地球。その地球へ豪華客船で向かうダ
ンカンには、祝典参加のみならず、王朝の
存続を左右する密命が課せられていたのだ
ったが……!? 世界的巨匠が、該博な科学
知識と真摯な哲学的洞察をまじえて、宇宙
へ進出する人類の未来を謳いあげる傑作!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010603-7
00604/ フランク・ハーバート
デューン砂漠の異端者[2]
【初版】 85/03/31
◎デューン / Dune
【タイトル】デューン砂漠の異端者 / Heretics of Dune
【著者】フランク・ハーバート / Frank Herbert
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1984年
【内容】キーンの大寺院の屋上で,シーアナ殺害を狙
ったベネ・トライラックスの襲撃は,ベネ・
ゲセリットの教母オドレイドの手でことなき
を得た。これを機会にシーアナを自らの保護
下に置き,勢力拡大をはかるベネ・ゲセリッ
ト。一方,惑星ガムーでは,教母シュワンギ
ュの裏切りが発覚し,軍事責任者テグは教母
ルチリヤ,そしてダンカン・アイダホのゴー
ラを連れて,危険な逃避行を開始していた。
なんとしてもゴーラを惑星ラキスに連れてい
かなければならない。それが,教母長の示し
たゴーラ計画の鍵となる行動なのだ。だが,
執拗な追跡がかれらを追いつめてゆく……!
〔初刷巻頭解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門27位(シリーズとして)
【ISBN】4-15-010604-5
00605/ ローダン
過去からの脅威
【初版】 85/04/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :109
○アンドロメダ
【タイトル】過去からの脅威
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】惑星ホラーにある南極ステーションのポテン
シャル凝縮装置により,千分の一に縮小され
たローダン一行。その救援をはかるべく,あ
らたに《アンドロテストIII》 が30万光年かな
たのツイン星系で待機しているという。凝縮
装置のことを知らずに飛来する救援隊に警告
しなければならない。だが,凝縮作用のため
にローダンらの持つハイパー送信機はすべて
使用不能なのだ。ローダンらは,ホラーの第
二階層に残していった凝縮作用をうけていな
いシフトを入手し,ようやくのことでそれを
地表への穴が通じている第三階層へ運び,さ
っそくハイパー送信機を作動させるが……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010605-3
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】過去からの脅威 / GEFAHR AUS DER VERGANGENHEIT
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】焦点ツイン / BRENNPUNKT TWIN
【著者】H・G・エーヴェルス / H. G. Ewers
00606/ マイクル・ムアコック
暁の女王マイシェラ
【初版】 85/04/15
◎エルリック・サーガ:4
【タイトル】暁の女王マイシェラ / The Vanishing Tower
・初出時の題名The Sleeping Sorceress
【著者】マイクル・ムアコック / Michael Moorcock
【訳者】井辻朱美 / Akemi Itsuji
【初出】1970年
【内容】宿敵セレブ・カーナを追い求めて、ロルミー
ルの首都イオサズへと急ぐエルリックとムー
ングラム。ロルミールの山岳地帯に入ったか
れらを、奇怪なキマイラの集団が襲った。竜
から白鳥、翼ある鯨から蛸へと変幻自在に姿
をかえるキマイラの攻撃に、さしもの魔剣ス
トームブリンガーも歯がたたぬ。ようやく、
鳥の女王フィリートの助力を得て、キマイラ
からほうほうの体で逃がれた二人の目の前に
雪原のなか忽然と聳え立つ城が現われた。そ
の城の一室で、昏々と眠りつづける美女――
彼女こそ、セレブ・カーナ打倒のためエルリ
ックを城まで召喚した女魔法使いであった!
〔初刷巻頭解説より〕
【受賞】・第17回(1986年):星雲賞海外長篇部門
【ISBN】4-15-010606-1
00607/ アーサー・C・クラーク
前哨
【初版】 85/04/15
【タイトル】前哨 / Expedition to Earth
【著者】アーサー・C・クラーク / Arthur C. Clarke
【初出】1953年
【内容】死と静寂が支配する凄涼たる月面に、それ
はひっそりと佇んでいた。人間の背丈の二
倍ほどのピラミッド、それは幾千億の年月
を、ただひとつの目的を抱いて待ちうけて
いたのだ――地球に知的生物が発生したこ
とを、遙かな宇宙の高みにいる何者かに教
えるため……名作『2001年宇宙の旅』の原
型となった記念碑的標題作ほか、宇宙服を
着ただけのスパイが、敵宇宙戦艦からいか
に逃げおおせたか、その機略縦横の活躍を
描く「かくれんぼ」、隕石に直撃された宇
宙船内で展開されるスリリングな心理ドラ
マ「破断の限界」など、巨匠が透徹した視
線であざやかに描きだした、11篇の未来!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010607-X
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】第二の夜明け / Second Dawn
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】サイエンス・フィクション・クォータリー誌1951年8月号
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【タイトル】おお地球よ……… / If I Forget Thee, Oh Earth...
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】フューチャー・サイエンス・フィクション誌1951年9月号
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【タイトル】破断の限界 / Breaking Strain
【訳者】小隈黎 / Rei Kozumi
【初出】スリリング・ワンダー・ストーリーズ誌1949年12月号
【映像】・1995年/米(SFC)
アーサー・アラン・セイデルマン監督
『スペース・トラップ / Trapped in Space』
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】歴史のひとこま / History Lesson
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】スタートリング・ストーリーズ誌1949年7月号
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【タイトル】優越性 / Superiority
【訳者】平井イサク / Isaku Hirai
【初出】F&SF誌1951年8月号
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【タイトル】永劫のさすらい / Exile of the Eons
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】スーパー・サイエンス・ストーリーズ誌1950年3月号
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】かくれんぼ / Hide and Seek
【訳者】小隈黎 / Rei Kozumi
【初出】ASF誌1949年9月号
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】地球への遠征 / Expedituon to Earth
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】アメージング誌1953年6,7月号
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【タイトル】抜け穴 / Loophole
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】ASF誌1946年4月号
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【タイトル】遺伝 / Inheritance
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】ASF誌1948年9月号(ニュー・ワールズ誌1947年3月号)
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【タイトル】前哨 / The Sentinel
【訳者】小隈黎 / Rei Kozumi
【初出】テン・ストーリー・ファンタジイ誌1951年春季号
【映像】・1968年/英(MGM/スタンリイ・クーブリック)
スタンリイ・クーブリック監督
『2001年宇宙の旅 / 2001:A Space Odyssey』原案?
00608/ ロバート・シルウ゛ァーバークヴァレンタイン卿の城[上]
【初版】 85/04/30
◎マジプール / Majipoor
【タイトル】ヴァレンタイン卿の城 / Lord Valentine's Castle
【著者】ロバート・シルヴァーバーグ / Robert Silverberg
【訳者】佐藤高子 / Takako Sato
【初出】1980年
F&SF誌1979年11月号〜1980年2月号
【内容】大行列にサーカスに王家の祝典……ピドル
イドの都は、いま新しい〈皇帝〉ヴァレン
タイン卿をむかえ、絢爛たる祭りに酔いし
れていた。この惑星マジプールが人類によ
って植民されてからはや幾星霜、かつて先
住民族メタモルフとの間で行なわれた激し
い戦いもいまは昔語りとなり、人類、ゲイ
ログ、スカンダー、ヴルーンら各異星種族
は、四人の権力者〈教皇〉〈皇帝〉〈聖母〉
〈夢の王〉の支配のもと、平和に暮してい
た。だが、新たに即位したヴァレンタイン
卿には驚くべき秘密が……名作『夜の翼』
に勝るとも劣らないと、米SF界で絶賛さ
れた、傑作サイエンス・ファンタジイ!
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1981年度:ローカス賞FantasyNovel部門
【ISBN】4-15-010608-8
00609/ ロバート・シルウ゛ァーバークヴァレンタイン卿の城[下]
【初版】 85/04/30
◎マジプール / Majipoor
【タイトル】ヴァレンタイン卿の城 / Lord Valentine's Castle
【著者】ロバート・シルヴァーバーグ / Robert Silverberg
【訳者】佐藤高子 / Takako Sato
【初出】1980年
F&SF誌1979年11月号〜1980年2月号
【内容】ただならぬ暗雲が、平和で美しい惑星マジ
プールを覆いつつあった。現在の支配体制
を内側からなしくずしにし、権力を一手に
握らんと画策する者がいたのだ! 〈夢の
王〉の息子ドミニン・バルジャジッド――
彼の野望を打ち砕くべく、旅回りのジャグ
ラー、ヴァレンタインは、一路ヴァレンタ
イン卿の城のある〈城ヶ岳〉をめざして旅
立った。だが、ヴルーン族の妖術師デリア
ンバー、四本の腕を持つスカンダー族のザ
ルガン・カボル、馬飼いの少年シャナミー
ルらを引きつれたヴァレンタインを待ちう
けていたのは、怖るべき危難の連続であっ
た……ファン待望の、傑作SF巨篇登場!
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1981年度:ローカス賞FantasyNovel部門
【ISBN】4-15-010609-6
00610/ ローダン
虚空の死
【初版】 85/05/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :110
○アンドロメダ
【タイトル】虚空の死
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】全長二百キロメートルもある巨大な宇宙要塞
が、恒星転送機をくぐりぬけ、突如カハロ上
空にあらわれた。かつてアルコン帝国を破滅
のふちにまで追いこんだ恐るべき敵、マーク
スの宇宙要塞だ。その目的は、カハロの転送
機の占領か、それとも破滅なのか……? テ
ラナーたちは必死でその防戦につとめるが、
宇宙要塞の強力なグリーンのバリアには歯が
たたない。そこでローダンは、そのグリーン
のバリアを打ちやぶるべく、ミュータント部
隊の三名――ラス・ツバイ、タコ・カクタ、
グッキーを宇宙要塞に潜入させた。だが、そ
の中でかれらを待ちうけていたものは……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010610-X
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】テレポーター、警戒せよ! / TELEPORTER ACHTUNG!
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
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【タイトル】虚空の死 / DER TOD VON DEN STERNEN
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
00611/ マイクル・ムアコック
黒き剣の呪い
【初版】 85/05/31
◎エルリック・サーガ:5
【タイトル】黒き剣の呪い / The Bane of the Black Sword
【著者】マイクル・ムアコック / Michael Moorcock
【訳者】井辻朱美 / Akemi Itsuji
【初出】1977年
【内容】商都バクシャーン一裕福な商人ニコーンを亡
き者にする計画に、エルリックも加わった。
ニコーンにはなんの恨みもないが、ニコーン
を護る魔術師セレブ・カーナはエルリックの
仇敵。かれは、いまは傭兵にまで身を落とし
た、メルニボネ帝国の生残者と手を結んだ。
このイムルイルの手練れの兵がいれば、これ
までさんざん苦杯をなめさせられてきたセレ
ブ・カーナにも充分対抗できる。しかし、進
軍の途中、妖怪クァオルナルグンと戦う破目
になったエルリックは、体力を消耗しきり、
やすやすとセレブ・カーナに拉致されてしま
った――頼みの魔剣とも引き離されて……!
〔初刷巻頭解説より〕
【受賞】・第17回(1986年):星雲賞海外長篇部門
【ISBN】4-15-010611-8
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】魂の盗人 / The Stealer of Souls
【初出】1962年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】闇の三王
【初出】1962年
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【タイトル】炎の運び手
【初出】1962年
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【タイトル】タネローンを救うために……
【初出】1962年
00612/ フランク・ハーバート
デューン砂漠の異端者[3]
【初版】 85/05/31
◎デューン / Dune
【タイトル】デューン砂漠の異端者 / Heretics of Dune
【著者】フランク・ハーバート / Frank Herbert
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1984年
【内容】リチリヤとダンカン・アイダホを逃がすため
“誇りある女たち”の手に落ちたマイルズ・
テグは,言語を絶する拷問を加えられた。だ
が,苦痛の限界にまで達したとき,テグに新
しい能力が目覚めた――現実を通して来たる
べき未来を予知する能力,そして,常人の何
倍もの速度で動くことのできる能力が。この
新たに引き出された恐るべき能力によって,
テグは,とてつもない役割を果たすことにな
る。いま,二つの惑星,ガムーとラキスを舞
台に,1500年の時を越え,神皇帝の壮大な意
志が明らかにされようとしていたのだ……人
類の相克を堂々たる筆致で描く第五部完結!
〔初刷巻頭解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門27位(シリーズとして)
【ISBN】4-15-010612-6
00613/ マイクル・マッコーラム
時空監視官出動!
【初版】 85/05/31
【タイトル】時空監視官出動! / A Greater Infinity
【著者】マイクル・マッコーラム / Michael McCollum
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】・本書はアナログ誌に不定期的に掲載された作品を一冊にまとめたもの
1979年7月号:ビールを買いに出て / Beer Run
1980年11月号:さらなる無限 / A Greater Infinity
1981年7月号:時間の終わりはいずれに?
/ Which Way to the Ends of Time?
【内容】ある凍てつくような真冬の夜,ぼくたちは一
軒のあばら家で〈UFO追跡クラブ〉の会合
を開いていた。いつのまにやら外にビールを
買いにいく羽目に陥ったぼくが,ちょっとお
かしな女の子ジェーンと月光冴えわたる街路
を歩いていると,突然,木陰の闇から閃光が
ひらめいた――何者かがレーザー銃で攻撃し
てきたのだ! 無我夢中でたおした敵は,な
んと,ネアンデルタール人そっくりの顔をし
ていた……この事件がきっかけで,平凡な大
学生のぼくは,無数の時空を舞台に展開され
る苛烈な時間線戦争へとまきこまれてしまっ
た! 軽快なテンポの傑作タイム・オペラ!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010613-4
00614/ ジョーン・D・ウ゛ィンジ
サイオン
【初版】 85/05/31
【タイトル】サイオン / Psion
【著者】ジョーン・D・ヴィンジ / Joan D. Vinge
【訳者】宇野利泰 / Toshiyasu Uno
【初出】1982年
【内容】おれの名はキャット。物語は、おれが公安
警察局留置センターから追いだされたとこ
ろから始まる。公安の連中は、おれをさん
ざん苛めぬいたあげくに、突然《超能力開
発プロジェクト》に志願するなら、仮釈放
してやるといいだしたのだ、おれがサイオ
ン――テレパシーの潜在能力を持つサイ能
力者だとわかったためらしい。こんなとこ
ろから出られるのならと、二つ返事で承知
したが、うまい話には必ず裏があるもの。
超光速航行にはなくてはならぬ物質――テ
ルハシウムをめぐる怖るべき陰謀の渦中に
おれはいやおうなく巻きこまれてしまった
……気鋭の女流作家が華麗に綴る傑作SF
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010614-2
lang="EN-US">
00615/ 宇宙大作戦 過去から来た息子
【初版】 85/06/15
◎宇宙大作戦 / STAR TREK
○Original Novel
【タイトル】過去から来た息子 / Yesterday's Son
【著者】A・C・クリスピン / A. C. Crispin
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1983年
【内容】惑星サルペイドンの洞窟の壁画に描かれたヴ
ァルカン人の横顔――ヴァルカンから遠く離
れた惑星に,なぜこの壁画が残されていたの
か? 考古学研究のためコンピュータを検索
中に,偶然これを発見したテレサ・マクネア
少尉は驚愕した。しかも,この壁画は五千年
前のものなのだ。氷河期時代のサルペイドン
にヴァルカン人が植民していたのだろうか?
彼女の疑問に,〈エンタープライズ〉号のス
ポック副長は動揺を隠せなかった。ある仮説
がスポックの心に浮かんだのだ。だが,その
仮説が正解かどうか実証するためには,スポ
ック自身が五千年前に行く必要があった!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010615-0
00616/ ラリイ・ニーウ゛ン
リングワールド
【初版】 85/06/30
◎ノウンスペース / Known Space
【タイトル】リングワールド / Ringworld
【著者】ラリイ・ニーヴン / Larry Niven
【訳者】小隈黎 / Rei Kozumi
【初出】1970年
【内容】 200歳の探検家ルイス・ウーは、ノウンス
ペースのありとあらゆる驚異を見つくして
しまっていた。だがその彼も、パペッティ
ア人のネサスから見せられた一枚のホロに
は目をむいた。G2型恒星のまわりを、薄
いリボン状の構築物がぐるりととりまいて
いるのだ。誰が、何のために作ったのか?
このリングワールドの謎を探るべく、ルイ
スは凶暴なクジン人の戦士、地球人の若い
女性ティーラ・ブラウン、そしてネサスと
ともに、最新型の宇宙船に乗りこみ、壮大
な冒険に旅立ったが……?! 〈ノウンスペ
ース〉シリーズのクライマックスを華麗に
飾るヒューゴー、ネビュラ両賞受賞作品!
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1971年度:ヒューゴー賞Novel部門
・1970年度:ネビュラ賞Novel部門
・1971年度:ローカス賞Novel部門
・第10回(1979年):星雲賞海外長篇部門
【BEST】・ローカス1987年8月号発表:9位
・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門8位
・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門15位
【ISBN】4-15-010616-9
00617/ アーサー・C・クラーク
10の世界の物語
【初版】 85/06/30
【タイトル】10の世界の物語 / Tales of Ten Worlds
【著者】アーサー・C・クラーク / Arthur C. Clarke
【初出】1962年
【内容】通信衛星の怖るべき悪用の可能性を諷刺性
豊かに描いた「思いおこすバビロン」、小
惑星イカルス着陸に成功したものの、母船
に帰還する時に致命的な事故に見舞われた
宇宙飛行士の物語「イカルスの夏」、宇宙
時代の悲劇的な事件をドラマチックに語る
「憎悪」、 200万年に一度現われる巨大彗
星の調査のために派遣された宇宙船チャレ
ンジャー号の驚くべき冒険を描く「彗星の
中へ」など、イギリスSF界の重鎮クラー
クが、あるときは感動と詩情をこめて、あ
るときは諷刺と警告を含めて、遙かな未来
無窮の宇宙に生きる人類の運命を格調高く
描きあげた傑作中短篇15篇をここに収録!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010617-7
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】思いおこすバビロン / I Remember Babylon
【訳者】中桐雅夫 / Masao Nakagiri
【初出】プレイボーイ誌1960年5月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】イカルスの夏 / Summertime on Icarus
・初出時の題名 The Hottest Piece of Real Estate in
the Solar System
【訳者】中桐雅夫 / Masao Nakagiri
【初出】ヴォーグ誌1960年6月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ゆりかごから / Out of the Cradle, Endlessly Orbiting・・・
・初出時の題名 Out of the Cradle
【訳者】中桐雅夫 / Masao Nakagiri
【初出】デュード誌1959年3月号
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】幽霊宇宙服 / Who's There?
・初出時の題名 The Haunted Spacesuit
【訳者】中桐雅夫 / Masao Nakagiri
【初出】ジス・ウィーク誌1958年5月11日号
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】憎悪 / Hate
・初出時の題名 At the End of the Orbit
【訳者】中桐雅夫 / Masao Nakagiri
【初出】イフ誌1961年11月号
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】彗星の中へ / Into the Comet
・初出時の題名 Inside the Comet
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】F&SF誌1960年10月号
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】わが家の猿 / An Ape about the House
【訳者】中桐雅夫 / Masao Nakagiri
【初出】・1962年 ブリティッシュ・アーゴシイ
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】土星は昇る / Saturn Rising
【訳者】中桐雅夫 / Masao Nakagiri
【初出】F&SF誌1961年3月号
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】光あれ / Let There Be Light
【訳者】中桐雅夫 / Masao Nakagiri
【初出】プレイボーイ誌1958年2月号
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】死と上院議員 / Death and the Senator
【訳者】中桐雅夫 / Masao Nakagiri
【初出】アナログ誌1961年5月号
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】時とのもめごと / Trouble with Time
・初出時の題名 Crime on Mars
【訳者】中桐雅夫 / Masao Nakagiri
【初出】エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン誌1960年7月号
12 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】エデンの園のまえで / Before Eden
【訳者】中桐雅夫 / Masao Nakagiri
【初出】アメージング誌1961年6月号
13 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】軽い日射病 / A Slight Case of Sunsetroke
・初出時の題名 The Stroke of the Sun
【訳者】中桐雅夫 / Masao Nakagiri
【初出】ギャラクシイ誌1958年9月号
14 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ドッグ・スター / Dog Star
・初出時の題名 Moondog
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】ギャラクシイ誌1962年4月号
15 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】海にいたる道 / The Road to the Sea
・初出時の題名 Seeker of the Sphinx
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】トゥー・コンプリート・サイエンス・アドベンチャー・ブックス誌
1951年春季号
00618/ マレイ・ラインスター
惑星封鎖命令!
【初版】 85/06/30
◎メド・シップ
【タイトル】惑星封鎖命令! / S.O.S. from Three Worlds
【著者】マレイ・ラインスター / Murray Leinster
【訳者】山田忠
【初出】1967年
【内容】大宇宙へと進出した人類は、今や銀河のすみ
ずみまでその地歩を固め、無数の植民地を築
きあげている。だが、思わぬ脅威がその前に
立ちはだかった――異様な疾病が、人々の生
命を脅かす事態が多発したのである! これ
に対処すべく星間医療局が設立され、医師が
メド・シップに乗りくんで巡回医療の途につ
くこととなった……そのひとりカルフーンは
惑星ランクで怖るべき死病に感染し、そのう
え近隣惑星から隔離される惑星デリーに不時
着する羽目におちいってしまった! しかも
船外では、船を乗っ取らんと暴徒が刻一刻と
迫ってくるが……名作シリーズ好評第二弾!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010618-5
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】惑星クライダー2に疫病発生! / Plague on Kryder II
【初出】ASF誌1964年12月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】空にうかぶリボン / Ribbon in the Sky
【初出】ASF誌1957年6月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】惑星封鎖命令! / Quarantine World
【初出】ASF誌1966年11月号
00619/ ローダン
アンドロ・アルファ
【初版】 85/07/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :111
○アンドロメダ
【タイトル】アンドロ・アルファ
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】エクスプローラー船のもと乗員5名は,不治
の病である中枢ペストにかかり,余命2ヵ月
となっていた。かれらは太陽系帝国の医学・
生物学研究センター,アストIVでその余生を
送ろうとしていた。だが,そこに銀河系秘密
情報局の長官マーカントが驚くべき作戦をも
ってやってきた。太陽系帝国の捕虜となって
いるマークス5体を脱出させ,かれらととも
にホラー星系へ向かえというのだ。ホラーに
はマークスの大艦隊が集結し,どうやら銀河
系への侵攻を狙っているらしい。その計画を
探りだすべく,まずマークスたちを解放した
テラナーらは,さっそくホラーをめざすが!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010619-3
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アンドロ・アルファ / VERSCHLEPPT NACH ANDRO-ALPHA
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アンドロメダの分身たち / DIE DOPPELGAENGER VON ANDROMEDA
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
00620/ ロジャー・ゼラズニイ
われら顔を選ぶとき
【初版】 85/07/15
【タイトル】われら顔を選ぶとき / Today We Choose Faces
【著者】ロジャー・ゼラズニイ / Roger Zelazny
【訳者】黒丸尚 / Hisashi Kuroma
【初出】1973年
【内容】11月の寒い土曜の夜、マンハッタンのクラ
ブを一歩出たおれ“天使のアンジー”は、
何者かに狙撃され、絶命した。だが、肉体
にただちに冷凍処置のほどこされたおれが
目覚めたのは、遥かな未来の地球だった!
名うての暗殺者として鳴らしたおれの力量
を買って、わがファミリーの子孫たちはお
れに“仕事”をもちかけた――惑星アルヴ
ォに拠を構え、ファミリーに敵対するスタ
イラーを殺せというのだ。だが、苛酷な訓
練を終えてアルヴォへ潜入したおれを待っ
ていたのは……? 俊英ゼラズニイが、人
類の未来を賭した壮大な戦闘を、緊密な構
成と華麗なイメージで描きだす傑作SF!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010620-7
00621/ フィリップ・ホセ・ファーマー
魔法の迷宮[上]
【初版】 85/07/31
◎リバーワールド / Riverworld :4
【タイトル】魔法の迷宮 / The Magic Labyrinth
【著者】フィリップ・ホセ・ファーマー / Philip Jose Farmer
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1980年
【内容】霧深き北極海の塔で起こったヘリコプター
の爆発事故、そして飛行船パルジファル号
の謎の墜落――リバーワールドの創造者エ
シカル人の正体を救命しようとする試みは
ことごとく潰えたかに見えた。だが、ジョ
ン王のレックス号とマーク・トウェインの
〈貸しません〉号、このニ隻の外輪型リバ
ーボートが着実に〈河〉を遡り、その源へ
と向かっていたのだ。復讐に燃えるマーク
・トウェインにとっては、塔にたどりつく
よりもレックス号と一戦まじえる方が重要
であったが……ニ隻のリバーボートによる
リバーワールド探索の旅を、多彩な登場人
物を通して壮大に描くシリーズ第四巻!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010621-5
00622/ フィリップ・ホセ・ファーマー
魔法の迷宮[下]
【初版】 85/07/31
◎リバーワールド / Riverworld :4
【タイトル】魔法の迷宮 / The Magic Labyrinth
【著者】フィリップ・ホセ・ファーマー / Philip Jose Farmer
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1980年
【内容】セカンド・チャンス教会の教祖ラ・ヴィー
ロの住まう平和の国ヴィロランド――だが
そこで、リバーワールド始まって以来の、
複葉機による一大空中戦が展開されようと
していた。自分の船を盗み遁走したジョン
王にようやく追いついたマーク・トウェイ
ンが果たし状をつきつけたのだ。空中戦後
のリバーボート同士の対決はもはや避けら
れない。〈河〉の源のすぐ近くで、無益に
命を散らすことになるリバーボートの乗員
たち。塔に侵入し、エシカル人の意図を探
るはずの人々も、この戦闘に巻きこまれて
しまうが……ついに、“霧の塔”の全貌が
白日の下にさらされる、シリーズ第四巻。
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010622-3
00623/ ローダン
銀河侵攻計画
【初版】 85/08/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :112
○アンドロメダ
【タイトル】銀河侵攻計画
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】水素呼吸生物マークスの捕虜となっていたエ
クスプローラー船のもと乗員五人が帰ってき
た。小型宇宙船《アルタイ》で惑星ホラーの
転送機を抜けた五人は、マークスの追撃を受
け、命からがら《アンドロテストIII》 に収容
されたのだ。だがその五人は、不治の病にお
かされ余命二ヵ月とされていたもとのテラナ
ーではなかった。かれらは、マークスにより
電子や原子核のレベルまで本物そっくりに作
られた複製“デュプロ”だったのだ。からだ
はテラナーそのままに、心はマークスの第五
列――秘密工作員となった五人は、マークス
の侵攻計画を実現すべく工作を開始したが!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010623-1
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】第五列 / DIE FUENFTE KOLONNE
【著者】H・G・エーヴェルス / H. G. Ewers
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】銀河侵攻計画 / AGENTEN GEGEN DAS IMPERIUM
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
00624/ ロバート・A・ハインライン
時の門
【初版】 85/08/31
◎ハインライン傑作集:4
【タイトル】時の門 / The Menace from Earth
【著者】ロバート・A・ハインライン / Robert A. Heinlein
【初出】1959年
【内容】どこから入ってきたんだ、こいつは! 自
分一人しかいないはずの部屋に突然現われ
た一人の男――その男はウィルスンに思い
もかけない提案をした……タイム・パラド
ックス・テーマの不朽の名作といわれる表
題作「時の門」をはじめ、突然公衆の面前
で若い女性がストリップをはじめたり、痴
呆めいた新興宗教が流行したりと、あらゆ
る奇妙な現象がとどまるところをしらず増
大し、やがて……「大当りの年」、地球か
ら来た美人に恋人を奪われそうになった月
っ子の物語「地球の脅威」など、巨匠ハイ
ンラインならではのセンス・オブ・ワンダ
ーにみちた傑作、名作7中短篇を収録!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010624-X
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】大当りの年 / The Year of the Jackpot
【訳者】福島正実 / Masami Fukushima
【初出】Galaxy誌1952年3月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】時の門 / By His Bootstraps
【名義】アンスン・マクドナルド
【訳者】稲葉明雄 / Akio Inaba
【初出】ASF誌1941年10月号
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外短篇部門21位
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】コロンブスは馬鹿だ / Columbus Was a Dope
【名義】ライル・モンロー
【訳者】福島正実 / Masami Fukushima
【初出】Startling Stories誌1947年5月号
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】地球の脅威 / The Menace from Earth
【訳者】福島正実 / Masami Fukushima
【初出】F&SF誌1957年8月号
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】血清空輸作戦 / Sky Lift
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】Imagination誌1953年11月号
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】金魚鉢 / Goldfish Bowl
【名義】アンスン・マクドナルド
【訳者】志摩隆
【初出】ASF誌1942年3月号
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】夢魔計画 / Project Nightmare
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】Amazing誌1953年4月号
00625/ ロジャー・ゼラズニイ
光の王
【初版】 85/08/31
【タイトル】光の王 / Lord of Light
【著者】ロジャー・ゼラズニイ / Roger Zelazny
【訳者】深町眞理子 / Mariko Fukamachi
【初出】1967年
第一章 Dawn F&SF誌1967年4月号
第三章 Death and the Executioner F&SF誌1967年6月号
【内容】遥かなるさすらいの果て、ついに人類にと
って最適の惑星を発見した〈第一世代植民
者〉は、その地にインド神話さながらの世
界を建設した。〈天上都市〉で自由奔放な
生活をおくる〈第一世代植民者〉は、すべ
ての科学技術を掌中におさめ、民衆を無知
の状態におくと同時に厳格なカースト制度
で束縛し、神々としてかれらの上に君臨し
ていたのだ。しかし、やがて神々の中にも
民衆に味方し、よりよき世界の発展を願う
ものが現れた。マハーサマートマン、シッ
ダルタ、如来として知られるその男は、た
だ一人、敢然と神々にたちむかったが……
ヒューゴー賞受賞に輝く傑作宇宙叙事詩!
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1968年度:ヒューゴー賞Novel長篇部門
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門18位
・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門58位
【ISBN】4-15-010625-8
00626/ マイクル・ムアコック
ストームブリンガー
【初版】 85/08/31
◎エルリック・サーガ:6
【タイトル】ストームブリンガー / Stormbringer
【著者】マイクル・ムアコック / Michael Moorcock
【訳者】井辻朱美 / Akemi Itsuji
【初出】1963,1965,1967,1977年
【内容】最愛の妻ザロジニアを〈混沌〉の怪物に拉致
されたエルリックは、一度は捨てた魔剣スト
ームブリンガーを手に探索の旅に出た。その
ころ、〈新王国〉はパン・タンとダリジョー
ルの連合軍対ジャーコル、ターケシュの諸国
との間で、戦端が開かれようとしていた。ム
ーングラムとともに、風雲急を告げる情勢に
否応なく巻きこまれるエルリック。だが、ザ
ロジニアの誘拐もそして〈新王国〉間の戦乱
も、世界を〈混沌〉か〈秩序〉に決する戦い
の、ほんの前哨戦にすぎなかったのだ! 魔
剣を煌めかせ戦場を駆けるエルリックに、つ
いに運命の時がくる――シリーズ堂々完結!
〔初刷巻頭解説より〕
【受賞】・第17回(1986年):星雲賞海外長篇部門
【ISBN】4-15-010626-6
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】死せる神の帰還
【初出】1963年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】黒き剣の兄弟
【初出】1963年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】悲しき巨人の楯
【初出】1964年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】悲運の王の死
【初出】1964年
00627/ ロバート・L・フォワード
ロシュワールド
【初版】 85/08/31
【タイトル】ロシュワールド / The Flight of the Dragonfly
【著者】ロバート・L・フォワード / Robert L. Forward
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1984年
【内容】バーナード星系を通過中の無人探測機は、
そこに二重惑星を発見した。わずか80キロ
の間隔で互いに回転しあう二重惑星ロシュ
ワールド――その調査のため、レーザーに
より推進・減速する恒星間宇宙船が派遣さ
れた。寿命延長剤を服用した乗員は、さま
ざまな目的に使用できる画期的なロボット
“クリスマスブッシュ”とともに、6光年
もの虚空をわたるのだ。出発から40年後、
ついにロシュワールドに到着した調査隊は
アンモニア水の海中で奇妙な異星人に遭遇
するが……。科学者ならではの緻密な科学
考証、前作『竜の卵』をもしのぐ壮大なス
ケールと大胆な仮説で描く傑作ハードSF
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010627-4
00628/ ローダン
パラスプリンター
【初版】 85/09/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :113
○アンドロメダ
【タイトル】パラスプリンター
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】カハロ星域を遊弋中の太陽系帝国巡洋艦《カ
ッソ》は,宇宙空間を漂流する死体を発見,
収容した。宇宙服にもからだにも傷はなく,
毒殺されたらしきその死体は,帝国の輸送艦
《キタラ》乗員のものと判明した。だが《キ
タラ》はマークスのロボット艦の攻撃を受け
ているとの救難信号を発し,消息をたってい
たのだ。しかも,その直後に通信の発信源近
くで核爆発が観測されている。《キタラ》に
は,マークスの捕虜となりながらも脱出に成
功したテラナー五人が搭乗していたはず。五
人に疑いの目を向けたローダンらは,さっそ
くかれらの正体を探りだそうとするが……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010628-2
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】大宇宙でのランデヴー / RENDEZVOUS IM WELTALL
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】パラスプリンター / DIE PARASPRINTER
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
00629/ アーサー・C・クラーク
宇宙のランデヴー
【初版】 85/09/15
【タイトル】宇宙のランデヴー / Rendezvous with Rama
【著者】アーサー・C・クラーク / Arthur C. Clarke
【訳者】南山宏 / Hiroshi Minamiyama
【初出】1973年
ギャラクシイ誌1973年9月号,10月号
【内容】西暦2130年、〈スペースガード〉のレーダ
ー網に謎の物体が探知された。やがて、宇
宙探測機が送ってきた映像によって、太陽
系に突如現われたこの物体は自然のもので
はなく、直径40キロ、自転周期4分という
巨大な円筒型の金属物体であることが判明
した。この事実は、全人類を騒然とさせた
――長い間期待され恐れられてきた、宇宙
からの最初の訪問者をついに迎えることに
なったからだ! “ラーマ”と命名された
この人工惑星にエンデヴァー号が調査のた
め接近、苦心のすえランデヴーに成功し、
ラーマ内部に侵入するが……ヒューゴー/
ネビュラ両賞受賞に輝く巨匠の傑作SF!
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1974年度:ヒューゴー賞Novel部門
・1973年度:ネビュラ賞Novel部門
・1974年度:ローカス賞Novel部門
・1974年度:ジョン・W・キャンベル記念賞
・第11回(1980年):星雲賞海外長篇部門
・1974年度:イギリスSF協会賞Novel部門
・ジュピター賞
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門55位
【ISBN】4-15-010629-0
00630/ カート・ウ゛ォネガット
ジェイルバード
【初版】 85/09/30
【タイトル】ジェイルバード / Jailbird
【著者】カート・ヴォネガット / Kurt Vonnegut
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1979年
【内容】ウォーターゲート事件の巻きぞえをくって
囚人となったスターバックが回想する、前
世紀末の労働争議、サッコ=ヴァンゼッテ
ィ事件、世界大戦、赤狩り……そして、三
年ぶりに刑務所から出た彼が、ニューヨー
クの想い出のホテルで見出したものは、い
ったい何だったのか……? 過去と現在が
微妙に交錯し、八十年にわたる人間関係が
ときにシリアスに、ときにユーモラスに描
かれる。アメリカの魅力と悪弊を通して、
この物語は一つの強靭なメッセージとなっ
て、読者の心に訴えてくる。現代アメリカ
文学の巨匠が、人々への愛と怒りをこめて
綴る〈新〉アメリカン・グラフィティ!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010630-4
00631/ ジャック・ウ゛ァンス
復讐の序章
【初版】 85/09/30
◎魔王子:1
【タイトル】復讐の序章 / Star King
【著者】ジャック・ヴァンス / Jack Vance
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1964年
ギャラクシイ誌1963年12月号,1964年1月号に分載したものに加筆
【内容】平和な町マウント・プレザントは、一瞬に
して阿鼻叫喚の地獄と化した。極悪非道の
限りを尽くし、宇宙を恐怖の淵に叩きこむ
五人の悪の貴族〈魔王子〉たちが、突如襲
撃してきたのだ。町はまたたくまに灰燼に
帰した。酸鼻を極めたこの殺戮劇をただ一
人生きのびたガーセン少年は、生涯を賭し
た魔王子への復讐をおのれに誓った! 忍
耐と修練の歳月を経て、いまガーセンは立
ち上がる。第一の目標は、冷酷この上なき
アトル・マラゲート。わずかな手掛りを頼
りに彼は必死の追跡を開始したが……SF
界屈指のスタイリストが、不撓不屈の男の
復讐行を華麗に描く五部作、堂々の開幕!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010631-2
00632/ バリントン・J・ベイリー
シティ5からの脱出
【初版】 85/09/30
【タイトル】シティ5からの脱出 / The Knights of the Limits
【著者】バリントン・J・ベイリー / Barrington J. Bayley
【初出】1978年
【内容】全宇宙は収縮の一途をたどっていた。なか
を漂うドーム都市“シティ5”もまた、直
径数キロの宇宙に閉じこめられたまま、終
焉を終えるかに見えた。反体制派が核子ロ
ケットを奪い宇宙に飛び立つが、乗員が虚
無の彼方に見たものとは?――奇抜なアイ
デアで描く表題作ほか、異星人が国王とし
て君臨するイギリスの物語「王様の家来が
みんな寄っても」、チェスの騎士が物語る
あまりにも異質な宇宙の姿……「宇宙の探
究」など、ワイドスクリーン・バロックの
鬼才として著名な作者が、奔流のようなア
イデアと、めくるめく華麗なイメージで読
者を魅了する九篇を収録した傑作短篇集!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010632-0
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】宇宙の研究 / The Exploration of Space
【訳者】小隈黎 / Rei Kozumi
【初出】1972年
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】知識の蜜蜂 / The Bees of Knowledge
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1975年
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】シティ5からの脱出 / Exit from City 5
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1971年
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】洞察鏡奇譚 / Me and My Antronoscope
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1973年
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】王様の家来がみんな寄っても / All the King's Men
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1965年
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】過負荷 / An Overload
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1973年
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ドミヌスの惑星 / Mutation Planet
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1973年
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】モーリーの放射の実験 / The Problem of Morley's Emission
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1978年
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】オリヴァー・ネイラーの内世界 / The Cabinet of Oliver Naylor
【訳者】安田均 / Hitoshi Yasuda
【初出】1976年
00633/ ローダン
ミュータントの復讐
【初版】 85/10/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :114
○アンドロメダ
【タイトル】ミュータントの復讐
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】トロナル・ウールヴァ、USOのスペシャリ
ストにしてミュータント――マークスはその
複製を作り、工作員としてテラナーのもとに
送りこもうとしていた。だが、電子や原子核
のレベルまで本物そっくりに作られたにもか
かわらず、複製には重大な欠陥があった。本
物のトロナルにはそなわっていた超能力を持
っておらず、太陽系帝国のミュータントやふ
たごの弟の存在さえも記憶から欠如していた
のだ。それを待ちうけているのが、トロナル
の弟、ラカルだ。兄をマークスに殺され、そ
の復讐を誓うラカルは、複製とすりかわりマ
ークスのもとへ潜入しようと企てるが……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010633-9
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】デュプロとその影 / DER DUPLO UND SEIN SCHATTEN
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ミュータントの復讐 / DIE RACHE DES MUTANTEN
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
00634/ ジョー・ホールドマン
終りなき戦い
【初版】 85/10/31
【タイトル】終りなき戦い / The Forever War
【著者】ジョー・ホールドマン / Joe Holdeman
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】1974年
・1972年よりアナログ誌に発表した短篇をまとめたもの
【内容】人類は画期的な新航法コラプサー・ジャン
プを発見、その結果多数の移民船や探検船
が果てしない宇宙へ送り出された。だがそ
うした船の一隻が、正体不明の異星人に突
如攻撃されるという事件が発生し、これを
契機に人類は、トーランと呼ばれるこの異
星人との全面戦争に突入した! 苛酷な訓
練を受け、殺人機械と化した兵士たちが、
特殊スーツに身を固めて戦地に赴いたもの
の、戦況は次第に救いなき泥沼化の様相を
呈していった……期待の俊英が壮絶なる星
間戦争を迫真の筆致で描き『宇宙の戦士』
にまさるとも劣らないと絶賛された、ヒュ
ーゴー、ネビュラ両賞受賞の傑作戦争SF
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1976年度:ヒューゴー賞Novel部門
・1975年度:ネビュラ賞Novel部門
・1976年度:ローカス賞Novel部門
【ISBN】4-15-010634-7
00635/ ジャック・ウ゛ァンス
殺戮機械
【初版】 85/10/31
◎魔王子:2
【タイトル】殺戮機械 / The Killing Machine
【著者】ジャック・ヴァンス / Jack Vance
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1964年
【内容】愛する家族を殺戮し、故郷の町を完膚なき
までに破壊した五人の〈魔王子〉たちに、
生涯を賭して復讐することを誓うカース・
ガーセン。彼の次なる標的は、精妙怪異な
機械を偏愛し、無辜の民を冷酷無慈悲に殺
戮するココル・ヘックス……だが魔王子の
常として彼の所在は杳として知れない。折
も折、オイクメーニ宙域に多発する要人誘
拐事件の陰でココル・ヘックスが暗躍して
いるとの情報をつかんだガーセンは、彼を
罠にかけるべく、奇想天外な作戦に打って
出た! 絢爛たる想像力で織りなされた多
彩な世界を背景に、ひとりの男の執念の追
跡を描きだす、作者畢生の五部作第二巻!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010635-5
00636/ デイウ゛ィッド・ブリン
スタータイド・ライジング[上]
【初版】 85/10/31
【タイトル】スタータイド・ライジング / Startide Rising
【著者】デイヴィッド・ブリン / David Brin
【訳者】酒井昭伸 / Akinobu Sakai
【初出】1983年
【内容】人間=イルカ混成チームの乗り組む探険船
〈ストリーカー〉は、ある辺境宙域で、銀
河史上最大の発見をした。ひとつひとつが
地球の月ほどもある五万隻の大宇宙船団。
調査の結果、既知の知的種族のものでない
ばかりか、想像を絶するほどの太古から漂
流していたことが明らかになった。しかも
そのテクノロジーは、銀河系の科学水準を
はるかに凌駕している。〈ストリーカー〉
はこの発見をさっそく母星に報告するが、
人類に敵対する銀河種族すべてが、その送
信を傍受していたのだ! 米SF界期待の
新星が壮大な未来史を背景に描き、ヒュー
ゴー、ネビュラ両賞に輝いた傑作SF巨篇
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1984年度:ヒューゴー賞Novel部門
・1983年度:ネビュラ賞Novel部門
・1984年度:ローカス賞SFNovel部門
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門31位
【ISBN】4-15-010636-3
00637/ デイウ゛ィッド・ブリン
スタータイド・ライジング[下]
【初版】 85/10/31
【タイトル】スタータイド・ライジング / Startide Rising
【著者】デイヴィッド・ブリン / David Brin
【訳者】酒井昭伸 / Akinobu Sakai
【初出】1983年
【内容】〈ストリーカー〉が太古の漂流船団を発見
したとのニュースは、全宇宙に衝撃をもた
らした。五つの銀河系に勢力を競う多くの
種族は、この船団こそ、数十億年前に宇宙
進出を果たし、全知的種族の〈始祖〉とな
った伝説の種族の遺産だと考え、その秘密
を手に入れようと、いっせいに宇宙艦隊を
くり出して〈ストリーカー〉に迫る。間一
髪、超空間ジャンプで攻撃をかわした〈ス
トリーカー〉は、クスセメニー星域の海洋
惑星キスラップに身を潜めた。だが、異星
人の追跡は執拗だった……雄大な構想と豊
富なSF的アイデア、息もつがせぬ展開で
米SF界の絶賛を浴びたSFスペクタクル
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1984年度:ヒューゴー賞Novel部門
・1983年度:ネビュラ賞Novel部門
・1984年度:ローカス賞SFNovel部門
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門31位
【ISBN】4-15-010637-1
00638/ ローダン
異銀河からの敵
【初版】 85/11/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :115
○アンドロメダ
【タイトル】異銀河からの敵
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】カハロから40光年離れた名もなき赤い巨星を
めぐる一隻の宇宙艦――銀河を征服すべく大
挙して襲来したマークスの侵攻艦隊は、太陽
系帝国の反撃により壊滅、今はこの旗艦一隻
を残すのみ。推進機関もエネルギー・バリア
も壊れて操縦不能となり、赤い巨星の周回軌
道をむなしくめぐっているのだ。マークスの
艦長グレク1の生捕りをもくろむローダンは
ミュータントの出動を命じようとした。だが
そのとき、修理を完了したマークスが、テレ
ポーターにも通過できぬ難攻不落のエネルギ
ー・バリアで宇宙艦を包んでしまった。艦長
グレク1が企てた最後の反攻計画とは……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010638-X
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】異銀河からの敵 / FEIND AUS FREMDER GALAXIS
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ツインへのフィナーレ / FINALE FUER TWIN
【著者】H・G・エーヴェルス / H. G. Ewers
00639/ イタロ・カルウ゛ィーノ
レ・コスミコミケ
【初版】 86/06/15
【タイトル】レ・コスミコミケ / Le Cosmicomiche
【著者】イタロ・カルヴィーノ / Italo Calvino
【訳者】米川良夫 / Yoshio Yonekawa
【初出】1966年
【内容】はるかな昔、うるわしき月が梯子を登って
行けるほど近くにあった時代の悲しい恋の
物語「月の距離」、形というものが存在し
ない原初の宇宙で、銀河の回転周期を計ろ
うと、見えないしるしをつけたことから起
こるスラップスティック・コメディ「宇宙
にしるしを」、ビッグバン以前、誰もかれ
もが一点に集まっていた古き良き時代に思
いをはせる「ただ一点に」など、現代イタ
リア文学の鬼才が、宇宙創世以来のすべて
の出来事の生き証人 Qfwfqじいさんを語り部
に、持ち前の奇妙なアイディアと自由奔放
なイマジネーションで描いた、ユーモアと
ペーソスあふれる12篇の宇宙奇譚を結集!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010639-8
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】月の距離 / La distanza della Luna
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】昼の誕生 / Sul far del Giorno
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】宇宙にしるしを / Un segno Nello spazio
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ただ一点に / Tutto in un punto
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】無色の時代 / Senza colori
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】終りのないゲーム / Giochi senza fine
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】水に生きる叔父 / Lo zio acquatico
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】いくら賭ける? / Quanto scommettiamo
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】恐龍族 / I Dinosauri
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】空間の形 / La forma dello spazio
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】光と年月 / Gil anni-luce
12 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】渦を巻く / La spirale
00640/ A・バートラム・チャンドラー 遥かなり銀河辺境
【初版】 85/11/15
◎銀河辺境 / Rim Worlds :15
【タイトル】遥かなり銀河辺境 / The Wild Ones
【著者】A・バートラム・チャンドラー / A. Bertram Chandler
【訳者】野田昌宏 / Masahiro Noda
【初出】1985年
【内容】ジョン・グライムズの〈シスター・スー〉は
比較的平穏にニュー・スパルタから地球への
航海をすませ、いま、ポート・ウーメラに停
泊していた。だが、のんびりできたのも、ほ
んのつかのま、またもやダミアン少尉から新
たな密命が下った。ニュー・セイラム星系へ
行き、たんに毛皮をとるというだけの理由で
虐殺されている土着生物シルキーを調査して
こいというのだ。シャールとダルリーン、ロ
ボット・メイドのセイ子、疫病神のキャシー
らとともに、グライムズは旅立った、心に一
抹の不安をいだきながら……絶大なる人気を
誇るわれらが〈銀河辺境シリーズ〉最終巻!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010640-1
00641/ ジャック・ウ゛ァンス
愛の宮殿
【初版】 85/11/30
◎魔王子:3
【タイトル】愛の宮殿 / The Palace of Love
【著者】ジャック・ヴァンス / Jack Vance
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1967年
ギャラクシイ誌1966年10月号,11月号,12月号に分載したものに加筆
【内容】美と官能を何よりも愛する〈魔王子〉ヴィ
オーレ・ファルーシ。人知れぬ惑星に彼が
築いた〈愛の宮殿〉は、選りすぐられた美
姫とあふれんばかりの珍味佳肴の数々、そ
してこの世の物とも思えぬ愉悦に満ちた歓
楽宮として、つとに名高い。五人の魔王子
への復讐の念に燃えるガーセンは、三人目
の標的をこの稀代の悪の遊蕩児に定めた。
ヴィオーレ・ファルーシの旧友と称する奇
嬌なへぼ詩人や正体不明の美少女らととも
に、招待客になりすまして〈愛の宮殿〉に
入りこむことに成功したガーセンだったが
……? 妖艶な官能的ムードとデカダンス
の芳香を漂わせる、好評シリーズ第三弾!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010641-X
00642/ ローダン
恒星転送機を奪え!
【初版】 85/12/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :116
○アンドロメダ
【タイトル】恒星転送機を奪え!
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】ツインの転送ステーションを失った太陽系帝
国は,新たなる前進基地を必要としていた。
そこでローダンらは,マークスのグレク1に
教えられた“失われし者たちの星系”をめざ
した。カハロから95万光年のこの星系ならば
アンドロメダ星雲の島の王たちに対する格好
の前進基地となるだろう。およそ千年前,そ
の星系の住民は島の王たちの不興を買ってし
まい,ただひとつの巨大惑星もろとも滅ぼさ
れていたのだ。いまや無数のアステロイドが
めぐるだけで,人ひとり住まぬ荒涼索漠たる
星系――その調査を開始したテラナーが,星
系最大のアステロイドで発見したものとは!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010642-8
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】恒星転送機を奪え! / DAS SYSTEM DER VERLORENEN
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】時間の罠 / DIE ZEITFALLE
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
00643/ ロバート・シェクリイ
人間の手がまだ触れない
【初版】 85/12/15
【タイトル】人間の手がまだ触れない / Untouched by Human Hands
【著者】ロバート・シェクリイ / Robert Sheckley
【初出】1954年
【内容】ちくしょう! どこでこんな手違いが――
ヘルマンがそう訝しむのも、これでもう百
回目だ。食料品が補給品の中にないのに気
づいたのは、すでに旅もなかば、もうステ
ーションにはもどれないところに来てから
のことだった。彼らに残された道はただひ
とつ、前方に現われた惑星に着陸し、食料
を発見すること。だがその惑星には、人間
の手がまだ触れたことのない……表題作の
「人間の手がまだ触れない」ほか、時間と
次元の境でふとほころびた穴に落ちた男の
話など、奇想天外なアイデアと自由奔放な
イメージ、鋭く軽妙なユーモアに満ち満ち
た珠玉の短篇13篇を収録する傑作短篇集!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010643-6
lang="EN-US">1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】怪物 / The Monsters
【訳者】宇野輝雄
【初出】F&SF誌1953年3月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】幸福の代償 / Cost of Living
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】ギャラクシイ誌1952年12月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】祭壇 / The Altar
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】ファンタスティック誌1953年8月号
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】体形 / Shape
・初出時の題名Keep Your Shape
【訳者】福島正実 / Masami Fukushima
【初出】ギャラクシイ誌1953年11月号
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】時間に挟まれた男 / The Impacted Man
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】ASF誌1952年12月号
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】人間の手がまだ触れない / Untouched by Human Hands
・初出時の題名 One Man's Poison
【訳者】稲葉明雄 / Akio Inaba
【初出】ギャラクシイ誌1953年12月号
【BEST】・別冊奇想天外1977年4月号『SF再入門全集』発表:7位
・SFマガジン1989年2月号発表:海外短篇部門7位
・SFマガジン1998年1月号発表:海外短篇部門26位
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】王様のご用命 / The King's Wishes
【訳者】峯岸久 / Hisashi Minegishi
【初出】F&SF誌1953年7月号
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】あたたかい / Warm
【訳者】小笠原豊樹 / Toyoki Ogasawara
【初出】ギャラクシイ誌1953年6月号
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】悪魔たち / The Demons
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】ファンタジイ・フィクション誌1953年2月号
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】専門家 / Specialist
【訳者】小笠原豊樹 / Toyoki Ogasawara
【初出】ギャラクシイ誌1953年5月号
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】七番目の犠牲者 / Seventh Victim
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】ギャラクシイ誌1953年4月号
【映像】・1961年/米(ABC)
アラン・クック監督『Murder Club』
著者自ら脚本
・1965年/仏=伊(チャンピオン/コンコルディア)
エリオ・ペトリ監督
『華麗なる殺人 / La Decima Vittima(The Tenth Victim)』
12 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】儀式 / Ritual
・初出時の題名 Strange Ritual
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】クライマックス誌1953年
13 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】静かなる水のほとり / Beside Still Waters
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】アメージング誌1953年11月号
00644/オースン・スコット・カード
無伴奏ソナタ
【初版】 85/12/15
【タイトル】無伴奏ソナタ / Unaccompanied Sonata & Other Stories
【著者】オースン・スコット・カード / Orson Scott Card
【初出】1981年
【内容】生後六ヵ月にして音とリズムに対する天分
を認められ、二歳にして音楽テストで“神
童”と評されたクリスチャン。かれは森の
奥深くで人工的な音、他人の音楽を禁じら
れて育てられた。聴くことを許されたのは
鳥の歌、風の歌、雷鳴など自然の奏でる音
楽だけだったが……禁じられた音楽を聴い
てしまった天才音楽家の運命の変転を描く
表題作、無重力戦闘室で命がけの戦争ゲー
ムを展開する11歳の指揮官を迫力ある筆致
で描く処女作「エンダーのゲーム」など、
ファンタジイからハードコアSFまで、独
創的なアイディアと奔放華麗な想像力で、
あらゆる読者を魅了する傑作11篇を収録!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010644-4
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ブリキ細工の偶像 / Tin Men
【訳者】野口幸夫 / Yukio Noguchi
【初出】1980年2月 The Anthology of Speculative
Poetry, No.4
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】エンダーのゲーム / Ender's Game
【訳者】野口幸夫 / Yukio Noguchi
【初出】アナログ誌1977年8月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】王の食肉 / Kingsmeat
【訳者】冬川亘 / Wataru Fuyukawa
【初出】1977年 アナログ・イヤーブック
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】呼吸の問題 / Deep Breathing Exercises
【訳者】冬川亘 / Wataru Fuyukawa
【初出】オムニ誌1979年7月号
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】時蓋をとざせ / Closing the Timelid
【訳者】冬川亘 / Wataru Fuyukawa
【初出】F&SF誌1979年12月号
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】憂鬱な遺伝子を身につけて / I Put My Blue Genes On
【訳者】野口幸夫 / Yukio Noguchi
【初出】アナログ誌1978年8月号
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】四階共同便所の怨霊 / Eumenides in the Fourth Floor Lavatory
【訳者】冬川亘 / Wataru Fuyukawa
【初出】1979年 クリサリスIV
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】死すべき神々 / Mortal Gods
【訳者】野口幸夫 / Yukio Noguchi
【初出】F&SF誌1979年1月号
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】解放の時 / Quietus
【訳者】山田和子 / Kazuko Yamada
【初出】オムニ誌1979年8月号
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】猿たちはすべてが冗談なんだと思いこんでいた
/ The Monkeys Thought 'Twas All in Fun
【訳者】山田和子 / Kazuko Yamada
【初出】アナログ誌1979年5月号
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】磁器のサラマンダー / The Porcelain Salamender
【訳者】山田和子 / Kazuko Yamada
【初出】1981年本書
12 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】無伴奏ソナタ / Unaccompanied Sonata
【訳者】冬川亘 / Wataru Fuyukawa
【初出】オムニ誌1979年3月号
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外短篇部門18位
・SFマガジン1998年1月号発表:海外短篇部門37位
00645/フィリップ・ホセ・ファーマー
気まぐれな仮面
【初版】 85/12/31
【タイトル】気まぐれな仮面 / The Unreasoning Mask
【著者】フィリップ・ホセ・ファーマー / Philip Jose Farmer
【訳者】宇佐川晶子 / Akiko Usagawa
【初出】1981年
【内容】一万年もの間、テノルト人にとって信仰の
中心だった偶像神グリファ――そのグリフ
ァが盗まれた! 厳重な警戒をかいくぐり
地球の宇宙船〈アル・ブラク〉の船長ラム
スタンが盗みだしたのだ。ただちに、テノ
ルト人の宇宙船〈ポパカピュ〉がその追跡
にかかった。しかし、淡いクリーム色に輝
く卵型の物体グリファには、崇拝してきた
テノルト人も知らない恐るべき秘密が隠さ
れていた! そして、一見不可解なラムス
タンの盗賊行為こそ、そのグリファの特性
を解明する唯一の鍵だった……奇才ファー
マーが多種多様なアイデアで構築する、軽
妙かつ問題意識にあふれたSF意欲作!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010645-2
00646/ ローダン
秘密衛星トロヤ
【初版】 86/01/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :117
○アンドロメダ
【タイトル】秘密衛星トロヤ
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】散弾転送星系の転送機を入手したローダンら
は、アンドロメダ星雲進出の第一歩を踏みだ
すべく大胆不敵な計画を企てた。アンドロメ
ダ星雲まで10万光年の距離にある小型星雲ア
ンドロ・ベータに潜入し、そこに橋頭堡を築
くのだ。その計画を可能とするのが、一辺38
キロのさいころ状アステロイドである。この
アステロイドはテラナーの手により大改造さ
れ、五隻の超弩級戦艦、一隻の四段宇宙船を
収容し、なおかつ宇宙航行も可能な巨大要塞
――秘密衛星トロヤとなったのだ。トロヤご
と恒星転送機にはいり、アンドロ・ベータ星
雲で実体化したローダン一行を待つものは!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010646-0
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】秘密衛星トロヤ / GEHEIMSATELLIT TROJA
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】アンドロ・ベータ警固軍 / WACHKOMMANDO ANDRO-BETA
【著者】H・G・エーヴェルス / H. G. Ewers
00647/ ジョン・ウ゛ァーリイ
へびつかい座ホットライン
【初版】 86/01/31
【タイトル】へびつかい座ホットライン / The Ophiuchi Hotline
【著者】ジョン・ヴァーリイ / John Varley
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1977年
【内容】外宇宙から侵入した謎の物体によって、地
球は完膚なきまでに破壊されたあと、人類
は母なる地球を追われながらも、水星、金
星、月、火星など8つの植民地で、ふたた
び独自の文明を築きあげていった。だがも
し、へびつかい座70番星の方向から超タイ
トビームで送られてくるメッセージがなか
ったとしたら、これほどの発展はのぞめな
かったことだろう。だが、この〈へびつか
い座ホットライン〉の真の目的は? そし
てまたその背後には……クローニング、性
転換、臓器移植、サイボーグ化といったテ
クノロジーが日常茶飯事となった世界を、
洗練された筆致で描きあげた傑作本格SF
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010647-9
00648/ アンドレ・ノートン
ゼロ・ストーン
【初版】 86/01/15
◎ゼロ・ストーン
【タイトル】ゼロ・ストーン / The Zero Stone
【著者】アンドレ・ノートン / Andre Norton
【訳者】小隅黎・梶元靖子 / Rei Kozumi and
【初出】1968年
【内容】名うての宝石商人の父から見せられた奇妙な
指環――人間の倍以上はある指に合わせてつ
くられたような大きいリングに,くすんだ色
の丸石がついたその指環に,ぼくはなぜか心
を惹かれた。しかも,宇宙空間を漂流してい
た死体が指にはめていたものだという話をき
いて,ぼくの興奮はますます高まった! だ
が,そのときのぼくには知るよしもなかった
のだ――やがて,その指環に引きずられるよ
うにして宇宙へ旅立ち,猫型エイリアンのイ
ートと出会って,指環をめぐる苛酷な戦闘に
巻きこまれてゆくことになろうとは……冒険
SFの第一人者が放つ傑作スペースオペラ!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010648-7
00649/ マレイ・ラインスター
禁断の世界
【初版】 86/01/31
◎メド・シップ
【タイトル】禁断の世界 / The Mutant Weapon This World is Taboo
【著者】マレイ・ラインスター / Murray Leinster
【訳者】山田忠
【内容】医療船〈エスクリプス20〉は超空間航行を終
え、通常空間へ戻ってきた。星間医療局員カ
ルフーンと、ETのマーガトロイドの今回の
任務は、12年も医療船が来ていない惑星ウィ
ールド3を訪れ、最新の医療技術を伝えるこ
とだ。だが、惑星に降りたったカルフーンは
そこで聞いた話に眉をひそめた。近隣惑星の
ダラが皮膚を変色させる“ブルースキン病”
を広げて、侵略を図っている、だからダラを
滅ぼさねばならぬ、というのだ。どこかうさ
ん臭いものを感じたカルフーンは、さっそく
調査にとりかかるが、やがて怖るべき危機が
彼を見舞った! 好評シリーズ堂々の最終巻
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010649-5
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ミュータント兵器 / Med Service
・別の題名The Mutant Weapon
【初出】ASF誌1957年8月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】禁断の世界 / Pariah Planet
・別の題名This World is Taboo
【初出】アメージング誌1961年7月号
00650/ A・バートラム・チャンドラー 光子帆船フライング・クラウド
【初版】 86/02/15
◎銀河辺境/外伝 / Rim Worlds:1
【タイトル】光子帆船フライング・クラウド / Catch the Star Winds
【著者】A・バートラム・チャンドラー / A. Bertram Chandler
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】1969年
【内容】オンボロ商船をだましだまし,なんとか無事
にフォーローン宇宙港に着陸させた一等航宙
士のリストウェルたちを待っていたのは,運
航本部長のグライムズ准将からの伝言であっ
た――至急オフィスへ出頭せよ! なにごと
かとかけつけた彼らにグライムズがいうには
最新鋭の宇宙船に配属が決まったとのこと。
しかもリストウェルは船長に,パーサーのマ
ルカムも一等航宙士に昇進するというのだ。
だが,うまい話には必ず裏のあるもの,この
反物質を使った最新型の光子宇宙帆船には,
驚くべき秘密が隠されていた……ファン待望
の〈銀河辺境シリーズ〉番外篇ついに登場!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010650-9
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】乗組員
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】宇宙船
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】イフの風
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】旅の終わり
00651/ 宇宙大作戦 ロムランの罠
【初版】 86/02/15
◎宇宙大作戦 / STAR TREK
○Original Novel
【タイトル】ロムランの罠 / Web of the Romulans
【著者】M・S・マードック / M. S. Murdock
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1983年
【内容】銀河連邦とはつねに敵対関係にあるロムラン
帝国内で,異変が発生した。その情報をつか
んだ連邦司令部は,ただちに,境界上の中立
星域に〈エンタープライズ〉号を派遣する。
万が一にも,ロムラン艦が銀河連邦内に侵犯
した場合,銀河大戦の勃発は必至。だが,宇
宙の恒久平和を祈るカーク艦長の願いもむな
しく,目の前にロムランの戦闘艇が姿を現わ
した。被覆装置をたくみに使用し,〈エンタ
ープライズ〉号を翻弄する。しかも,銀河連
邦内に侵入しながらも,ロムラン側からの砲
撃の兆候はない。はたして,ロムラン帝国は
本当に銀河連邦との戦いを望んでいるのか?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010651-7
ハリイ・ハリスン
人間がいっぱい
【初版】 86/02/28
【タイトル】人間がいっぱい / Make Room! Make Room!
【著者】ハリイ・ハリスン / Harry Harrison
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1966年
【内容】1999年夏――世界人口は70億を超え、深刻
な食料難のもと、人心はすっかり荒廃しき
っていた。3500万もの人口をかかえるニュ
ーヨークも例外ではない。凶悪犯罪は日常
化し、一触即発で暴動が起きる。今また、
高級マンションの一室で、男が一人殺され
た。ニューヨーク市警のアンドルー・ラッ
シュ刑事にとって、ことはありふれた殺人
事件にすぎなかった。だが、被害者が大物
だったがために、上層部から圧力をかけら
れ、彼は犯人の目星もつかないまま、この
騒然たるシティを端から端まで彷徨する破
目に陥った……危機的状況の近未来を鋭い
筆致で描きだしたSF問題作、遂に登場!
〔初刷カバー裏解説より〕
【映像】・1973年/米(MGM)
リチャード・フライシャー監督『ソイレント・グリーン / Soylent Green』
【ISBN】4-15-010652-5
00653/ ラリイ・ニーウ゛ン
時間外世界
【初版】 86/02/28
◎レシー・サーキット
【タイトル】時間外世界 / A World out of Time
【著者】ラリイ・ニーヴン / Larry Niven
【訳者】冬川亘 / Wataru Fuyukawa
【初出】1976年
・第一章ラマー / RammerはGalaxy誌1971年11月号に掲載された
Rammerが原形
・第二章〈ドン・ファン〉 / Don JUanはGalaxy誌1976年2月号に
掲載された脱落者 / Down and Outが原形
・第三章以降はGalaxy誌1976年9月号〜11月号に連載された
Children of the State
【内容】不治の病におかされたコーベルは冷凍睡眠
に入り、みずからの運命を未来の手にゆだ
ねた。だが、二百年後に目ざめたコーベル
を待ちうけていたのは思いもよらぬ事態だ
った。かれの意識は他人の肉体、それも犯
罪者の肉体に移植されていたのだ。その社
会では重大な犯罪をおかすと、脳内の電気
的パターンはすべて、記憶や人格まで消去
されてしまう。予想外の事態はそれだけで
はなかった。コーベルは再生してもらった
代償として、ラマー――恒星間宇宙船パイ
ロットになるべく定められていたのだ……
ハードSFの第一人者が、壮大なスケール
の時間と空間を舞台に描いた傑作冒険SF
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010653-3
00654/ ローダン
ツーノーザー収容所
【初版】 86/03/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :118
○アンドロメダ
【タイトル】ツーノーザー収容所
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】《クレストII》の乗員二千名は,直径三万キ
ロの巨大生物の死骸,モビー・トロトの中で
捕虜となった。ローダンらを捕えた奇怪な姿
の異星人ツーノーザーが,モビー内に築きあ
げた厳格な階級社会――三つのカーストのう
ち,最上級のツーノーザーは鼻を赤く塗り,
以下青,白と鼻を塗りわけ,それぞれ三つの
階層に住んでいる。《クレストII》からひき
離されたテラナーたちは,最下級カーストの
収容所に連行されるのだ。だが,ツーノーザ
ーの命令に唯々諾々と従うローダンらに対し
て,テラナーたちの不満は高まるばかりだ。
ついには輸送列車内で反乱勃発の事態に!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010654-1
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ツーノーザー収容所 / DIE KASTE DER WEISSRUESSEL
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】無法者たちのアジト / IM CAMP DER GESETZLOSEN
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
00655/ キム・スタンリー・ロビンスン
荒れた岸辺[上]
【初版】 86/03/31
【タイトル】荒れた岸辺 / The Wild Shore
【著者】キム・スタンリー・ロビンスン / Kim Stanley Robinson
【訳者】大西憲 / Akira Onishi
【初出】1984年
【内容】20世紀末、時ならぬ大災厄がアメリカを襲
った。国内にひそかに持ちこまれた数千発
の中性子爆弾がいっせいに炸裂し、合衆国
は崩壊、世界の文明地図から抹消されてし
まったのだ! それから数十年の歳月が流
れた。国境や海岸線を厳重に封鎖され、上
空からスパイ衛星で監視されながらも、北
米大陸の各地には、漁業や農業をいとなむ
コミューンが点在していた。そのひとつオ
ノファー村に住む少年ヘンリーは、きょう
も土地の古老トムから昔話を聞いては、古
き良き偉大なるアメリカに憧れをつのらせ
ていった……80年代SFの旗手が瑞々しい
筆致で描きあげ、絶賛を博した超話題作!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010655-X
00656/ キム・スタンリー・ロビンスン
荒れた岸辺[下]
【初版】 86/03/31
【タイトル】荒れた岸辺 / The Wild Shore
【著者】キム・スタンリー・ロビンスン / Kim Stanley Robinson
【訳者】大西憲 / Akira Onishi
【初出】1984年
【内容】カリフォルニア沿岸のオノファー村を、あ
る日見知らぬ男たちが訪れた。彼らは〈ア
メリカ再建同盟〉のメンバーで、この国に
かつての威信と栄光をとり戻すべく、オノ
ファー村の住人にも協力を要請しにきたの
だ。かねてから文明に憧れを抱いていた少
年ヘンリーは、彼らの理念に深く共鳴し、
村の古老トムとともに、〈同盟〉の拠点の
ひとつサンディエゴを訪問するが、前途に
待ちうける陥穽には気づくよしもなかった
のだ……期待の新鋭ロビンスンが、大破滅
後のアメリカと、試練をのりこえて成長す
る多感な少年を鮮やかに描き出し、SF界
に新風を吹きこんだ傑作長篇ついに登場!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010656-8
00657/ ジャック・ウ゛ァンス
闇に待つ顔
【初版】 86/03/15
◎魔王子:4
【タイトル】闇に待つ顔 / The Face
【著者】ジャック・ヴァンス / Jack Vance
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1979年
【内容】司直の権威もとどかぬ無法宙域〈圏外〉で
略奪と搾取をほしいままにし、悪の権勢を
振るう五人の〈魔王子〉――だが復讐の化
身ガーセンの正義の鉄鎚のまえに、すでに
三人が葬られた。ガーセンが第四の標的に
定めたレンズ・ラルクは容貌魁偉、粗野な
気性と狡猾なまでの商才の持主である。ガ
ーセンはこの仇敵の足取りを追って、ヴェ
ガから奇嬌な民族の住む砂漠の惑星ダー・
サイへ、そして特権階級が典雅に暮らすメ
セルへと飛び、一歩一歩彼を追いつめてゆ
くが……ヴァンスがその真骨頂であるエキ
ゾティシズムをいかんなく発揮し、かつて
ない壮大な規模で放つ好評シリーズ第四弾
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010657-6
00658/ グレゴリイ・ベンフォード夜の大海の中で
【初版】 86/03/31
【タイトル】夜の大海の中で / In the Ocean of Night
【著者】グレゴリイ・ベンフォード / Gregory Benford
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1977年
・本書の一部はA Snark in the Nightの題名で
F&SF誌1977年8月号に掲載された
【内容】ナイジェルは渦巻く塵の中、ついに空飛ぶ
山塊を発見した。イカルス――1997年に突
如ガスと塵の煙を吐きだし、その逸出する
彗星状の運動量のために軌道が変わって、
その一部が地球に衝突する可能性が生じる
までは、忘れ去られていた小惑星1566番。
彼はこの小惑星を破壊するために、NASA
から派遣されてきたのだ。ナイジェルは計
画どおり着陸船でイカルスに接近し、地表
に降りたった。だが、調査を進める彼の前
に、やがて驚くべき異形の風景が……!?
現代アメリカSF界を代表する俊英ベンフ
ォードが、最新の科学知識と豊かな想像力
を駆使して構想雄大に描く傑作ハードSF
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010658-4
00659/ ローダン
危機の護送船団
【初版】 86/04/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :119
○アンドロメダ
【タイトル】危機の護送船団
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】銀河から95万光年の散弾転送星系から、異様
な形の宇宙船団が飛びたった。直径1500メー
トルの球形輸送船の船尾には、航続距離をさ
らに75万光年のばすべく、一段 400メートル
の補助エンジン三段が取り付けられている。
転送機を使わず、リニア飛行のみで6隻がめ
ざすは、40万光年彼方のアンドロ・ベータ星
雲――そこにいるはずのローダン一行を援助
するのだ。重巡戦艦《バガロ》も同様の艤装
で船団を護衛している。星雲の手前 100光年
のところで、直径1万キロの宇宙航行生物モ
ビーを発見した《バガロ》艦長キムは、その
調査のためモビーの巨大な口に突入するが!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010659-2
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】星の三兄弟 / DIE DREI STERNENBRUEDER
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】危機の護送船団 / DER GELEITZUG INS UNGEWISSE
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
00660/ アーサー・C・クラーク
明日にとどく
【初版】 86/04/15
【タイトル】明日にとどく / Reach for Tomorrow
【著者】アーサー・C・クラーク / Arthur C. Clarke
【初出】1956年
【内容】太陽はあと七時間でノヴァと化し、その星
系の壊滅は避けられぬ運命だった。だが、
一隻の銀河系巡視宇宙船が、その第三惑星
をめざし全速力で航行していた。わずか数
日前、そこに知的生命体の種族が棲息して
いることが判明したのだ! 人類を救出す
べく地球にやってきた異星人たちの活躍を
スリリングに描きだす、巨匠クラークの代
表作「太陽系最後の日」、五百万年前に滅
亡した古代文明の謎を解明しようと、木星
の衛星に遠征した調査隊の驚くべき発見と
は……「木星第五衛星」、地球人と異星人
のファースト・コンタクトをユーモラスに
描く「親善使節」など、傑作12篇を収録。
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010660-6
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】太陽系最後の日 / Rescue Party
【訳者】宇野利泰 / Toshiyasu Uno
【初出】ASF誌1946年5月号
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外短篇部門9位
・SFマガジン1998年1月号発表:海外短篇部門5位
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】闇を行く / A Walk in the Dark
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】スリリング・ワンダー・ストーリーズ誌1950年8月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】忘れられていた敵 / The Forgotten Enemy
【訳者】高橋豊
【初出】ニュー・ワールズ誌1949年9月号(第5号)
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】エラー / Technical Error
・初出時の題名 The Reversed Man
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】ファンタジイ誌1946年12月号創刊号
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】寄生虫 / The Parasite
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】エイヴォンSF&ファンタジイ・リーダー誌1953年4月号
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】地中の火 / The Fires Within
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】ファンタジイ誌1947年8月号
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】目覚め / The Awakening
【訳者】高橋豊
【初出】フューチャー誌1952年1月号
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】親善使節 / Trouble with the Natives
・初出時の題名 Three Men in a Flying Saucer
【訳者】風見潤 / Jun Kazami
【初出】リリパット誌1951年2月号
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】呪い / The Corse
【訳者】高橋豊
【初出】コスモス誌1953年9月号
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】時の矢 / Time's Arrow
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】サイエンス・ファンタジイ誌1950年夏季号
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】木星第五衛星 / Jupiter Five
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】イフ誌1953年5月号
12 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】憑かれたもの / The Possessed
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】ダイナミックSF誌1953年3月号
00661/ ロバート・シルウ゛ァーバークマジプール年代記
【初版】 86/04/15
◎マジプール / Majipoor
【タイトル】マジプール年代記 / Majipoor Chronicles
【著者】ロバート・シルヴァーバーグ / Robert Silverberg
【訳者】森下弓子 / Yumiko Morishita
【初出】1982年
【内容】〈皇帝〉ヴァレンタイン卿の復位第四年め
のこと、〈迷宮〉の記録院事務官を勤める
少年ヒスーンは、要人以外立入禁止の〈霊
魂記録室〉にまんまと入りこむことに成功
した。このマジプールに生きたありとあら
ゆる人々の魂の記憶がカプセルに記録され
特殊な装置を用いて、過去の人々の人生を
再体験できる〈霊魂記録室〉。退屈な書類
仕事から逃がれ、冒険を求めて、ヒスーン
はカプセルを次々に呼びだしていく……九
千年前のナラバル、スティアモット卿のメ
タモルフ戦争、〈大海〉の横断を試みた冒
険者たち。様々な時代に生きた人々の魂の
歴史をもとに綴られるマジプール年代記!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010661-4
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】セスムとゲイログ
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】焼討ちの時
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】航海の五年めに
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】カリンテインの弁解
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】〈夢盗みの砂漠〉
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】心映画家と〈変化〉
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】罪と罰
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】夢占い師たちのあいだで
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ニ=モヤの女泥棒
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ヴァレンタインとヴァリアックス
00662/ グレゴリイ・ベンフォード星々の海をこえて
【初版】 86/04/30
【タイトル】星々の海をこえて / Across the Sea of Suns
【著者】グレゴリイ・ベンフォード / Gregory Benford
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1984年
【内容】ランサー号は急ごしらえの宇宙船だった。
宇宙植民地のひとつとして改造された小惑
星を国際宇宙局が接収、その内部にさらに
多くの部屋と核融合噴射をつつみこめるデ
ュラリス推力発生室をつけ加えたのだ。そ
の目的は、宇宙からの謎の通信の発信源と
思われるBD+36度2147番星を探査するこ
と。 8.1光年はなれた赤色矮星めざし亜光
速で飛ぶこのランサー号には、かつて〈周
辺の海〉で発見された異星のコンピュータ
と接触した経験を持つナイジェルも同乗し
ていたのだが……俊英ベンフォードが、壮
大なスケールと迫力ある筆致で描く、ファ
ン待望の『夜の大海の中で』の続篇登場!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010662-2
00663/ ローダン
ベータ警固軍潰滅!
【初版】 86/05/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :120
○アンドロメダ
【タイトル】ベータ警固軍潰滅!
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】アンドロ・ベータ星雲を守るツーノーザーの
捜索を避け,ローダン一行はアルリン星系の
第二惑星アークティスに隠れひそんでいた。
いかなる生命も存在しない極寒の惑星アーク
ティスの厚い氷の下ならば,超弩級戦艦五隻
も探知されるはずがない。それにもましてロ
ーダンには気がかりなことがあった。酸素大
気はあるものの,山脈は崩壊し,海はひあが
り,すべての都市が廃墟と化した第一惑星デ
ストロイが未調査のままなのだ。だが,さっ
そく派遣された探検隊の搭載艇は,着陸直後
に飛来した異星船団の攻撃により,爆発炎上
し,探検隊員は命からがら逃げだすはめに!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010663-0
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】熱線下の惑星 / WELT UNTER HEISSER STRAHLUNG
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ベータ警固軍潰滅! / AN DER SCHWELLE DER HOLLE
【著者】H・G・エーヴェルス / H. G. Ewers
00664/ アンドレ・ノートン
スター・ゲイト
【初版】 86/05/15
【タイトル】スター・ゲイト / Star Gate
【著者】アンドレ・ノートン / Andre Norton
【訳者】小隅黎・小木曽絢子 / Rei Kozumi and
【初出】1958年
【内容】惑星ゴースに星貴族として君臨してきた地球
人植民者たち――長命を誇り、魔法とも見ま
がう科学技術を駆使するかれらが、なぜかゴ
ースから撤退していく……ゴース全土は大混
乱に陥った。今までの星貴族への反発から、
その血をひく者も追放するという布告まで出
されたのだ。スタイア荘園のキンカー・ス・
ラッドも星貴族を父とするばかりに、一人荒
野をさまよう羽目になってしまった。いまだ
ゴースに残っている、わずかばかりの星貴族
を探し求めて、キンカーは獣に股がりゴース
の果てしない平原に旅立った……冒険SFの
名手が放つネオ・ヒロイック・ファンタジイ
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010664-9
00665/ アイザック・アシモフ
神々自身
【初版】 86/05/31
【タイトル】神々自身 / The Gods Themselves
【著者】アイザック・アシモフ / Isaac Asimov
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1972年
第一部「愚昧を敵としては……」ギャラクシイ誌1972年3月号
第二部「……神々自身の……」イフ誌1972年4月号
第三部「……闘いもむなしい?」ギャラクシイ誌1972年5月号
【内容】西暦2070年。研究室の試薬ビンを手にした
化学者フレデリック・ハラムは驚愕した。
タングステンが入っているはずのそのビン
には、我々の宇宙には存在しないプルトニ
ウム 186が入っていたのだ! それは〈平
行宇宙〉からタングステンとの交換に送ら
れてきたらしい――〈平行宇宙〉ではタン
グステン 186が、我々の宇宙ではプルトニ
ウム 186が無公害でコストゼロのエネルギ
ー源となる。かくて〈平行宇宙〉とのエネ
ルギー源の交換がエレクトロン・ポンプを
通して行なわれることとなった。だが、こ
の取引きには恐るべき罠が隠されていた!
米SF界の巨匠が満を持して放つ最高傑作
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1973年度:ヒューゴー賞Novel部門
・1972年度:ネビュラ賞Novel部門
・1973年度:ローカス賞Novel部門
【ISBN】4-15-010665-7
00666/ ポール・プロイス
破局のシンメトリー
【初版】 86/05/31
【タイトル】破局のシンメトリー / Broken Symmetries
【著者】ポール・プロイス / Paul Preuss
【訳者】小隈黎 / Rei Kozumi
【初出】1983年
【内容】日米合同でハワイに建造された世界最大の
粒子加速器で、新たなクォークが発見され
た。素粒子理論を塗りかえるこの業績に物
理学会は湧きたち、初潮のエドウィックは
全世界の賞賛を一身に浴びていた。だが研
究所員の一人ピーター・スレイターは、新
粒子にひそむ怖るべき可能性と、華々しい
成功の裏で進行する醜悪な陰謀の影を感じ
とった。やがて、研究所構内で原因不明の
爆発事故が起こり、それをきっかけにスレ
イターは、見えざる敵に対して敢然と立ち
向かっていくが……!? 新鋭が最新の物理
学理論を駆使して壮大なスケールで描きあ
げた、戦慄の近未来SFサスペンス巨篇!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010666-5
00667/ A・バートラム・チャンドラー 銀河傭兵部隊
【初版】 86/06/15
◎銀河辺境/外伝 / Rim Worlds:2
【タイトル】銀河傭兵部隊 / Space Mercenaries
【著者】A・バートラム・チャンドラー / A. Bertram Chandler
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】1965年
【内容】 GLASS(抑圧および奴隷制度廃止銀河連盟)
にチャーターされた武装小型快速船〈ワンダ
ラー〉は,一路惑星アントリムへと向かって
いた。ペストなみの猛威をふるっている疫病
に対する抗生物質を,一刻も早く届けるのが
その任務である。だが,ケフェウス星区にあ
る“失われた植民惑星”のひとつアントリム
は,人類を快く思わない鳥人種族ハリチェク
連盟の宇宙艦隊によって,惑星封鎖されてい
たのだ! いかにして封鎖艦隊を突破し,抗
生物質をアントリムの人々に無事届けるか?
それこそが〈ワンダラー〉に課せられた難問
であった……好評のシリーズ外伝第二弾!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010667-3
00668/ K・H・シェール
オロスの男
【初版】 86/06/15
【タイトル】オロスの男 / DER MANN VON OROS
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1958年
【内容】第一次冥王星探険隊の宇宙船は,冥王星周回
軌道上で小衛星と衝突,大破した。かろうじ
て脱出した探険隊員たちは,氷に覆われた冥
王星上に仮設基地を築き,救助船を待ちなが
ら生きのびてきた。そして三年,基地のレー
ダーは冥王星に高速で近づく謎の物体をとら
えた。地表に激突したその物体の調査に赴い
た探険隊司令は,そこでゼラチン状の異形の
生物と遭遇,ただちに交戦状態に入った。だ
が人智を越えた知性と能力を持つ異星人は攻
撃をものともせず,司令の精神ばかりか肉体
までも乗っ取ってしまった!? ドイツSF界
の巨匠が迫真の筆致で描きだす傑作冒険SF
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010668-1
00669/ ジャック・ウ゛ァンス
夢幻の書
【初版】 86/06/30
◎魔王子:5
【タイトル】夢幻の書 / The Book of Dreams
【著者】ジャック・ヴァンス / Jack Vance
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】1981年
【内容】ガーセン生涯の怨敵、五人の〈魔王子〉も
いまやハワード・アラン・トリーソング一
人を残すのみとなった。いまこそガーセン
は、この神話と醜聞に彩られた悪の風雲児
の息の根を止め、復讐の本懐を遂げねばな
らない。偶然見かけた一枚の写真に、トリ
ーソングと覚しき人物と、宇宙を震撼させ
る彼の計略を感じとったガーセンは、すぐ
さま行動に移った! 奸智にたけたトリー
ソングを罠にかけるべく、ガーセンは配下
のコズモポリス社を隠れ蓑に、一世一代の
大芝居を打ったのだが……SF界きっての
名匠が17年の歳月をかけ綴りあげた、彫心
鏤骨の華麗なる復讐劇全五巻、堂々完結!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010669-X
00670/ ロバート・A・ハインライン
デリラと宇宙野郎たち
【初版】 86/06/30
◎未来史:1
【タイトル】デリラと宇宙野郎たち / The Past Through Tomorrow
【著者】ロバート・A・ハインライン / Robert A. Heinlein
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1967年
【内容】月へ行くことにとり憑かれた男デロス・D
・ハリマンが、月探検計画を推し進めるた
めに打った、一世一代の大博打――それは
月を売ることだった!? 月開発をめぐって
繰り広げられる悲喜劇を軸に、一人の男の
真摯な生き方を描く「月を売った男」はじ
め、宇宙ステーション建設に携わる宇宙の
荒らくれ男たちが直面したとんでもない事
件をユーモラスに綴る表題作「デリラと宇
宙野郎たち」、原子力発電所が抱える今日
的恐怖を鋭い問題意識で浮彫りにした「爆
発のとき」など、透徹した洞察力と確固た
る史観をもって築きあげられた〈未来史〉
シリーズの根幹をなす中短篇5篇を収録!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010670-3
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】生命線 / Life-Line
【初出】ASF誌1939年8月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】道路をとめるな / The Roads Must Roll
【初出】ASF誌1940年6月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】爆発のとき / Blowups Happen
【初出】ASF誌1940年9月号
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】月を売った男 / The Man Who Sold the Moon
【初出】1950年 短篇集『The Man Who Sold the Moon』
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】デリラと宇宙野郎たち / Delilah and the Space-Rigger
【初出】Blue Book誌1949年12月号
00671/ ローダン
ショックベース捜索隊
【初版】 86/07/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :121
○アンドロメダ
【タイトル】ショックベース捜索隊
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】アンドロ・ベータ星雲に潜入し,惑星アーク
ティスに秘密基地を築いたローダン一行は,
星雲からの撤退を余儀なくされた。生命体の
存在する惑星を次から次へと破壊するモビー
が何体も現われたのだ。だが,テラナーの科
学チームは,モビーを操るインパルスのベー
タ星雲内の恒星から発信されていることをつ
きとめた。ただちに九機のスペース=ジェッ
トが,インパルスの発信源と思われる九つの
ショックベースを捜索すべく発進する。その
一機,ドン・レッドホース大尉ひきいるSJ
4Cは,そこで三つの赤い巨大恒星が等間隔
で一直線に並ぶ奇妙な星系を発見したが!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010671-1
yes">1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ショックベース捜索隊 / FUENF VON DER CREST
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】沼沢惑星の謎 / DAS RAETSEL DES SUMPFPLANETEN
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
00672/ ウィリアム・ギブスン
ニューロマンサー
【初版】 86/07/15
【タイトル】ニューロマンサー / Neuromancer
【著者】ウィリアム・ギブスン / William Gibson
【訳者】黒丸尚 / Hisashi Kuroma
【初出】1984年
【内容】どんより濁った千葉シティの空の下、コン
ピュータ・ネットワークの織りなす電脳空
間を飛翔できた頃に思いをはせ、ケイスは
空虚な毎日を送っていた。今のケイスは、
コンピュータ・カウボーイ能力を奪われた
飢えた狼。だが、その能力を再生させる代
償に、ヤバイ仕事をやらないかという話が
舞いこんできた。きな臭さをかぎとりなが
らも、仕事を引き受けたケイスは、テクノ
ロジーとバイオレンスの支配する世界へと
否応なく引きずりこまれてゆく……期待の
大型新人が華麗かつ電撃的な文体を駆使し
て描きあげ、ヒューゴー、ネビュラ両賞を
独占した話題のサイバーパンクSF登場!
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1985年度:ヒューゴー賞Novel部門
・1984年度:ネビュラ賞Novel部門
・1984年度:フィリップ・K・ディック記念賞
・SFクロニクル誌読者賞
・ディトマー賞
・第18回(1987年):星雲賞海外長篇部門
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門11位
・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門17位
【ISBN】4-15-010672-X
00673/ ロバート・A・ハインライン
地球の緑の丘
【初版】 86/07/31
◎未来史:2
【タイトル】地球の緑の丘 / The Past Through Tomorrow
【著者】ロバート・A・ハインライン / Robert A. Heinlein
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1967年
【内容】盲目の吟遊詩人ライスリングが歌
う「地球の緑の丘」の調べは、宇
宙を行くものすべての上に、せつ
せつたる望郷の念を呼び起こす…
…名作の誉れ高い表題作はじめ、
“月を売った男”デロス・D・ハ
リマンの後日譚「鎮魂曲」、スゴ
腕の便利屋集団の活躍をユーモラ
スに描く「犬の散歩も引き受けま
す」など、宇宙に進出しはじめた
人類の夢と希望と冒険を、瑞々し
いタッチでつづる、ハインライン
中期の傑作中短篇11篇を収録!
〔2刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010673-8
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】宇宙操縦士 / Space Jockey
【初出】The Saturday Evening Post誌1947年4月26日号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】鎮魂曲 / Requiem
【初出】ASF誌1940年1月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】果てしない監視 / The Long Watch
【初出】American Legion Magazine誌1949年12月号
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】坐っていてくれ、諸君 / Gentlemen, Be Seated
【初出】Argosy誌1948年5月号
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】月の黒い穴 / The Black Pits of Luna
【初出】The Saturday Evening Post誌1948年1月10日号
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】帰郷 / It's Great to Be Back!
【初出】The Saturday Evening Post誌1947年7月26日号
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】犬の散歩も引き受けます / ---We Also Walk Dogs
【名義】アンスン・マクドナルド
【初出】ASF誌1941年7月号
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】サーチライト / Searchlight
【初出】Scientific American誌1962年8月号
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】宇宙での試練 / Ordeal in Space
【初出】Town & Country誌1948年5月号
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】地球の緑の丘 / The Green Hills of Earth
【初出】The Saturday Evening Post誌1947年2月8日号
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外短篇部門6位
・SFマガジン1998年1月号発表:海外短篇部門10位
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】帝国の論理 / Logic of Empire
【初出】ASF誌1941年3月号
00674/ アーシュラ・K・ル・グィン
所有せざる人々
【初版】 86/07/31
◎ハイニッシュ・ユニバース / Hainishe Universe
【タイトル】所有せざる人々 / The Dispossessed
【著者】アーシュラ・K・ル・グィン / Ursula K. Le Guin
【訳者】佐藤高子 / Takako Sato
【初出】1974年
【内容】恒星タウ・セティをめぐる二重惑星アナレ
スとウラス――だが、この姉妹星には共通
点はほとんどない。ウラスが長い歴史を誇
り生命にあふれた豊かな世界なら、アナレ
スは二世紀たらず前に植民されたばかりの
荒涼とした惑星であった。オドー主義者と
称する政治亡命者たちがウラスを離れ、ア
ナレスを切り開いたのだ。そしていま、一
人の男がアナレスを離れウラスへと旅立と
うとしていた。やがて全宇宙をつなぐ架け
橋となる一般時間理論を完成するために、
そして、ウラスとアナレスの間に存在する
壁をうちこわすために……。ヒューゴー賞
ネビュラ賞両賞受賞の栄誉に輝く傑作巨篇
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1975年度:ヒューゴー賞Novel部門
・1974年度:ネビュラ賞Novel部門
・1975年度:ローカス賞Novel部門
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門26位
・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門51位
【ISBN】4-15-010674-6
00675/ デイウ゛ィッド・ブリン
プラクティス・エフェクト
【初版】 86/07/31
【タイトル】プラクティス・エフェクト / The Practice Effect
【著者】デイヴィッド・ブリン / David Brin
【訳者】友枝康子 / Yasuko Tomoeda
【初出】1984年
【内容】時空を越えて地球と異世界をつなぐジーヴ
ァトロン――それこそ物理学の最先端、ジ
ーヴ効果を研究するサハラ工科大学で開発
された驚異の装置である。五ヵ月もの失敗
の末にジーヴァトロンは、地球に酷似した
異世界への道を開いた。だが、探検ロボッ
トによる調査が本格的に開始されたとき、
異世界側にある帰還装置が故障してしまっ
た。そこで一方通行となった装置を修理す
べく、少壮気鋭の科学者デニスは異世界を
めざすが、その世界は奇妙な法則、プラク
ティス効果に支配されていた!? 『スター
タイド・ライジング』でヒューゴー、ネビ
ュラ両賞受賞の俊英がはなつ傑作冒険SF
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・バルログ賞
【ISBN】4-15-010675-4
00676/ ローダン
宇宙偵察機008
【初版】 86/08/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :122
○アンドロメダ
【タイトル】宇宙偵察機008
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】怪物モビーを操るハイパー・インパルスの発
信源がついに判明した。ハイパー送信ステー
ションは,惑星グリームの衛星シーレンに設
置されていたのだ。ただちにメルバル・カソ
ムひきいる特別コマンドが送信ステーション
を破壊すべく,スペース=ジェット三機で出
発した。三千隻余りのツーノーザー警戒部隊
とモビー三体に守られたシーレンめざして。
カソムらはまずスーノーザー船一隻を乗っ取
り,その船でシーレン潜入を企てた。だが,
思いもよらぬ敵がカソムらを待ちうけていた
――何者かがコマンド部隊員五名をスペース
=ジェットごと誘拐してしまったのだ……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010676-2
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】宇宙偵察機008 / RAUMAUFKLAERER 008
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】時空を超越するもの / DIE KUGEL AUS ZEIT UND RAUM
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
00677/ A・バートラム・チャンドラー 暗黒星雲突破!
【初版】 86/08/15
◎銀河辺境/外伝 / Rim Worlds:3
【タイトル】暗黒星雲突破! / Nebula Alert
【著者】A・バートラム・チャンドラー / A. Bertram Chandler
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】1967年
【内容】トラフォードには、こんどの仕事は比較的楽
なように思われた。惑星カラケラから駐在大
使館員24人を、惑星イラリアへと送りとどけ
ればいいだけの仕事に思えたからだ。しかし
GLASSから請け負ったこの仕事が、やはりそ
れほど簡単にかたづくわけがなかった。故郷
イラリアに対する復讐の念に燃えるニュー・
イラリア人たちの武装歓待が〈ワンダラー〉
をハイジャックすべく、行手に待ちかまえて
いたのである! 超テレパシー能力を持つか
れらをふりきるため、〈ワンダラー〉はやむ
なく、いまだかつて生きて帰還した者のいな
い暗黒の馬頭星雲へと突入していったが……
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010677-0
00678/ 宇宙大作戦 ヴァルカン
【初版】 86/08/15
◎宇宙大作戦 / STAR TREK
○Original Novel
【タイトル】ヴァルカン / Vulcan!
【著者】キャスリーン・スカイ / Kathleen Sky
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1978年
【内容】宇宙連邦とロムラン帝国の間の中立宙域が,
磁場嵐のため移動をはじめた。惑星アラクネ
を含む恒星系が,このままではロムラン宙域
に入ってしまう。連邦政府はこの恒星系の知
的生命体の有無を調査するため,〈エンター
プライズ〉号を派遣した。知的生命体の存在
が確認されれば,なんとしてもロムラン帝国
による領有を避けなければならない。この任
務のため〈エンタープライズ〉号には連邦き
っての有能な女性科学者カタリア・トレメイ
ンが乗艦してきた。ところが,彼女は大のヴ
ァルカン人嫌いだった! 彼女とスポックと
の軋轢に,事態は思いもよらぬ方向へ……!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010678-9
00679/ A&B・ストルガツキー
収容所惑星
【初版】 86/08/15
【タイトル】収容所惑星 / ОБИТАЕМЫЙ ОСТРОВ
【著者】A&B・ストルガツキー / Arkady & Boris Strugatsky
【訳者】深見弾 / Dan Fukami
【初出】1972年
【内容】重くたれこめる熱気、胸の悪くなるような
腐臭、放射能に汚染された川、荒廃した大
地……思わぬ隕石事故でマクシムが不時着
したこの不毛の惑星こそ、宇宙の孤島、収
容所惑星だった! 住民は〈紅蓮創造者集
団〉と称する謎の権力者に支配され、不気
味に林立する塔がはなつ放射能によって、
操り人形と化している。地球帰還の望みを
絶たれたマクシムは、どん底にあえぐ人々
とともに戦うべく敢然と立ちあがったのだ
が……?! 現代ソビエトSFの第一人者が
異なる文明と遭遇したひとりの男の苦闘を
あますところなく描き、全世界にセンセー
ションを巻きおこした問題作ついに登場!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010679-7
00680/ ロバート・A・ハインライン
未知の地平線
【初版】 86/08/31
【タイトル】未知の地平線 / Beyond This Horizon
【著者】ロバート・A・ハインライン / Robert A. Heinlein
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1948年
ASF誌1942年4,5月号
【内容】時は23世紀。遺伝子操作が可能となり、す
べての病苦は克服され、人々は自由を享楽
していた。だが、このユートピアのような
地球社会に、反逆をいどむ集団があった。
自らを〈生き残りクラブ〉と称するかれら
の目的は、より機能的な社会をつくりあげ
ること。四世代以上にわたる遺伝子操作の
結果うまれたエリート種の一人でありなが
ら、現状にあきたらぬ若者ハミルトン・フ
ェリクスは、しだいにその運動に巻きこま
れてゆくが……巨匠ハインラインが、遺伝
子操作の問題に深く切りこみ、ありうべき
近未来社会の姿をリアルにかつヴィヴィッ
ドに描きあげた、記念すべき長篇第一作!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010680-0
00681/ ローダン ランドからの救難信号
【初版】 86/09/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :123
○アンドロメダ
【タイトル】ランドからの救難信号
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】ミュータント部隊のジョン・マーシャルとグ
ッキーを失神させてしまうほど強力なテレパ
シーが発せられた。しかもそのテレパシーの
内容は驚くべきものだった――“慈悲なき者
たちの慈悲”を求めているのである。どうや
ら大規模な集合生物が何者かに虐待されてい
るらしい。ただちにローダン一行はその救難
信号にこたえるべく、テレパシーの発信源、
アンドロ・ベータの辺境をめざした。やがて
ランド星系のただひとつの惑星が発信源であ
ると判明、搭載艇で着陸を企てる。だが、突
如あらわれた正体不明の宇宙船団が、思いも
よらぬ災厄をローダンらにもたらしたのだ!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010681-9
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ランドからの救難信号 / NOTRUFE AUS DEM NICHTS
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】制御ステーション・モドゥル / KONTROLLSTATION MODUL
【著者】H・G・エーヴェルス / H. G. Ewers
00682/ アーサー・C・クラーク 宇宙島へ行く少年
【初版】 86/09/15
【タイトル】宇宙島へ行く少年 / Island in the Sky
【著者】アーサー・C・クラーク / Arthur C. Clarke
【訳者】山高昭 / Akira Yamataka
【初出】1954年
【内容】司会のエルマー・シュミッツが、スポット
ライトをあびながら叫んだ。「それでは、
優勝者をご紹介しましょう、ロイ・マルカ
ムです!」興奮で体がしびれた。え、なぜ
かって? ぼくの名前だったからさ! そ
れに、このワールド航空主催の航空クイズ
番組に優勝したものは、世界中のでこへで
も、ただで旅行させてもらえることになっ
ていたからだ。もちろん、はじめから行き
先は決めてあった。ぼくの行きたいところ
はただひとつ――地上 500マイルに浮かぶ
島、宇宙ステーションだった! 大宇宙に
あこがれる少年の夢と冒険を、巨匠クラー
クが生き生きと描きだした傑作宇宙SF!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010682-7
00683/ ウォルター・テウ゛ィス
ふるさと遠く
【初版】 86/09/15
【タイトル】ふるさと遠く / Far from Home
【著者】ウォルター・テヴィス / Walter Tevis
【初出】1981年
【内容】アリゾナの公共プールの管理人が、奇蹟の
訪れに気づいたきっかけは、淡い海のにお
いだった。晴れわたった砂漠の町のプール
に、なぜ潮の香りが……? 名作の誉れ高
い表題作のほか、悪魔に論文を代筆させた
大学教授の物語「学者の弟子」、未来の自
分と電話で話した男の数奇な運命を描いた
「受話器のむこう側」、時間を超越した、
ふたりだけの世界に住みついてしまった恋
人たちの話「据置き家賃」など、映画『地
球に落ちてきた男』『ハスラー』の原作者
として名高いテヴィスが、都会的ユーモア
とウィットをまじえて軽妙かつロマンティ
ックに描きあげた傑作SF全13篇を結集!
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010683-5
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】据置き家賃 / Rent Control
【訳者】黒丸尚 / Hisashi Kuroma
【初出】オムニ誌1979年10月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】母の訪問 / A Visit From Mother
【訳者】黒丸尚 / Hisashi Kuroma
【初出】1981年本書
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】父さん / Daddy
【訳者】黒丸尚 / Hisashi Kuroma
【初出】1981年本書
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】マイラの昇天 / The Apotheosis of Myra
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】プレイボーイ誌1980年7月号
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】運がない / Out of Luck
【訳者】黒丸尚 / Hisashi Kuroma
【初出】オムニ誌1980年11月号
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】エコー / Echo
【訳者】黒丸尚 / Hisashi Kuroma
【初出】F&SF誌1980年10月号
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】幽明界に座して / Sitting in Limbo
【訳者】黒丸尚 / Hisashi Kuroma
【初出】1981年本書
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】受話器のむこう側 / The Other End of the Line
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】F&SF誌1961年11月号
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】おお弾み / The Big Bounce
【訳者】黒丸尚 / Hisashi Kuroma
【初出】ギャラクシイ誌1958年2月号
10 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】金煉瓦 / The Goldblick
【訳者】黒丸尚 / Hisashi Kuroma
【初出】イフ誌1957年6月号
11 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】“おやゆき”の“もしゆき” / The Ifth of Ooth
【訳者】黒丸尚 / Hisashi Kuroma
【初出】ギャラクシイ誌1957年4月号
12 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】学者の弟子 / The Scholar's Disciple
【訳者】黒丸尚 / Hisashi Kuroma
【初出】1969年
13 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ふるさと遠く / Far from Home
【訳者】伊藤典夫 / Norio Ito
【初出】F&SF誌1958年12月号
00684/ ロバート・A・ハインライン
動乱2100
【初版】 86/09/30
◎未来史:3
【タイトル】動乱2100 / The Past Through Tomorrow
【著者】ロバート・A・ハインライン / Robert A. Heinlein
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1967年
【内容】アメリカ合衆国全体が、一人の予言者によ
る専制政治下にあえぐ近未来。惑星間旅行
は中断され、きびしい検閲制度のもと、社
会は予言者とその側近にいいように操られ
ていた。しかし、自由を求める人々は、カ
バル党という地下組織を作っていたのだ。
なんとしても、この欺瞞に満ちた宗教専制
政治を打破し、個人の権利が保証される社
会をうちたてなければならない! だが…
…革命勢力と反革命勢力との激突を、ハイ
ンラインらしい緻密な構成で描く「もしこ
のまま続けば」、ミスター計算器ことアン
ディ・リビイが自分の才能にはじめて気が
つくことになる「不適格」ほか一篇を収録
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010684-3
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】もしこのまま続けば / If This Goes On---
【初出】ASF誌1940年2,3月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】疎外地 / Coventry
【初出】ASF誌1940年7月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】不適格 / Misfit
【初出】ASF誌1939年11月号
00685/ デイウ゛ィッド・ブリン
サンダイバー
【初版】 86/09/30
【タイトル】サンダイバー / Sundiver
【著者】デイヴィッド・ブリン / David Brin
【訳者】酒井昭伸 / Akinobu Sakai
【初出】1980年
【内容】太陽。6000度の表面温度。燃えたぎる核融
合の炎……その太陽に、知的生命が住みつ
いている!? そしてその種族こそが、人類
に知性を与えたのち姿を隠した謎の種族か
もしれない。この銀河史最大のミステリー
を解く鍵を求めて、〈サンダイバー計画〉
が実行に移された! かくして地球人科学
者ジェイコブ・デムワは、銀河列強種族ら
と鏡面球形船“サンシップ”に乗りこみ、
灼熱の業火が渦巻く炎熱地獄へと決死のダ
イビングを試みたのだが……!? ヒューゴ
ー、ネビュラ両賞受賞に輝く『スタータイ
ド・ライジング』とともに壮大な未来史を
構成する、俊英の傑作宇宙SFついに登場
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010685-1
00686/ ローダン
暗黒惑星モドゥル
【初版】 86/10/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :124
○アンドロメダ
【タイトル】暗黒惑星モドゥル
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】スヴェン・ヘンダーソンら五人のテラナーは
闇と氷に覆われた暗黒惑星で,化物のような
アンドロイド二万体に追いつめられていた。
暗黒惑星に隠されていた防衛陣地が,五人の
搭乗していたスペース=ジェットを撃墜した
のである。地表に激突,大破したスペース=
ジェットから五人はかろうじて脱出した。だ
が,暗黒惑星で次から次へと作りだされるア
ンドロイドの大群が五人を待ちうけていたの
だ。最新型戦闘服の強力なバリアと大型携行
ブラスターを駆使して逃げまわる五人に残さ
れた酸素はわずか七十六時間分。ローダンは
かれらを救出すべくグッキーを派遣した!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010686-X
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】暗黒惑星モドゥル / DER HERR DER ANDROIDEN
【著者】H・G・エーヴェルス / H. G. Ewers
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】生命を賭して / UNTER EINSATZ SEINES LEBENS
【著者】クラーク・ダールトン / Clark Darlton
00687/ 宇宙大作戦 閉鎖世界チャタリア
【初版】 86/10/15
◎宇宙大作戦 / STAR TREK
○Original Novel
【タイトル】閉鎖世界チャタリア / World Without End
【著者】ジョー・ホールドマン / Joe Holdeman
【訳者】斉藤伯好 / Noriyoshi Saito
【初出】1979年
【内容】定時航行中の〈エンタープライズ〉号は,特
殊な磁場に遭遇した。付近を探査したところ
小惑星大の航宙物体を発見,センサーによる
と,内部に知的生命体が存在するらしい。カ
ーク艦長は上陸班を率いて転送降下した。だ
が,チャタリア人と名のる異星人は,自分た
ちの球状世界の外に宇宙空間があるという事
実を認めようとしない。そのうえ,カークた
ちを異端の説を広めるものとして投獄してし
まった。ただちに,転送収容が計られたが,
物体の金属組成の影響か,一方通行にしか転
送が働かない。はたして,カーク艦長らは無
事にチャタリアから脱出できるのだろうか?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010687-8
00688/ アン・マキャフリイ
竜の歌
【初版】 86/10/31
◎パーンの竜騎士 / Pern :4
【タイトル】竜の歌 / Dragonsong
【著者】アン・マキャフリイ / Anne McCaffrey
【訳者】小尾芙佐 / Fusa Obi
【初出】1976年
【内容】老竪琴師ペティロンの死は、少女メノリに
とって大きな痛手だった。竪琴や歌を手ほ
どきしてくれ、いつもやさしかったペティ
ロン。城砦ノ太守でもある厳格な父親ヤナ
スと、口うるさい母親マビに囲まれた、退
屈な半円海ノ城砦の生活のなかで、かれだ
けが唯一の心の慰めだったのに。ペティロ
ンの葬送の儀式で、メノリは心をこめて弔
い歌を歌った。かれの死が自分の身にどの
ような運命をもたらすことになるか、なに
もわからないままに……竜と竜騎士族が人
びとを糸胞より守る惑星パーンを舞台に、
音楽の才能あふれる一人の少女の成長を情
感豊かに描きあげる、傑作シリーズ第4弾
〔初刷カバー裏解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門65位(シリーズとして)
【ISBN】4-15-010688-6
00689/ ジーン・ウルフ
拷問者の影
【初版】 86/10/31
◎新しい太陽の書:1
【タイトル】拷問者の影 / The Shadow of the Torturer
【著者】ジーン・ウルフ / Gene Wolfe
【訳者】岡部宏之 / Hiroyuki Okabe
【初出】1980年
【内容】遥かな未来、惑星ウールスの南半球を統治
する強大な〈共和国〉。その秩序に逆らう
者は誰であれ〈拷問者組合〉によって容赦
ない刑罰を施される掟になっていた。組合
の徒弟セヴェリアンは、かつて、はからず
も伝説的反逆者ヴォダルスの生命を救い、
今またその一味の美女の自殺に手を貸すと
いう大罪を犯して、組合を追放されてしま
う。名剣テルミヌス・エストを携え、壮大
な冒険に旅立ったセヴェリアンを待つもの
は? 名匠ウルフが華麗かつエキゾティッ
クな世界を見事に創りあげ、全SF・ファ
ンタジイ界を熱狂させた傑作四部作〈新し
い太陽の書〉は、ここにその幕を開ける!
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1981年度:世界幻想文学大賞Novel部門
・1982年度:イギリスSF協会賞Novel部門
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外長篇部門25位(シリーズとして)
・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門29位(シリーズとして)
00690/ ローダン
カリフ攻防戦
【初版】 86/11/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :125
○アンドロメダ
【タイトル】カリフ攻防戦
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】散弾転送星系に進出し、散弾転送機を入手し
たテラナーたちは、地球の月ほどもあるアス
テロイド・カリフの地下に基地を築いた。た
だちに五百人のエンジニアが送りこまれ、カ
リフにある転送機調整装置の調査が開始され
る。調整装置に組みこまれているはずの封鎖
機構を作動させないかぎり、敵の転送星系進
入を防ぐ術はないのだ。だがカリフの地下で
は、転送機を自由に使うエネルギー性の怪物
が徘徊しており、調査はまったく進まなかっ
た。やがてカリフの地表探知ステーションの
サイレンが響きわたる……強敵マークスの艦
隊が散弾転送星系に大挙して襲来したのだ!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010690-8
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】カリフ攻防戦 / DER GEIST DER MASCHINE
【著者】クルト・マール / Kurt Mahr
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】第六紀元 / DIE 6. EPOCHE
【著者】K・H・シェール / K. H. Scheer
00691/ J・G・バラード
ヴァーミリオン・サンズ
【初版】 86/11/15
【タイトル】ヴァーミリオン・サンズ / Vermilion Sands
【著者】J・G・バラード / J. G. Ballard
【初出】1971年
【内容】夢と狂気と倦怠に支配された砂漠のリゾー
ト、ヴァーミリオン・サンズには、詩人や
芸術家、映画スターや富豪が群れつどう。
彼らは、住人の心を反映して自在に姿を変
える向心理性の家で暮らし、音響彫刻や歌
う草花を愛好していた。晴れた日には、砂
上ヨットで砂エイ狩りや雲の彫刻を見物にラ
グーン・ウエストへと出かける。そこでは
コーラルDの雲の彫刻師たちが、色とりど
りのグライダーで飛びまわり、白い積雲に
一角獣や美しい映画女優の肖像を刻んでい
るのだ……イギリスSF界の鬼才バラード
が、エキゾティックなリゾートを舞台に奔
放な想像力と華麗な筆致で描く連作短篇集
〔初刷カバー裏解説より〕
【ISBN】4-15-010691-6
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】コーラルDの雲の彫刻師 / The Cloud-Sculptors of Coral D
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】F&SF誌1967年12月号
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】プリマ・ベラドンナ / Prima Belladonna
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】サイエンス・ファンタジイ誌1956年12月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】スクリーン・ゲーム / The Screen Game
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】ファンタスティック誌1963年10月号
4 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】歌う彫刻 / The Singing Statures
【訳者】村上博基 / Hiroki Murakami
【初出】ファンタスティック誌1962年7月号
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】希望の海、復讐の帆 / Cry Hope, Cry Fury!
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】F&SF誌1967年10月号
6 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ヴィーナスはほほえむ / Venus Smiles
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】ワールド・オブ・イフ誌1967年9月号
7 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】風にさよならをいおう / Say Goodbye to the Wind
【訳者】村上博基 / Hiroki Murakami
【初出】ファンタスティック誌1970年8月号
8 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】スターズのスタジオ5号 / Studio 5, The Stars
【訳者】浅倉久志 / Hisashi Asakura
【初出】サイエンス・ファンタジイ誌1961年2月号
9 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ステラヴィスタの千の夢 / The Thousand Dreams of Stellavista
【訳者】永井淳 / Jun Nagai
【初出】アメージング誌1962年3月号
00692/ アイザック・アシモフ
夜来たる
【初版】 86/11/30
【タイトル】夜来たる / Nightfall and other stories
【著者】アイザック・アシモフ / Isaac Asimov
【訳者】美濃透 / Toru Mino
【初出】1969年
【内容】二千年に一度の夜が訪れたとき、人々はど
う反応するだろうか……六つの太陽に囲ま
れた惑星ラガッシュを舞台に、“夜”の到
来がもたらすさまざまな人間模様を描き、
アシモフの短篇のなかでもベストの評価を
かち得た、SF史上に名高い表題作はじめ
理想的な植民惑星に見えたセイブルック星
にひそむ恐るべき陥穽をスリリングに綴る
「緑の斑点」、ほかの知的生命体と異なり
なぜ地球人のみが不死ではないのかを研究
する異星人がたどりついた皮肉な結論「ホ
ステス」など、バリエーション豊かな短篇
の数々を、著者の軽妙な詞書きにのせて贈
る、アシモフの面目躍如たる傑作短篇集!
〔2刷カバー裏解説より〕
【コメント】・本書は原書を『サリーはわが恋人』(SF778)と分冊
【ISBN】4-15-010692-4
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】夜来たる / Nightfall
【初出】ASF誌1941年9月号
【BEST】・SFマガジン1989年2月号発表:海外短篇部門13位
・SFマガジン1998年1月号発表:海外短篇部門12位
【映像】・1988年/米
ポール・メイヤースバーグ監督『暗闇がやってくる / Nightfall』
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】緑の斑点 / Green Patches
・初出時の題名 Misbegotten Missionary
【初出】ギャラクシイ・サイエンス・フィクション誌1950年11月号
3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ホステス / Hostess
【初出】ギャラクシイ・サイエンス・フィクション誌1951年5月号
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【タイトル】人間培養中 / Breeds There a Man...?
【初出】ASF誌1951年6月号
5 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】C−シュート / C-Chute
【初出】ギャラクシイ・サイエンス・フィクション誌1951年10月号
00693/ ラリイ・ニーウ゛ン
インテグラル・ツリー
【初版】 86/11/30
◎レシー・サーキット
【タイトル】インテグラル・ツリー / The Integral Trees
【著者】ラリイ・ニーヴン / Larry Niven
【訳者】小隈黎 / Rei Kozumi
【初出】1984年
・本作品は最初Analog誌1983年10月号〜1984年1月号に連載された
【内容】中性子星ヴォイの周囲をめぐる直径数万キ
ロの濃密な大気の輪〈スモーク・リング〉
は、奇怪な動植物にあふれた、自由落下状
態の楽園だった。なかを漂う巨大な積分記
号形の樹“インテグラル・ツリー”では、
地球からやってきた播種ラム・シップの乗
員の末裔たちが、牧歌的な暮らしを営んで
いる。だがそのクィン一族に、いま飢饉の
恐怖が忍びよろうとしていた。新たな食料
を見つけて一族を救うべく、壮大な旅に出
た若者たちが遭遇したものは? ハードS
Fの巨匠が『リングワールド』にまさると
も劣らぬ魅力的でカラフルな世界をみごと
に創造し、ファンを熱狂させた最新SF!
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・1985年度:ローカス賞SFNovel部門
【ISBN】4-15-010693-2
00694/ アンドレ・ノートン
ビースト・マスター
【初版】 86/11/30
◎ビースト・マスター:1
【タイトル】ビースト・マスター / The Beast Master
【著者】アンドレ・ノートン / Andre Norton
【訳者】山田忠
【初出】1959年
【内容】クシックスとの熾烈な星間大戦もついに終結
した。だが,勝利のために地球同盟軍が支払
った代価もまた大きかった。人類の故郷――
地球が,クシックス侵略軍の捨身の総攻撃に
よって破壊されたのだ! かくて帰るべき故
郷を失った地球人復員兵たちは,同盟に属す
るさまざまな植民惑星へと散っていった。銀
河コマンド部隊の“ビースト・マスター”ホ
ースチン・ストームもまた,そうした復員兵
のひとりだった。かれは,共に戦火をくぐり
ぬけた戦友――ビースト・チームの動物たち
をひきつれ,惑星アルゾルへと向かったのだ
が……女流作家が流麗に描く傑作冒険SF!
〔初刷巻頭解説より〕
【映像】・1982年/米=伊
ドン・コスカレリ監督
『ミラクルマスター 七つの大冒険 / The Beastmaster』
【ISBN】4-15-010694-0
00695/ ローダン
奪われた旗艦
【初版】 86/12/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :126
○アンドロメダ
【タイトル】奪われた旗艦
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】宇宙エンジニア,カラクが所有する修理ステ
ーションKA大サービスに《クレストIII》 は
停泊していた。十日あまりの交渉の末,ロー
ダンはようやくカラクと協定を結ぼうとして
いたのだ。だが,協定成立直前に飛来した宇
宙船三隻が,《クレストIII》 のすぐそばに墜
落,大破した。老朽化して飛ぶのもやっとの
宇宙船に搭乗していたのは,身長一メートル
の小人種族――更新人間だった。宇宙船の残
骸から次々に現われた千五百体もの更新人間
たちは,原始的な武器を手に《クレストIII》
めざし,突撃を開始する。かれらは無謀にも
太陽系帝国の旗艦の占領を企てていたのだ!?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010695-9
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】奪われた旗艦 / DIE ARMEE DER BIOSPALTER
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】更新人間たちの世界 / DIE WELT DER REGENERIERTEN
【著者】ウィリアム・フォルツ / William Voltz
00696/ A・バートラム・チャンドラー 時空漂流船現わる!
【初版】 86/12/15
◎銀河辺境/外伝 / Rim Worlds:4
【タイトル】時空漂流船現わる! / Contraband from Otherspace
【著者】A・バートラム・チャンドラー / A. Bertram Chandler
【訳者】関口幸男 / Yukio Sekiguchi
【初出】1967年
【内容】〈リム・ランナーズ〉の運航本部長、ジョン
・グライムズ准将に、軌道ステーション3か
ら緊急通信が入った。正体不明の宇宙船が一
隻、忽然と姿を現わし、ステーションからの
通信に応答しないばかりか、このままではロ
ーンの太陽へと突入してしまう軌道をつき進
んでいるという。グライムズ准将は、フォー
ローン宇宙港に待機中であった小型救難曳航
船〈リム・メームリュート〉をただちに出動
させ、監察宇宙軍の情報将校である妻のソニ
ア、精神波通信士のメイヒューをともなって
みずから調査におもむいた。だが、その謎の
漂流船には、怖るべき秘密が隠されていた!
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010696-7
00697/ フランク・ハーバート
デューン砂丘の大聖堂[1]
【初版】 86/12/31
◎デューン / Dune
【タイトル】デューン砂丘の大聖堂 / Chapterhouse:Dune
【著者】フランク・ハーバート / Frank Herbert
【訳者】矢野徹 / Tetsu Yano
【初出】1985年
【内容】惑星ラキスは誇りある女たちの攻撃で壊滅し
た。砂鱒も砂虫も,そこに住む人々も,すべ
てが絶滅したのだ。だが,ベネ・ゲセリット
はひそかに砂虫を一匹,自分たちの本拠地,
大聖堂惑星に運んでいた。大聖堂惑星を砂漠
化し,いつの日にか現われる無数の砂虫を待
つことと,将軍マイルズ・テグのゴーラを作
り,そのもともとの記憶を取りもどすこと―
―このふたつが,誇りある女たちへの切り札
となる。新たに教母長となったダーウィ・オ
ドレイドの計略は,着々と進行しているよう
にみえたが……熾烈さを増すベネ・ゲセリッ
トと誇りある女たちの攻防を描く第六部開幕
〔初刷巻頭解説より〕
【BEST】・SFマガジン1998年1月号発表:海外長篇部門27位(シリーズとして)
【ISBN】4-15-010697-5
00698/ ノーマン・スピンラッド
鉄の夢
【初版】 86/12/31
【タイトル】鉄の夢 / The Iron Dream
【著者】ノーマン・スピンラッド / Norman Spinrad
【訳者】荒俣宏 / Hiroshi Aramata
【初出】1972年
【内容】壮絶な核戦争が吹き荒れたのち、地球はミ
ュータントや交雑種の徘徊するこの世の地
獄と化していた。かろうじて生き残った人
類は、奇跡的に汚染をまぬがれた土地にヘ
ルドン大共和国を樹立していたが、この純
人間の牙城にも、ミュータントの魔手が迫
りつつあった。そして今、風前の灯のヘル
ドンを救うべく、一人の男が歴史に登場し
た。男は鉄の意志とカリスマ的指導力で、
ミュータント掃討に乗りだしたが……幻の
SF作家アドルフ・ヒトラー最後の傑作、
1954年度ヒューゴー賞受賞作『鉤十字の帝
王』を、鬼才スピンラッドがめくるめく構
成で紹介した、SF史上屈指の奇書登場!
〔初刷カバー裏解説より〕
【受賞】・アポロ賞
【ISBN】4-15-010698-3
00699/ ローダン
ジャングル惑星の罠
【初版】 87/01/15
◎宇宙英雄ローダン / Perry Rhodan :127
○アンドロメダ
【タイトル】ジャングル惑星の罠
【訳者】松谷健二 / Kenji Matsutani
【初出】1968年
【内容】パドラー、別称宇宙エンジニアのカラクの要
請にこたえ、《クレストIII》 は暗黒星雲ハー
デスをめざした。パドラーたちがハーデス内
に非難したという秘密通信を、カラクは八百
年前に受信していたのだ。巨大な修理ステー
ションをたったひとりで切り回しているカラ
クには、仲間が必要なのである。ハーデスで
ローダン一行は、海も砂漠もなくただ一面緑
におおわれたジャングル惑星を発見した。テ
レパスたちが惑星地表の脳波パターンを多数
キャッチするが、《クレストIII》 のさまざま
な通信に応答するものはいない。そこで搭載
艇で偵察を始めたローダンらを待つものは?
〔初刷巻頭解説より〕
【ISBN】4-15-010699-1
1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【タイトル】ジャングル惑星の罠 / VORSTOSS IN DIE DUNKELWELT
【著者】H・G・エーヴェルス / H. G. Ewers
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【タイトル】幽霊太陽 / DIE GEISTERSONNE
【著者】H・G・エーヴェルス / H. G. Ewers
00700/ カート・ウ゛ォネガット
母なる夜
【初版】 87/01/15
【タイトル】母なる夜 / Mother Night
【著者】カート・ヴォネガット・ジュニア / Kurt Vonnegut, Jr.
【訳者】飛田茂雄
【初出】1961年
【内容】第二次大戦中、ヒトラーの宣伝部員として
対米ラジオ放送のキャンペーンを行なった
新進劇作家、ハワード・W・キャンベル・ジ
ュニア――はたして彼は、本当に母国アメ
リカの裏切り者だったのか? 戦後15年を
経て、ニューヨークはグリニッチヴィレジ
で隠遁生活を送るキャンベルの脳裡に去来
するものは、真面目一方の会社人間の父、
アルコール依存症の母、そして何よりも、
美しい女優だった妻ヘルガへの想いであっ
た……鬼才ヴォネガットが、たくまざるユ
ーモアとシニカルなアイロニーに満ちたま
なざしで、自伝の名を借りて描く、時代の
趨勢に弄ばれた一人の知識人の内なる肖像
〔初刷カバー裏解説より〕
【映像】・『マザー・ナイト / Mother Night』
【ISBN】4-15-010700-9